おおしま あきらのブログ

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歯周病治療、インプラント治療に応用するヒアルロン酸注入療法

2014年07月03日 12時33分58秒 | 診療の特徴
1.歯周病治療、インプラント治療に応用するヒアルロン酸注入療法  
 歯周病治療に応用するヒアルロン酸注入療法は、歯周病で下がってしまった歯茎のスペース、経年的に痩せてしまった歯ぐきのスペース、矯正治療によって出来てしまった歯ぐきのスペース、インプラント治療によって出来てしまった歯ぐきのスペース、いわゆる「ブラックトライアングル」には、歯科専用のヒアルロン酸ピュアデント(PUREDENT, PUREDENT BG)を注入します。
痩せて硬くなった歯ぐきに新しいコラーゲン繊維が再生されることがすでに実証されています。


術前のブラックトライアングル



術後(ヒアルロン酸注入後の状態)







2.下がった歯ぐきを戻す歯科用ヒアルロン酸 ピュアデント
 ヒアルロン酸は、元々人間が持っている成分で、皮膚などにあるムコ多糖類と呼ばれるゼリー状の保湿性と弾力性のある成分です。
通常、ヒアルロン酸は美容皮膚科などで、シワを目立たせなくするためなどに使用されていますが、元々体内に存在する成分なので、安全性が高いのが特徴です。
 歯科用ヒアルロン酸ピュアデントは、ドイツで開発された歯科専用のヒアルロン酸です。
より弾力性がある架橋ヒアルロン酸を使用しているピュアデントBGは、歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭)が下がった部分の改善や、インプラント手術後のインプラントと歯ぐきの隙間の改善などに高い効果があります。





3.下がった歯茎を戻す歯科用ヒアルロン酸の特徴
1)安全性が高い。
 ヒアルロン酸は、元々体内にある成分で、アレルギーなどの心配がほとんどありませんので、アレルギーテストなどの事前検査の必要がありません。また、歯科用ヒアルロン酸ピュアデントは、動物から作られたヒアルロン酸ではなく、人間が持っているヒアルロン酸と同じ非動物性の天然物質から作られていますので安全です。
2)処置が痛くない。
 歯科用ヒアルロン酸を歯ぐきに注入する際には、事前に麻酔を行いますので、痛みはほとんど感じません。
3)処置後、赤みや腫れが出にくい。
 歯科用ヒアルロン酸を歯茎に注入した後は、赤みや腫れなどの症状が出ることは少なく、また、そのような症状が出た場合でも、ほとんどの場合、すぐに改善します。(個人差があります。)

4.下がった歯ぐきを戻す歯科用ヒアルロン酸の注意点
 下がった歯ぐきを元に戻す歯科用ヒアルロン酸には、いくつかの注意点があります。
1)歯ぐきの状態が良くないと使用できません。
 歯科用ヒアルロン酸は、健康な歯ぐきへの使用を前提としていますので、使用するには、歯ぐきの腫れや出血が無く、歯周ポケットが正常な深さの方が対象になります。
(歯ぐきが下がっていても、歯周ポケットが2~3mmと浅く、歯ぐきの腫れや出血がなければ、歯ぐきは概ね健康な状態です。)
ですので、上記以外の歯周病の方は、歯科用ヒアルロン酸を使用する前に、各種歯周病治療が必要になる場合があります。
2)歯ぐきが完全に戻らない場合もあります。
 歯ぐきの下がっている量が著しい、歯ぐき自体の厚さが薄いなどの個人差によって、歯ぐきの戻る程度が変わりますので、歯科用ヒアルロン酸を注入しても、歯と歯の間の隙間が完全に埋まらないなどの個人差が出る場合もあります。







3)効果は永久ではありません。
 ヒアルロン酸は、最終的には体内に吸収されてしまいますので、効果は永続的ではありません。歯と歯の間の歯肉の隙間(ブラックトライアングル)などが気になってきたら、再度注入が必要な場合もあります。

5.下がった歯ぐきを戻す歯科用ヒアルロン酸治療の手順
1)歯科用ヒアルロン酸を歯ぐきに注入する治療法は、1回の治療で2段階に分けてヒアルロン酸を歯肉に注入し、その処置を3週間おきに、3回以上繰り返します。
2)歯ぐきを麻酔した後に、歯茎の中ほどより歯に近い部分に、ヒアルロン酸を注入します。
3)次に歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭)にヒアルロン酸を注入します。
4)効果は、3回目以降の注入後、徐々に出てきますが、完全に歯と歯の間の歯肉が埋まるのには、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。また個人差によって、追加の注入が必要な場合や、完全に歯ぐきが埋まらない場合もあります。
また、歯ぐきの状態を維持するためには、3ヶ月に1回程度の歯と歯茎のクリーニングが必要です。

6.ヒアルロン酸注入療法
1回 1ml 50000円(税別)
 *ヒアルロン酸は16日~21日で周辺組織に吸収され、6か月~12か月の間効果を継続させます。使い続けることによってその継続期間は長くなります。


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大島 晃






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