人生は、スゴロクだ。:素朴な疑問で、
「割り箸を使用すると、森林破壊が進むので自分用の箸を持ち歩く。」と言った話を耳にすることがある。
一方で「間伐材があまっている、使い道がなく値段がつかない。」と言う話も。
間伐材を割り箸に出来ないのか?
という記事を読みました。(続きはリンク先でどうぞ)
コメントしようかと思いましたが、長くなりそうだし、この記事の紹介もしたかったのでTBします。
さて、皆さんは、割り箸を使っていますか?
nartoriginalさんが記事内で提案されているとおり、間伐材の割り箸は、あるんです。
では、割り箸は「森林破壊に繋がるから使わないほうがいい」のか、「間伐材を消費するので、使うほうが良い」のか・・・
一体どちらかなんでしょう?
筆者のnartoriginalさんは日常の「素朴な疑問」として取り上げてらっしゃいますが、これ、「割り箸論争」という議論が持ち上がるほどの大問題なんですよね。
割り箸は、そのほとんどが中国からの輸入です。
日本の間伐材を使用するより、その方が安価だからです。
中国では、森林を伐採して、日本への割り箸の供給を続けています。
こうした箸の利用が、中国での森林破壊に繋がっているのはまちがいのない事実です。
一方、あまった間伐材といえども、国産の木材、人件費を含む生産コストをかけて作った国産箸は単価が高くなります。
その差は、中国製が1膳約1.3円なのに対し、日本製は1膳5円。
間伐材を積極的に利用するという意味においては、国産の割り箸は有効かもしれません。
でも、単価の安い箸と高い箸。
飲食店やコンビニ・弁当産業でどちらが使われるかは一目瞭然でしょう。
「世の中に多く出回っている割り箸は森林破壊に繋がっているので極力使わない」
「使うのなら間伐材を使った国産品」
というのが妥当なところじゃないかなと思っています。
輸入箸と国産箸の価格差を埋めるため、箸に広告を入れる「アドバシ」という試みがあります。
実際の「モノ」の価格差を、広告という「実体のない価値」で埋めるという考え方は面白いなーと思います。
また、そういった森林の問題とは別に、外でお弁当を買い、出かけて外食する度に、ただ食べるためだけの道具である箸を使い捨てるという暮し方を続けていて本当にいいのかなあ?という気持も沸いてきます。
割り箸について興味のある方は、リンクを置いておきますのでいろいろ読んでみてくださいね。
割り箸から見た環境問題
※輸入と国産の箸の現状、問題点などが詳しい
NPO ECO MEDIA FOUNDATION
※「アドバシ」プロジェクトを推進するNPO
日本の森を守る間伐 -gooスローライフ
※Part4に「アドバシ」の記事があります
マイ箸クラブ
※シュトウマコトさんからのご紹介リンク
「割り箸を使用すると、森林破壊が進むので自分用の箸を持ち歩く。」と言った話を耳にすることがある。
一方で「間伐材があまっている、使い道がなく値段がつかない。」と言う話も。
間伐材を割り箸に出来ないのか?
という記事を読みました。(続きはリンク先でどうぞ)
コメントしようかと思いましたが、長くなりそうだし、この記事の紹介もしたかったのでTBします。
さて、皆さんは、割り箸を使っていますか?
nartoriginalさんが記事内で提案されているとおり、間伐材の割り箸は、あるんです。
では、割り箸は「森林破壊に繋がるから使わないほうがいい」のか、「間伐材を消費するので、使うほうが良い」のか・・・
一体どちらかなんでしょう?
筆者のnartoriginalさんは日常の「素朴な疑問」として取り上げてらっしゃいますが、これ、「割り箸論争」という議論が持ち上がるほどの大問題なんですよね。
割り箸は、そのほとんどが中国からの輸入です。
日本の間伐材を使用するより、その方が安価だからです。
中国では、森林を伐採して、日本への割り箸の供給を続けています。
こうした箸の利用が、中国での森林破壊に繋がっているのはまちがいのない事実です。
一方、あまった間伐材といえども、国産の木材、人件費を含む生産コストをかけて作った国産箸は単価が高くなります。
その差は、中国製が1膳約1.3円なのに対し、日本製は1膳5円。
間伐材を積極的に利用するという意味においては、国産の割り箸は有効かもしれません。
でも、単価の安い箸と高い箸。
飲食店やコンビニ・弁当産業でどちらが使われるかは一目瞭然でしょう。
「世の中に多く出回っている割り箸は森林破壊に繋がっているので極力使わない」
「使うのなら間伐材を使った国産品」
というのが妥当なところじゃないかなと思っています。
輸入箸と国産箸の価格差を埋めるため、箸に広告を入れる「アドバシ」という試みがあります。
実際の「モノ」の価格差を、広告という「実体のない価値」で埋めるという考え方は面白いなーと思います。
また、そういった森林の問題とは別に、外でお弁当を買い、出かけて外食する度に、ただ食べるためだけの道具である箸を使い捨てるという暮し方を続けていて本当にいいのかなあ?という気持も沸いてきます。
割り箸について興味のある方は、リンクを置いておきますのでいろいろ読んでみてくださいね。
割り箸から見た環境問題
※輸入と国産の箸の現状、問題点などが詳しい
NPO ECO MEDIA FOUNDATION
※「アドバシ」プロジェクトを推進するNPO
日本の森を守る間伐 -gooスローライフ
※Part4に「アドバシ」の記事があります
マイ箸クラブ
※シュトウマコトさんからのご紹介リンク
確かにそうかもしれません。
しかし「間伐材を積極的に利用すること」=「わりばし」ではないと思います。
つまり、間伐材を積極的に利用するためには、どんなやり方でもかまわないというわけではないですよね。
僕も間伐材を積極的に利用することには、完璧に賛成です。
もし、有効に間伐材を使った商品があるのならば、多少高価であろうが購入したいと思います。
しかし、国産だからとか、中国産だからという以前に、「わりばし」=「使い捨てのライフスタイル」には賛成できないと思うのです。
それにしても、間伐材って、何に使えるのでしょうね?
ちなみに、僕も付け加えて紹介です。
マイ箸クラブ
http://www.mother-earth.jp/myhashi/index.html
> 「間伐材を積極的に利用すること」=「わりばし」ではない
そのとおりだと思います。
結構、間伐材も色々な用途があるみたいですよ。
集成材は結構メジャーになってきているし、家具や木のおもちゃなども作られていて、素敵なのがあります。
自サイト紹介になっちゃいますが、gooスローライフの間伐のコンテンツでいろいろ紹介しています。
ioriさん、熊って最近町に沢山出没しているからみのお話でしょうか?
今年は、どんぐりなどの食べ物が少ないみたいですね。
このまえニュースで民家の柿をはしごしてまで食べているくまを見ましたが、これから冬眠に向けてエネルギーをためなくてはいけない時期ですものね。
極力割り箸をスーパーで断るようにしています。
それでも外食で割り箸が出てくる事はあるので、今まで無抵抗でした。マイお箸って手段もありますね。
間伐材、我が家のリフォームの際に壁一面を間伐材で覆ってみました。節つきの板なのですが、山小屋風になってとてもいい風合のお部屋になりました。
間伐材が余るって事にはならないでほしいですね。建材や家具など、長い命あるものに再生されて欲しいなぁ、と自分は思います。
割り箸ってやめる事できないんでしょうかね?
たしか韓国のストローやお箸はでんぷんでできていると聞きました。日本で見たことあるのは爪楊枝のみですが、木以外の材質でうまいこといくといいなぁと思います。
間伐材、もちろん利用法は割り箸だけではなくアイデア次第でいろいろありそうですね、ログハウスとかkeddyさんのようにリフォームに使うとか、木のおもちゃとか・・・
やはり問題になるのはコストでしょうか。
すでに間伐材の割り箸もあるとのことですが
その前に、割り箸を使う必要があるのか?
と言う疑問も出てきます、外食でもナイフやフォークは、使い捨てではないのになぜ箸は殆どの店で割り箸なのかな?
たまに、普通の箸を使っているところもありますけど。
かえって、節がいいアクセントになったり。
でんぷんでできた箸・・・って想像つかないんですが、プラスチックっぽいものでしょうか。
韓国のお箸は金属製のイメージが強いです。
nartoriginalさん、こちらこそ、楽しく読ませていただきTBさせてもらいました。ありがとうございます。
中華などだと、箸は四角くて長い象牙(風プラスチック)が多いですよね。
それなら、フォークやナイフと同じで何度も使えるのに。
現状として、割り箸の使用量は増えています。
ここに書き込みいただいている方々みたいに、「割り箸を使い捨てにするのって無駄じゃない?」と根本を見直す人が増えれば一番。
一方で、そういうアプローチは全体にはなかなか行き渡りにくいことも確か。
同じ使われるものなら、より負荷の小さいものを普及させていこう、という考え方が、「アドバシ」なんだと思っています。
さらに、ここにコメントを寄せている方々のように、「環境意識」がある方がもっと沢山いれば、状況はもっと変わります…が、実際は「ゴミのポイ捨て」「ゴミの分別が出来ない」ひどいのになると、信号待ちの車中から灰皿のタバコを道路に捨てる。これすら無くならいのですから、暗澹たるもいです。
中国っていえば、炭も日本に輸出していましたが、このほど「森林破壊」を理由に、炭の原料たる森林の伐採を禁止して、保護に乗り出すとか。日本の「炭」をうりにした外食産業は大変です。
でもね、日本の林業の現状からすれば「間伐材」もなかなかどうしてこれでも安いでしょうね。
あと、「森林破壊」には「過剰な保護」や「ほったらかしの雑木林」も入るので、こっちにも目を向けていただきたい。
なんにしても、「無くてもよい」のなら、使わないに越したことはないですね。
普通の箸ならいいんですけどね。
おっとっと!さんのご指摘のように、環境意識どころか最低限のゴミさえきちんと捨てられない人がいるというのは本当に困ったことです。
わたしの実家の近くの、行き止まりの空き地には、いつも車の中から捨てたらしいゴミが沢山落とされます。
ちょっと家まで持ち帰ったり、GSやコンビニのゴミ箱に捨てればすぐなのに。
以前、アメリカの大学の学食?で「紙製の濡れおぼり」が使われていた。当然、紙は森林破壊に繋がるからと、布製のおしぼりにしてリサイクル使用を始めた。
ところが、ある学生が「本当に環境に優しいのか?」と試算をしてみた。リサイクルに掛かるコスト(金銭的なコストではなく、電気、水、回収に掛かる車のガソリン、使われる石鹸など)。結果、総合的にみて「おしぼり」の方が地球環境にとってコストが掛かる事が判明。間伐材やケナフなど、資源としての木材に頼らない「紙製おしぼり」に戻す事になった
という記事をかなり前に読んだ。
日本はコスト計算というと「金額」しか考えない事が多い。しかし、全地球環境的に考えたコスト(環境負担という意味合いまで含めた)計算が必要な時代だと思う。
コンビニも「無料サービス」を廃止し、もっと環境に優しい「箸」を外食産業と共同で開発して「有償サービス」とするとか、拍手を送りたくなる事をやってみて欲しいと思う。
成長の早い「竹」を使った箸は環境に優しいと聞きますが、どうなんでしょうか。また、中国(上海と北京)に仕事で長期滞在した時、日本人が行く高級店では「割り箸」が出され、地元の人が行くお店は「洗った塗り箸」が出てきました。お店によっては「なんか箸に汚れが・・・」みたいな事があり、「使う前にナプキンで良く擦る」が作法となりました(笑)。しかも、拭いたナプキンを見ると・・・。 いつのまにか一緒に同行した何人かの日本人は、頑固親父と別行動を取るようになりました(笑)
九州の球磨村の森林組合に関する仕事をなんどかしましたが(展示施設の工事)、なかなか厳しい状況です。台風で倒された杉が何年も放置されたままになっています。けっこう育った木なのでもったいないと思うのですが、規定の太さまで育っていないので、手間を掛けて運び出しても割に合わないという。結局は、間伐材も含めてコストの問題がネックになるのが現状のようだ。
結局、コストに対する考え方が変わらないと変化は訪れないのか?
かといって、コストが抑えられるもの、より利益を生むものだけをよしとする考え方からは、企業も消費者も少しずつ脱却していかないと・・・ね。
環境負荷を含めたトータルコストで考えた結果、意外な方法が一番良いという、おしぼりの例のようなことも沢山あるでしょうね。
これだって、本当は各自が手を洗ってハンカチで拭けば一番良いはずです。でも、おしぼりの使用自体はなくなることはない。
同じ使われるものならどういう選択肢がいいのか、固定観念にとらわれずに模索するという態度が必要だということでしょう。