スキルアップセンターとまこまい

一般社団法人苫小牧職業訓練センター運営協会の各行事、講習等などのお知らせブログです。

研修生より一般の若者達へ③

2019年07月26日 13時36分37秒 | お知らせ

こんにちは

前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある

「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。

尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。

研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。

 

電気工事実習(2日間)

○第二種電気工事士と言われてもピンとくる方はそうそういないと

私は思います(工業系の高校の方じゃない限り)。

実際、私も同級生の工業の人達と話してるのを耳にした程度で

詳しい事は何も知らず、今回そのままなんの知識も無いまま

体験研修を受けてみましたが割と無知のままでも十分にできます。

○覚える事は沢山ありますし、仕事をするには資格も必要ですが、

学生時代に技術の授業が好きだった・得意だった人は向いてると思います。

○屋内外を問わず、発電所から各家庭や仕事場等の電動機械まで

エネルギーの道を作り整備し、私達の便利な生活を支えてくれて

いるのが電気工事とそこに従事する人達です。

現代の電気社会ではその必要性が疑われる事はまず無いでしょう。

今回は短い期間で分かり易く体験できる電気工事士の実技試験が

題材ということで、与えられた配線の略図を分かり易い設計図に描き直し、

実際にケーブルを加工・接続して指示通りの物を組み上げる

という作業を行いました。完成したのは試験の課題として

製作する物なので卓上サイズでしたが、実際の現場では建屋の

スケールで作業する為色々感覚が変わる事もあると思います。

ですが、組み上げた配線はどこか血管の様な生々しさがあって、

生物が好きな人は馴染み易いような気がしました。

○電気工事はとても頭を使う仕事で、一つでも配線を誤ると、

通電しないだけでなく、漏電・火災の原因となってしまいます。

また、電線を加工し端子等に結線する作業は正確性やスピードを

求められるため、手先が器用な方が向いていると思います。

生活に必要不可欠である電気を人々に届ける重要な役割をもつ、

とてもやりがいのある業種だと思います。

○第二種電気工事士の技能試験の課題にチャレンジしました。

配線図を見たら訳がわからないと思いましたがケーブルを切断し長さを

揃えコンセントに接続するという作業を1つ1つこなしていって

配線図を見るとつないだケーブルがコンセントやスイッチに

どうつながっているのかが最後の方ですがわかるので

その瞬間がとても楽しいです。

○今回電気実習における「第二種電気工事士技能試験」の内容を

1部学びました。「第二種」と聞いて難しそう、自分には無理かな…と

思う人もいると思います。

事実、私もその言葉で「厳しい」と思いましたが、体験して見て、

基本的内容の解説が教師・教科書(問題集)と丁寧に教えてもらい

理解は比較的わかりやすいものでした。

ただ、自分も初見であったので1度では理解できない所もありました。

そのため、Youtube等、動画で流れを知る作業をして、理解できました。

実際に配線を作る作業を体験しましたが配線先の装置によって、

配線の長さが違い、長さが長くなったり短くなったりして、

覚えていなければ作業が止まる所もあるので頑張ってもらいたい。

もし、電気関係に興味がある人がいるならば1度Youtubeや専門サイトを

見て考えてほしい。個人的に細かい作業が多いので、

細かい作業・一つの事に集中できる人が向いていると思います。

○私が、今回実際に、第二種電気工事士の複線図と実際に

ケーブルを切ったり、絶縁被覆のはぎ取りを体験した中で感じた事は、

電気工事士の仕事は大変頭と体を使う仕事だと感じました。

私は、時間内に一つの物を作ることが出来ませんでしたが、

時間の許すまで作業を続けたことで、物作りの楽しさとそれを完成させる

難しさを知ることが出来、これから就職先を探して行く私にとって、

大変貴重な体験をすることが出来ました。

 

電気工事実習についての感想の紹介は以上になります。

 

研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。

尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を投稿しています。

 

それでは、このへんで


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