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SKYKUDO

日々の出来事,思いを綴る

村上春樹を読む

2013-04-21 08:16:52 | 読書
四月下旬だというのに、外は雪景色。
地球全体の環境も、私の今と同じように不安定な感じがします。

以前このブログでも紹介しましたが、精神が混乱してくると、なぜか村上春樹を読みたくなります。
そしてタイミングよく、新作が発表。
その日にうちに購入、すぐに読んでみました。



今回の作品は、村上さんの作品にしては、大変読みやすく共感できるものでした。
いつもみたいに、「??」という部分が少なく、彼の想像力についていけないという部分が少なかったと思います。

今回も終末は解決しない事柄が多く、ミステリーファンなどにとってはすっきりしない形で終わっていますが、それもまた村上さんらしく、私にとっては好感が持てます。

昨日自転車に乗ればよかった…。
昨日は、桜の木の下で、永井龍雲を聞いていました。


宮本輝 「錦繍」

2013-04-14 06:44:23 | 読書
久しぶりに恋愛小説なるものを読んでみました。
離婚した二人の書簡だけで構成されており、過去の清算に苦しむ心のうちが、美しい文章で表現されていました。

30年前の作品だと聞きましたが、いい作品は色あせしませんね。
今日から、村上春樹の新作を読みます。

錦繍(宮本輝)



宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」読了

2013-01-14 08:40:06 | 読書
やっと読み終わった…。
年末の休暇から読み始めて,昨夜の9時に読了。


内容については伏せておきます。
現実的には,こんな中学生はいませんが…。
最後の結審の際には,少し感動…。







素晴らしい本に出逢う

2012-08-19 13:00:56 | 読書
灼熱地獄のようだった17日の職場。(気温計は32度,しかも高湿度)
17時過ぎ,勤務を終えた安堵感を味わいながら,涼を求めて本屋へ向かった。


出逢った本は,「影法師(百田尚樹作)」

百田尚樹さんの小説といえば,映画化される「永遠のゼロ」が有名。
この物語も実に良かったが,この影法師もまた素晴らしかった。

最後の数ページ,感動で身動きできず。
辛い夏だったけど,少しは元気が出た。









空を眺めると,少しずつ秋の気配がしますね。


正直な伝記

2011-12-18 08:47:52 | 読書
金曜日の夜は,職場の忘年会。
今年一番の寒気の到来で,仙台は冷凍庫に入っているようだった。
料理もお酒も美味かった。
大満足で地下鉄を出て,バス停に行って並んでいてもバスがなかなか来ない。
家に着いた頃には,体もすっかり冷え切ってしまった。

昨日は,読んでいなかった新聞に目を通し,その後ゆっくり読書。
読んでいたのは,あの方の公式伝記です。

ウォルター・アイザックソン
講談社
発売日:2011-10-25



伝記となると,その方の良さを誇張し,美化しすぎる傾向があるが,この本には,ジョブズの良い面も悪い面も正直に載せてある。
他人を思いやることのできない性格,美や品質への異常なまでのこだわり,ナンバープレートのない自家用車,激しい感情の起伏…等,ジョブズは決して松下さんのような人格者ではなかったようだ。

彼の価値観の一つに,「物事を突き詰めて行くとシンプルになる」というものがある。
アップル製品には,彼の意思がよく具現化されており,Windowsパソコンを使ったあとにAppleを使うとよく分かる。
こんなことを言ってばかりいると,「Mac親父」と言われそうだけど…。

2巻を読むのが楽しみだ。冬休みに暖かい部屋でゆっくり読みたいね。