Sliding Cafeマスターのブログ

ブラス録音完了

一人多重録音によるブラスセクション録音が完了しました。本当は一昨日だけで完了させる予定だったのですが、7管(フリューゲルホルン2本、フレンチホルン2本、トロンボーン2本、バストロンボーン)編成でダビング数が多く、日常的に吹いている楽器ではないフリューゲルとフレンチホルンは録音にかなりの時間を要してしまいました。こういう時のためにも、日頃からトロンボーン以外の楽器もきとんと練習しておく必要があるとつくづく思いました。

昨日はまずトロンボーンの録音からスタート。

いつものようにMacBook Proを中心としたモバイルレコーディングセットを近所のスタジオに持ち込んで録音を行いました。ボーカルやギターは自分のスタジオで録音しても全く問題ないのですが、ブラスはそれなりに広いスタジオでないと良い音で録れないので、ブラスは近所のスタジオを借りて録音するようにしています。特に一人多重録音の場合は多重録音臭さを低減させるためにも出来るだけ広い部屋で楽器の直接音だけでなく、部屋の響きもしっかり収録する必要があります。「空気も録る」ということが重要なんですね。昨日のスタジオは16帖。これくらいの広さがあればブラスらしい良い響きが録れます。トロンボーンはさくっと1時間ほどで録音完了(まぁ、本業ですから当たり前)。

次にフリューゲルホルンの録音。

かなり久々にフリューゲルを吹いたので、時間がかかってしまいました。ピッチ極めて悪し(練習不足もろバレ)。
フリューゲルですでに唇が終わった感が、、、。。

フリューゲル録音が完了した時点で残り1時間となってしまったので、バストロを少しだけ録音して、1日目の録音は終了。

で、本日2日目は、昨日の続きのバストロからスタート。昨日よりも広いスタジオで24帖。更に良い響きです。

昨日のフリューゲルで終わってしまった唇も回復したようで、バストロの鳴りは絶好調!ブリブリ鳴りまくり。

最後に今回のアレンジで最も肝となるフレンチホルン。

時間はかかりましたが、フリューゲルに比べれば容易に吹けたかな?
ホルンはトロンボーンと音域も近く、音色も似ているので、そういった部分で吹きやすいのだと思います。

以上で全パートの録音は終了。あとは録音テイクの編集とバランス調整を行って完了。
プロデューサー、歌手の方に気に入っていただけると良いのですが、、、。
自分としてはかなり良い感じのサウンドに仕上がったのではないかと思います。

久々に本格的なブラス多重録音を行い大変疲れましたが、この2日間はとても楽しかったです。
このような機会をもっと増やしていけるよう(宣伝、営業活動含めて)頑張りたいと思います。
一人多重録音によるブラスセクションにはまた独自のサウンドがありますから。

今回の反省としては、こういう時に備えて日頃からフリューゲル、ホルンも真面目に練習しておくこと。コレに尽きます。

日々精進。

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