スキルアップセンターとまこまい

一般社団法人苫小牧職業訓練センター運営協会の各行事、講習等などのお知らせブログです。

研修生より一般の若者達へ⑤

2019年08月27日 11時26分27秒 | お知らせ

こんにちは

前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある

「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。

尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。

研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。

 

建具実習(3日間)

○普段何気なく過ごしているときに何気なく使っているタンスや洋服掛けなどの木製の家具等を

使っていませんか?それは工場で作られた物なのかはたまたハンドメイドの作品なのか

私は知りませんがそれがもしハンドメイド作品なのであればそれは職人さんが汗水流して

数時間、数日、数ヶ月かけて作った物です。それを雑に扱わないでください。

簡単そうなハンガーラックでも私は3日かかりました。

○完成後、仕事の出来が見ただけではわかりづらい大工と違い、

作った物はお客さんの目に触れる家具やふすま、ドア等なので評価をされやすい職業だと思います。

いい評価も悪い評価もすぐに反応がかえってくるのでやりがいがあると思います。

○私が体験したのは厳密には家具製作ですが、建具と兼業している会社の方が講師で、

技術的にも近いものである様です。

建具というのは扉やふすま、障子等、家に据え付けられている物全般を指すらしいので、

据え付けの家具が増えている昨今は建具として据え付けの棚や靴箱その他を取り扱っていく

内に家具も扱う様になったのかもしれません。

○ドアや棚といった建具を製作・修理・設置を行う仕事が建具職人です。

建具屋の数は減少しているようですが、人口の減少や高齢化に併い、

新品の建具の製作だけでなく、既存の建具を修理、調整していく必要があると思うので、

一定の需要はある職業だと思います。物づくりの好きな方であれば、

達成感の得られる仕事であるので、一度経験してみてはいかがでしょうか。

○建具の職業で作られるものは身近にある品が多くあります。

技術や経験年数が必要なイメージですが色々な工具があるので基本的な作業(木材を切断すること)、

慣れないとうまく出来ないと思う作業も丸のこやパイプカッターなど便利な工具が

あるのでなんとかなると思います。

○8月に入り、気温が暑くなる中今回は建具の実習を行いました。

一般的に建具は、ドア・窓・襖などの総称であり、今回作成したのは、ハンガーラック付きの棚でした。

一見関係ないと思いますが、研修生の全員が初心者であり要領やスペース(場所)の観点から

比較的作りやすい棚になったと考えます。

それはさておき、製作にあたり、使用したのは1枚の木材から作成に

必要な部分(パーツ)を線づけし、丸のこで切断(カット)、

その後、切断した木材をやすりにかけて、インパクトを使用して組み立てていきました。

全体を通して気をつけなければならないことは、丸のこを使用する際、

定規をしっかり押さえなければ切断する線がズレてしまう所や、

インパクトを使用し釘(ねじ)を打つ際力加減に気をつけて回さなければ、

ズレてしまい見栄えが悪くなります。今回の実習において見た感じ自分でも

簡単にできそうと思う作業ほど完璧にできたと感じることは少ないと思います。

○今回私が体験した、建具の実習では、まず課題がハンガーラックを作ることでした。

丸のこで木材を切り、カンナやヤスリで削ったり又今回初めて使ったパイプをカットする

道具などを主に使った実習でした。

木材が、形を変えどんどん完成に近づいていく光景を見ることが

出来るのは、職人の特権の様に感じました。

又ハンガーラックが、完成した時には、達成感を感じることが、出来ました。

自分はうまく作ることが、出来ませんでしたが、それでも機会があれば

また違う家具を作ってみたいと思えた実習でした。

 

建具実習についての感想の紹介は以上になります。

 

研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。

尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を投稿しています。

 

それでは、このへんで


建具実習

2019年08月16日 09時09分04秒 | お知らせ

こんにちは

研修生は、先日建具実習を研修しました。

今回の実習では、丸のこやインパクトドライバー等の電動工具を

使用しました。

丸のこに関しましては、先日研修生が受講した特別教育の復習となりました。

研修の様子を掲載しますので、皆様是非ご覧ください。

 

建具実習(3日間)

○定規を作る

                    

○丸のこの使用

 

○木材に化粧シールを貼る

 

○インパクトドライバーを使用して木材の組立て

 

○専用のドリルで木材に穴を開ける

○パイプカッターを使用してパイプの切断

 

○パイプを木材に取り付け

○金具を木材に取り付け

 

○キャスターの取り付け

 

○完成品

以上になります。

研修の様子は現在ご覧になっている職員ブログだけでなく、

ツイッターでも掲載しています。

ツイッターでは、研修生自身が研修の様子を投稿していますので、

皆様ぜひご覧ください。

 

それでは、このへんで


高所作業車運転技能講習

2019年08月07日 14時15分15秒 | お知らせ

こんにちは

研修生は、今週高所作業車運転技能講習を受講しました。

受講の様子を掲載しますので、皆様是非ご覧ください。

尚、受講の様子は実技のみとなります。

 

高所作業車運転技能講習(2日間)

                    

 

 

 

以上になります。

 

研修の様子は現在ご覧になっている職員ブログだけでなく、

ツイッターでも掲載しています。

ツイッターでは、研修生自身が研修の様子を投稿していますので、

皆様ぜひご覧ください。

 

それでは、このへんで


研修生より一般の若者達へ④

2019年08月06日 13時40分28秒 | お知らせ

こんにちは

前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の

報告書にある「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という

報告課題の内容を一部ご紹介致します。

尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。

研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。

 

大工実習(5日間)

○大工という職種はハッキリ言って根性が無いと特に建設業の中では

務まらない職種だと私は思います。

まず生半可な気持ちで大工になろうと思っていても絶対に

心が折れて何もやる気が起きなくなります。

大工は頭が良くなくてもなれると言われがちですがそんな事はありません。

覚える事が多いし親方は話し方が荒いので心の弱い方は

あまりむかないと思います。

○若者を受け入れる体制が整っているとはあまり思えないので、

おすすめはできません。仕事内容は機械化が進んで楽にはなってる

かもしれませんが、職人さんのこだわりが強く、

それが当然だと思っている方が多いと思います。

○大工と一口に言っても、釘を使わない神社や仏閣等を手掛ける宮大工、

建物の基礎や鉄筋に木枠を組みコンクリートを打つ型枠大工等、

様々な大工職があるのですが、その中でも木造住宅をてがけるのが

町大工と呼ばれる職種で、恐らく今回私が体験したものなのだと思います。

一昔前の記憶では角材、板材から必要な部品を切り出す所から始まる

モノというイメージがあったのですが、現在はデジタルな設計データ

であるCADの普及や精密な加工機械の導入によって工場の段階で

ほとんどの加工がおこなわれる様になった為、

職長でもなければそこまでの技術が求められる事も少なくなったそうです。

○大工という職業は単純な肉体労働ではなく、とても頭の使う職業です。

色々な作業において、要領よく効率的に行う必要がありますし、

業務の中で数字を多く扱いますので、数字に抵抗感のない方に

向いていると思います。自分が携わった建造物が完成した時は、

達成感が得られるでしょうし、後世に残っていくので、

とてもやりがいを感じられる職業だと思います。

○作る物のメインが住宅なのでやりがいを感じやすい仕事だと思います。

体力に不安のある人は慣れるまで、とても苦労すると思いますが、

最初の数ヵ月を乗り切れば体力は自然と付いてくるので、大丈夫です。

技術的なことは年数が必要ですが日本の大工仕事は海外から

入ってきた物ではなく、日本独自の技術ですので年数を重ねる度に

自信が付くので自分に自信がない人にもおすすめです。

○今回、大工実習を体験し、活動した内容は、皆さんが知っている・やったことがあるという内容でした。

主にノコギリとノミ、墨壺(木材に水平に線を引く道具)を使用し、

初めは予め用意された木材に指定された図面通りに墨壺を使い線をつけて

木材に組み立ての図を描く作業をした後、1本の木材(角材)を線引きを行い

「屋根小屋の1部」を作成する作業をしました。

普段からDIYをしている人達なら問題ないノコギリで木材を切断する1つの行動だけでも

汗だくになり、なおかつ切断面は斜めにズレてしまうことが多々ありました。

また、ノミを使用した木材に穴をあける作業では、指定した部分のみくり抜きをしましたが

最後の仕上げの所で失敗してしまい穴を広げてしまいました。

今回の体験は、大工のことをよく知る経験にもなりました。

もし大工に興味のある人は、ぜひとも体験していただけたら良いと思います。

○今回私が体験した、大工実習では、差し金やノコギリ又のみなどの

道具を使った作業が主でした。大工の仕事を実際に体験してみて

私が感じたことは、木材に寸法通りの墨を付ける作業や設計図を見ながらの

作業では、正確さや緻密さを大変要求される仕事だと思いました。

実習の課題は屋根の一部を作ることでした。

私は上手く作ることは出来ませんでしたが、それでも完成したときには

達成感を感じることが出来ました。物作りに興味のある方には、

とてもやりがいのある仕事なのではないかと思いました。

 

大工実習についての感想の紹介は以上になります。

 

研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。

尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を投稿しています。

 

それでは、このへんで