こんにちは
前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある
「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。
尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。
研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。
電気工事実習(2日間)
○第二種電気工事士と言われてもピンとくる方はそうそういないと
私は思います(工業系の高校の方じゃない限り)。
実際、私も同級生の工業の人達と話してるのを耳にした程度で
詳しい事は何も知らず、今回そのままなんの知識も無いまま
体験研修を受けてみましたが割と無知のままでも十分にできます。
○覚える事は沢山ありますし、仕事をするには資格も必要ですが、
学生時代に技術の授業が好きだった・得意だった人は向いてると思います。
○屋内外を問わず、発電所から各家庭や仕事場等の電動機械まで
エネルギーの道を作り整備し、私達の便利な生活を支えてくれて
いるのが電気工事とそこに従事する人達です。
現代の電気社会ではその必要性が疑われる事はまず無いでしょう。
今回は短い期間で分かり易く体験できる電気工事士の実技試験が
題材ということで、与えられた配線の略図を分かり易い設計図に描き直し、
実際にケーブルを加工・接続して指示通りの物を組み上げる
という作業を行いました。完成したのは試験の課題として
製作する物なので卓上サイズでしたが、実際の現場では建屋の
スケールで作業する為色々感覚が変わる事もあると思います。
ですが、組み上げた配線はどこか血管の様な生々しさがあって、
生物が好きな人は馴染み易いような気がしました。
○電気工事はとても頭を使う仕事で、一つでも配線を誤ると、
通電しないだけでなく、漏電・火災の原因となってしまいます。
また、電線を加工し端子等に結線する作業は正確性やスピードを
求められるため、手先が器用な方が向いていると思います。
生活に必要不可欠である電気を人々に届ける重要な役割をもつ、
とてもやりがいのある業種だと思います。
○第二種電気工事士の技能試験の課題にチャレンジしました。
配線図を見たら訳がわからないと思いましたがケーブルを切断し長さを
揃えコンセントに接続するという作業を1つ1つこなしていって
配線図を見るとつないだケーブルがコンセントやスイッチに
どうつながっているのかが最後の方ですがわかるので
その瞬間がとても楽しいです。
○今回電気実習における「第二種電気工事士技能試験」の内容を
1部学びました。「第二種」と聞いて難しそう、自分には無理かな…と
思う人もいると思います。
事実、私もその言葉で「厳しい」と思いましたが、体験して見て、
基本的内容の解説が教師・教科書(問題集)と丁寧に教えてもらい
理解は比較的わかりやすいものでした。
ただ、自分も初見であったので1度では理解できない所もありました。
そのため、Youtube等、動画で流れを知る作業をして、理解できました。
実際に配線を作る作業を体験しましたが配線先の装置によって、
配線の長さが違い、長さが長くなったり短くなったりして、
覚えていなければ作業が止まる所もあるので頑張ってもらいたい。
もし、電気関係に興味がある人がいるならば1度Youtubeや専門サイトを
見て考えてほしい。個人的に細かい作業が多いので、
細かい作業・一つの事に集中できる人が向いていると思います。
○私が、今回実際に、第二種電気工事士の複線図と実際に
ケーブルを切ったり、絶縁被覆のはぎ取りを体験した中で感じた事は、
電気工事士の仕事は大変頭と体を使う仕事だと感じました。
私は、時間内に一つの物を作ることが出来ませんでしたが、
時間の許すまで作業を続けたことで、物作りの楽しさとそれを完成させる
難しさを知ることが出来、これから就職先を探して行く私にとって、
大変貴重な体験をすることが出来ました。
電気工事実習についての感想の紹介は以上になります。
研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。
尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を投稿しています。
それでは、このへんで
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