午後の出張が突然取り止めになり,月曜日に延期となりました。そのお陰で時間ができ,突然の入院となった身内のお世話に大学病院へ通うことができました。昔お世話になった恩返しができ,出張の延期は,私には好都合でしたね。それにしても,冬の大学病院というのは,廊下が冷え冷えとし,気分が滅入ります。できれば一生来たくありません。
さて,明日からセンター試験。
我が家の娘も受験です。親としては何もできませんが,普段通りの夜を遅れるように,本日の飲み会はキャンセルしました。
「オヤジなんていない方がいい」なんて言われそうですが…。
こうしてパソコンのそばに座ると,「大学入試センター」というキーワードを検索欄に入れ,頼まれもしないのに,受験の留意事項を調べてしまいます。
「マスクの準備した?,お茶は持っていくの?,受験票や写真表は…」
とリビングで勉強している娘に確認したいところですが,全身から「話しかけるなオーラ」が出ていて,無理ですねえ。
オヤジなんてなんの役にも立ちません。
自宅から試験場に通えるのは,いいですね。まあ,車での送迎となりますが…。
私の場合は,県北の山奥なので,友達数人と仙台川内の試験場のそばに宿を取っての受験でした。
広瀬川の橋の上を当日の朝,歩いた記憶があります。
「共通一次」と呼ばれた試験で,私が受験したのは,3年目のときでした。
友達との宿泊では,勉強する雰囲気にはなりませんでした。でも,あの時一緒に泊まった仲間の一人は,東大現役合格。
「高校始まって以来の快挙だ」と先生方が大喜びでした。あの塾や予備校もない田舎町からの東大でしたので,私もその友人のすごさに驚いたものでした。今はたしかビール会社に務めているはず。
二日目はものすごい寒波で,試験が終わった後,雪が舞う中を,バスに揺られて帰ったことも覚えています。
自宅までのバスがなく,10キロメートル離れた停留所で降りると,父の運転する車が駐車場に一台とまっていました。
あれから29年。
自分の子どもがセンター試験を受ける時が来たんですね。
自分が受けたときより,なぜか緊張してます。