再び・甲野善紀先生の身体操法講座

昨年７月に武術研究家の甲野善紀先生の
「音楽家の為の身体操法講座」を受けに行き
体にかかっている無駄な負荷が開放され
コントロールされていく光景を見た時、
それはまるで手品を見ているような驚きでした。
しかも手品師だけが出来る技という訳ではなく、
簡単な日常の動作なら実際に自分の体にも適用できるという、
これは目からウロコがボロンボロン落ちる程に衝撃だったのです。

昨日はその講座がまた開催されるとの事で
またどんな事が目の前で繰り広げられるのか
ウキウキしながら江東区まで行ってきました。

前回は椅子が並べられ、壇上に先生が上がって講義をされていたのですが、
今回は会場の中心に先生が立ち、
その周りを受講者が取り囲み目の前で
実際の体の動きを見る事ができました。
またしても目からウロコがボロンボロン。
一つの動作に対して、たくさんの感覚が働いている事を
認識するとてもいい講座だったと思います。

講座終了後も先生の周りには沢山の受講生が集まり
あれやこれや質問していました。
次から次へと投げかけられる質問にも嫌な顔一つせず
むしろ、自分の気づいた身体の動きを人に伝え
人が驚いている様子を「ね？」「不思議でしょう？」と
問いかけ楽しんでいるかの様でした。
私もピアノを弾く時に気になっていた事を質問してみると
「こうしてみるといいですよ」
とあっさりと答えて頂きました。
当たり前の動作だと錯覚して余計な付加がかかっているという
認識がない事を痛感しました。

う～ん、身体って面白い！
この感覚を忘れないようにしないとなぁ。