推薦は評定平均5に近い人が合格していくという
噂は確かにありますが、
それは
5に近くないと推薦入試に合格できない
ということではなくて、
推薦希望者が多い人気大学の場合
高校内での競争が激しくなってしまう為
校内推薦に通るという用件が
おのずとオール5近くになってしまう、
ということが、真実のようです。
だから、医学部受験の公募推薦の場合
国公立大学側としては
評定は基準点4.3以上ならOK!
それはあくまでも4.3未満は出願資格がない
という意味でしかないようです。
そして、結果的に、
高校内での推薦希望者が少ない場合は、
学内競争がない為、評定平均4.3ぎりぎりでも
学内の推薦委員会では
人物評価など他に問題がなければ通ります。
大学によって推薦入試の内容は違いますので
一概に言えませんが
例えばセンター試験を課す場合
他に課される面接、筆記試験など
大学側は総合的に判断したうえで
合格者を出します。
評定が関係してくるのは、
推薦の募集定員が例えば15人の場合は、
総合成績15番目の受験者が
同じような総合得点になったときに
そこで内申評定の差が合否をわける
くらいに考えたほうが良さそうです。
また、上の例同様に
合格ぎりぎりの得点帯に位置すると、
特に地方大学の医師不足に悩む大学の
推薦入試の場合は、
地元生であるか否かという要件も
合否に関わってきてしまうという事実は
否定はできないそうです。
医学部合格者を多く輩出する私立進学校程
高校内競争が激しい為
おのずと評定平均が高い人が
校内推薦を獲得して
推薦入試に合格していくから、
「オール5近い人しか合格したという話を聞いたことがない」
という言葉になってしまうのでしょう。
ある意味それは事実であり
ある意味正確ではありません。
つまり
『推薦は評定が高くないと合格できない』
という話しが独り歩きしてしまい
話しがすり替わってしまっているのです!
正確には、
高校内競争が激しい高校では
『内申点が高くないと推薦が もらえない』
これが正解です!
医学部合格者数が毎年数人レベルの高校から
公募推薦をもらう場合は
学内競争が激しくない為
極端な話し、内申評定4.3ぎりぎりでも、
センター9割近くもしくはそれ以上得点できていたり、
87%くらいのセンター得点でも
筆記試験がかなり出来ていて総合得点が良ければ
合格する人はいるというのが、
推薦入試にまつわる内申評定の真実です。
実際に今年、評定4.3で国公立大学医学科に
推薦入試合格を果たした人もいます。
最後に一つ、
国公立大学の推薦入試は
前期日程の直前期にあることが多いです。
推薦準備には相当な時間を潰すことになります。
もしも、推薦入試がうまくいかなくて不合格だった場合
一般入試にも響くことがあるというリスクも覚悟の上で、
推薦入試にはチャレンジしなければなりません。
そのことさえ承知できていさえすれば
早め早めに準備することもできますし
推薦入試は確かに受験チャンスを増やします。
大学によっては推薦出願要件は
一浪までとか2浪までとありますし、
どれだけ優秀でも内申評定が4.3ない人もいます。
そういう意味では、明らかに一般入試よりも
ライバルの数は少なくなりますから
第一志望大学が推薦入試を導入している場合
チャレンジする価値はあると思います。
ダメだった場合は引きずらないで
一般入試で合格を勝ち取ってやる!
という強い気持ちを持ち続けることが出来る人なら
是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
前期日程の出願先も、
推薦受験した大学に出願しなければ
不利になるということも
ほとんどないです。