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さくらの合格体験記。

2024-01-16 | 日記

個人の学力によって方針を調整できる1:1の授業は本当に魅力的でした。自分の解答する過程を先生に見てもらいながら授業を受けることで、正確な答えを出すだけにとどまらず、正確な解答の過程を作り出す力を養えます。本質をきちんと理解して本番でも正しい解答や公式自体を導けるようになる勉強法を普段からやっておくと良いと思います。

先生との「ほっ」とできる時間も大切。

 


自分で考える時間をつくることが大事~受け身から能動的学習へ~

2023-09-11 | 日記

「うちの子、成績がなかなか上がらないんです。塾にも通わせて、学校の先生も熱心に指導してくださっているのに……。やっぱり、地頭が悪いんでしょうか?」

僕は親御さんからこんな質問をよくいただきます。いろんな学校・いろんな地域で同じようなことを聞くので、普遍的に多くの親御さんがお悩みなのではないかと思います。

実はこの質問、前提条件が間違っている可能性があります。ずばり、「先生や塾の講師が、熱心に勉強を教えているから、成績が下がっている」可能性があるのです。

今回は、「教えるから頭が悪くなる」ということについてみなさんにお話ししたいと思います。

先生の授業を聞くと、頭はよくなる?

まず、みなさんに1つ質問をさせてください。

「先生の授業を聞くと、頭がよくなる」

これは、○でしょうか?×でしょうか?

おそらく多くの人は「○」と答えると思いますが、よく考えてみてください。たとえばこの記事を読んでいる人が大人の方だったとして、10年以上前の授業の内容を覚えていますか?

「1ミリも覚えていない」「断片的になんとなく思い出せるが、まったく再現できない」という人のほうが多いのではないでしょうか。

「頭がよくなる」というのは、「新しい知識を得て、知らなかったことがわかり、問題解決に生かすことができるようになること」だと定義できます。

この定義で考えた場合に、少し年月が経ったら忘れてしまうような学校の授業は、はたして「頭がよくなる」と言えるのでしょうか?

もちろん僕は、「授業が無駄だ」と言いたいわけではありません。

ですが、そもそも多くの人は、「頭がよくなる瞬間」というものを間違えて解釈していると思っています。

これは教育学的に証明されている話なのですが、人間が物事を記憶したり、知識を生かせる状態になるのは、知識をインプットしている瞬間ではなく、アウトプットしている瞬間です。

たとえば先生の授業を聞いたり、教科書を読んでいるだけでは、あまり記憶には定着せず、問題を解くこともできません。

情報を自分の中に取り入れる「インプット」の時間では、頭はよくならないのです。その内容を自分なりに咀嚼して、問題を解いたり、ノートを取ったり、人に説明したりして、情報を自分の中から外に出す「アウトプット」の時間にこそ、頭はよくなっていきます。

人の話を聞くだけでは覚えられない

実際に、コロンビア大学では、「覚えるべき事柄をインプットする時間とアウトプットする時間を計り、実験者たちがどれくらいの割合のときに一番成績が高いのかを計測する実験」が行われました。そのときに、「インプットの割合が3割・アウトプットの割合が7割」のときに、いちばん記憶に定着することがわかったのです。

要するに、人の話を読んだり聞いたりしているだけでは人は物事を全然覚えられず、問題を解いたり説明したりしているときのほうが物事を覚えやすいのです。

この話を知っていただいたうえで、同じ質問をさせてください。

「授業を聞くと、頭がよくなる」。これは、○でしょうか?×でしょうか?

僕はこの問いの答えが×だとは思っていません。ですが、「授業を聞くだけでは、頭はよくならない」というのは明確ではないかと思います。

真に頭がよくなるのは、人から何かを教わっているときではなく、自習の時間です。自分で時間をコントロールして、自分で考えて、自分なりに咀嚼して、ノートにまとめたり、問題を解く時間が長くないと、成績は上がらないのです。

結局先生がどんなにいい授業・わかりやすい授業をしたとしても、それを受ける生徒が家に帰ってからその授業を咀嚼したり復習したりする時間がないと、成績は伸び悩んでしまうんですね。

これを象徴するような話として、「自称進学校のジレンマ」というものがあります。

生徒の成績を上げるために、普段から先生が熱意を持って生徒指導をしていて、かなり強い口調で「この学校は進学校だから、サボらずに勉強をするんだ!」と言い、課題や授業の数が他の学校に比べてかなり多い学校のことを、「自称進学校」と揶揄する風潮があります。そう揶揄される学校であればあるほど、逆に生徒の成績が伸び悩む場合がある、という話です。

アウトプットの時間が足りない

なぜこんなことが起こるかというと、メカニズムは簡単です。

先生が熱意を持っているので、こうした学校では「放課後にも講習をやろう」「もっと授業を増やそう」と、生徒に教える時間を伸ばす傾向にあります。

「平日も夜まで授業をしよう」「土曜日もみっちり勉強を教えよう」と、どんどん授業の時間が増えていって、生徒はインプットの時間が長くなっていきます。人の話を聞く時間ばかりが取られるようになって、アウトプットや復習の時間が取れなくなってしまいます。そうすると、いくらいい授業を聞いていたとしても消化不良で終わってしまい、普通よりも成績が下がってしまうのです。

これは、親御さんが勉強を教えている場合も同様です。どんなに親御さんの頭がよくていい授業ができる場合でも、子どもの自習の時間が減れば、当たり前のように成績は下がります。

親御さんが熱心に勉強を教えれば教えるほど、子どもはアウトプットの時間が取れず、勉強の成績が下がってしまうのです。

同じように、塾に通っている生徒の中でも、熱意のある生徒のほうが、なぜか成績が下がってしまう場合があります。意欲があるので塾の授業を取りまくり、真面目に授業を聞いてはいるのですが、授業数が多くてアウトプットや復習の時間が取れなくなってしまい、塾に通っていないときよりも成績を下げてしまう場合があるのです。

こうした現象の話を聞くと、「授業を聞くと、頭がよくなる」は必ずしも「○」ではないということがわかってもらえるのではないでしょうか?

さらに言えば、教わる時間が長くなれば長くなるほど、子どもたちは「答えを覚える勉強」が主眼になってしまいます。

授業では、多くの先生たちは「こういう問題にはこう対処するんだ」「こう聞かれたらこう答えるんだ」という指導を行います。

そうすると、「Aという問題にはBと答えるんだな」と、知識として答えを暗記する勉強が主になっていきます。こうなると、「A」という問題が応用されて出題された「A`」の問題には対処できないんですよね。

例えば、こんな話があります。1×1~9×9の、81個の計算を覚える「九九」ですが、この九九を、「いいか、7×8は56だぞ!」と親や先生が細かく指導し、他人がバックアップして覚える経験をした子は、他の子に比べて早く九九を暗記できます。

しかし「じゃあ、70×8は?」というように、九九を応用した問題に対しては、即答できず「覚えてない」「紙に書いて計算する!」と言ってしまう場合が多くなるのだそうです。細かく「こう来たらこうだぞ!」と教わりすぎて、逆に自分の頭で応用する力が衰えてしまうわけです。

自分で考える時間をつくることが大事

これはもちろん、本質を教えず子どもに暗記をさせてしまう、指導の仕方自体が悪かったということもあるのだと思いますが、「えっと、7個のものが8セットあったら……56個か」「7個のものが7セットあったときは49個で、それに7個足した状態ってことか」というように、本人が自分の頭の中で考える時間を取ってあげることも重要なのです。

「教えすぎる」と成績が下がるため、自分で考える時間=自習の時間を取らないといけないというわけです。

「うちの子、成績がなかなか上がらないんです。塾にも通わせて、学校の先生も熱心に指導してくださっているのに……。やっぱり、地頭が悪いんでしょうか?」

というふうに悩んだら、その子が今どれくらい自習の時間を作れているのかを考えてあげる必要があります。

塾や授業を詰め込みすぎているのであれば、あえてその時間を減らしてあげることも有効な手立てなのかもしれません。


高校数学の基本書(デジタル教科書:PDF)(さくら教育研究所)

2023-06-14 | 日記

累計395万ダウンロードを達成した数学テキスト

 

★高校数学の基礎演習(デジタル演習書:PDF)★

・5パターン+4の数学テキストをご紹介します。 skype体験授業をどうぞ!

数学1A(xmb01)  

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数学1A2B・ノート(xma02)


★高校数学の基本書(デジタル教科書:PDF)★

2次関数

三角比

論理と集合

平面図形

場合の数と確率

三角関数

図形と方程式

数列

平面ベクトル

空間ベクトル

指数関数と対数関数

数Ⅱ 微積分

数Ⅲ 極限

数Ⅲ 微分法

数Ⅲ 微分法の応用

数Ⅲ 積分法とその応用

数Ⅲ 発展事項

式と曲線

 


さくらの合格体験記

2023-03-09 | 日記

現役時は全て落ちました。その悔しさから浪人が決まった3月から勉強を始め、全教科の基本事項の見直しをしました。いま振り返ると、基本を見直したことが授業の土台となり授業についていきやすかったので、早い時期に各教科の基礎問題演習をおすすめします。私は計画を立てるのが苦手だったのですが、個別カリキュラムがあることで進度別にどのテキストを使えばいいのかが分かり、集中的に取り組めたことが合格につながったのだと思います。

生徒と先生の距離の近さを活かし、弱点を克服。

 


大学入試・小論文・AO入試・推薦入試・対策講座を開講中!(さくら教育研究所)2

2023-03-02 | 日記

・今後、原子力発電をどのように活用していくべきかについて、200字以内で論ぜよ。

原子力発電は、地球温暖化防止やエネルギー需要の増大に対応するための重要なエネルギー源であるが、同時に安全性や核廃棄物処理の課題も存在する。今後は、より安全性が高く、核廃棄物処理も解決された新しい原子力発電技術の開発が求められる。また、再生可能エネルギーとの組み合わせや、エネルギーの効率的な利用による需要の削減なども必要である。重要なのは、エネルギーの安定供給を確保しつつ、環境や安全性に配慮したエネルギー政策を練り上げていくことである。

・We will discuss how to use nuclear power in the future in 200 characters.

Nuclear power generation is an important energy source for preventing global warming and increasing energy demand, but at the same time, there are issues for safety and nuclear waste disposal. In the future, it is necessary to develop a new nuclear power generation technology that is more secure and resolved nuclear waste treatment. It is also necessary to combine with renewable energy and reduce demand by efficient use of energy. The important thing is to secure energy stable supply and to create an energy policy in consideration of the environment and safety.

・今後、原子力発電をどのように活用していくべきかについて、400字以内で論ぜよ。

原子力発電は、多くの国でエネルギー供給源として使用されています。しかし、安全性や核廃棄物処理の課題があり、事故の影響は大きく、長期的な影響も考慮する必要があります。したがって、今後の原子力発電においては、以下の点が重要となります。

まず第一に、安全性を確保することが求められます。原子力発電所の建設・運用にあたっては、徹底した安全管理が必要であり、信頼性の高い技術を使用することが重要です。また、防災対策や事故発生時の迅速な対応なども重要です。

第二に、核廃棄物処理に対する取り組みが必要です。現在、使用済み燃料の最終処分方法には課題がありますが、高度な技術の開発や、国際的な協力による解決が必要となります。

第三に、再生可能エネルギーとの組み合わせが求められます。原子力発電は、天然資源に頼らず、大量のエネルギーを生産できるため、再生可能エネルギーと組み合わせることで、エネルギーの安定供給を確保することができます。

最後に、エネルギーの効率的な利用による需要の削減も重要です。省エネルギーや自然エネルギーの利用など、エネルギーの効率的な利用によって、エネルギー需要を減らすことができます。

以上のように、原子力発電を活用するには、安全性・核廃棄物処理、再生可能エネルギーとの組み合わせ、エネルギーの効率的な利用など、多岐にわたる課題を解決する必要があります。また、環境や社会的な要請にも十分に対応したエネルギー政策の練り上げが必要となります。

・今後、原子力発電をどのように活用していくべきかについて、600字以内で論ぜよ。

原子力発電は、エネルギーの安定供給やCO2削減の観点から重要な役割を果たしてきました。しかし、福島第一原発事故以降、原子力発電に対する不安や批判が高まり、再稼働や新規建設には多くの問題があります。そこで今後、原子力発電をどのように活用していくべきかについて、以下に論じます。

まず、原子力発電には、火力発電などの発電方法に比べて、大量のCO2排出を削減するというメリットがあります。そのため、環境問題を解決する上で重要な役割を果たすことができます。また、電力供給の安定性が高く、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーに比べて、電力需要が高い時間帯にも安定した電力供給が可能です。

しかしながら、原子力発電には、事故のリスクや放射能汚染の問題など、多くの課題があります。そのため、原子力発電の再稼働や新規建設には、安全性確保や地元住民の合意形成が必要です。また、廃棄物の処理問題もあり、長期的な視野での解決策が求められます。

今後、原子力発電を活用するにあたっては、まず安全性確保が最優先課題となります。原子力発電所の運転や設備の点検・修理において、厳格な規制や管理が必要です。また、原発周辺地域の住民の安全を確保するためには、適切な避難計画や緊急時の対応体制の整備も重要です。

また、原子力発電の代替として再生可能エネルギーの利用が進められていますが、これらのエネルギー源は太陽光や風力発電など、天候や季節に左右されることがあります。そのため、原子力発電による安定した電力供給が必要とされる場合があります。再生可能エネルギーと原子力発電を組み合わせたエネルギー政策も検討されています。例えば、再生可能エネルギーの発電量が少ない時期には、原子力発電を活用し、再生可能エネルギーが十分な時期には原子力発電所を休止するなど、需要に応じた運用が考えられます。

また、原子力発電の廃棄物処理についても、長期的な視野での解決策が必要です。高レベル放射性廃棄物の最終処分場は、地下深くに埋設することが一般的な方法ですが、適切な場所の選定や処分方法の確立など、多くの課題があります。そのため、国際的な協力や技術開発が必要です。

以上のように、原子力発電を今後も活用していくためには、安全性確保や再生可能エネルギーとの組み合わせ、廃棄物処理など、多くの課題があります。しかし、エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、原子力発電が果たす役割は大きいため、適切な対策を講じながら、今後も利用を検討する必要があるでしょう。


村上春樹のノルウェイの森を読んだ感想を、1000字以内で論ぜよ。(さくら教育研究所)

2023-02-03 | 日記

村上春樹の小説『ノルウェイの森』は、学生時代に恋人を亡くした主人公トオルの心の葛藤と成長を描いた物語である。小説を通じて、人間の苦悩や孤独、そして自己発見について深い洞察を与えてくれる。

本作は、トオルが東京から友人であるワタナベとともに京都へと移り住み、そこで出会った二人の女性、直子とレイコとの交流を通じて物語が進行する。トオルが恋に落ちた直子は、彼女の周りに不幸な出来事が次々と起こる中、苦しみに打ち勝ち、生きる力を見せる。一方、トオルの学生時代の恋人であるナオコは、幼いころのトラウマから自殺してしまった。トオルは、ナオコとの切ない思い出を胸に、彼女の死から逃げることができず、彼女との関係を乗り越えるために長い時間をかけて自己発見をする。

本作の大きなテーマの一つは、人間の心の葛藤や苦悩についてである。トオルは、ナオコの死によって引き起こされた深い悲しみや孤独感に苦しむ一方で、直子の心の闇やレイコの自分自身との向き合い方にも直面する。このような苦悩を通じて、トオルは自分自身の内面を深く掘り下げることで、自己発見を果たし、自己肯定感を高めることができた。

また、本作は、現代社会における孤独や人間関係の複雑さについても言及している。トオルや直子たちのように、多くの人々が現代社会の中で孤独を感じ、自分自身と向き合うことが必要とされている。本作は、このような社会的問題について深く考えさせられる小説である。

全体的に、『ノルウェイの森』は、村上春樹の独自のスタイルで、人間の内面に光を当てた深い物語である。トオルや直子、レイコなどの人物描写は、それぞれが抱える苦悩や心の闇に向き合いながらも、生きることを選び、自分自身を取り戻していく姿が描かれており、読者に強い感銘を与える。また、小説の中で描かれる風景や音楽によって、物語の世界観がより深く描かれ、読者を物語に引き込む効果もある。

しかしながら、本作には少し読みにくい箇所があると感じた。特に、トオルとナオコの過去に関する描写は、物語の中心となる重要な要素であるにもかかわらず、情報が少しずつ散らばっているため、理解するのに時間がかかる部分がある。

それでも、『ノルウェイの森』は、深い哲学的テーマや心理描写、独特な文体など、村上春樹の作品らしい魅力がたくさん詰まった傑作である。読者は、トオルや直子たちの心の動きを追いながら、自分自身の内面に向き合い、人間としての意味を考えさせられることだろう。

Haruki Murakami's novel "Norwegian Wood" is a story that depicts the emotional conflict and growth of the main character, Toru, who lost his lover when he was a student. Through his novels, he offers a deep insight into human suffering, loneliness, and self-discovery.

In this work, Toru moves from Tokyo to Kyoto with his friend Watanabe, and the story progresses through the interaction between two women, Naoko and Reiko, whom he met there. Naoko, whom Toru falls in love with, overcomes her suffering and shows her strength to live while misfortunes occur one after another around her. On the other hand, Naoko, Toru's school sweetheart, committed suicide due to childhood trauma. With painful memories of her Naoko in his heart, Toru, unable to escape her death, spends a long time discovering herself in order to get over her relationship.

One of the major themes of this work is about the conflicts and anguish of the human heart. While Toru struggles with the grief and loneliness caused by Naoko's death, he also confronts Naoko's darkness and Reiko's way of dealing with herself. Through such anguish, Toru was able to achieve his self-discovery and increase his self-esteem by digging deep within himself.

The film also addresses loneliness and the complexity of human relationships in modern society. Like Toru and Naoko, many people feel lonely in modern society and need to face themselves. This work is a novel that makes you think deeply about such social issues.

Overall, Norwegian Wood is a profound story that shines a light on the inner human being in Haruki Murakami's own style. The portrayals of characters such as Toru, Naoko, and Reiko leave a strong impression on readers as they choose to live and regain themselves while facing the anguish and darkness of their hearts. In addition, the landscapes and music depicted in the novels have the effect of drawing the reader into the story by drawing the world view of the story more deeply.

However, I found the book to be a little difficult to read. In particular, Toru and Naoko's depiction of the past is an important element in the central part of the story, but it takes time to understand because the information is scattered little by little.

Nevertheless, "Norwegian Wood" is a masterpiece filled with many of the charms of Haruki Murakami's work, such as deep philosophical themes, psychological depictions, and a unique style of writing. While following the movements of Toru and Naoko's minds, readers will be able to face their own inner self and think about what it means to be human.