BB Staff Diary

余生といいながら余生でない?でも、確かに情報に疎くなってます。でも…哀しいかな…まだスケヲタです

「コリアな夏」:ボリショイ・オン・アイス(プサン)

2005年09月15日 11時55分08秒 | Pinky
このツアーは韓国内の4都市を約2ヶ月間回るのだが、公演内容は都市によって若干異なる。プサンは公演期間が2週間と長かったものの、プログラム内容は全く変わらず、終始グループナンバーが「メリーポピンズ」と「白鳥の湖」でそこにアンドレイが2回(これはエレーナ&アントンがソウルでソロを2回滑るため)のソロ、ブッチーとウル様がそれぞれソロ1回。

「ボリショイ・オン・アイス」といえば忘れてはいけないのがイゴール・ボブリンにベステミアノワ&ブーキン!ボブリンに関しては、ワタクシ的にはスケーターというよりも振付師としてのイメージが強く、今までにも腐るほどBB-Diaryに書いてきたが、ワタクシが一番ダイスキな振付師がボブリンでもあるのだ!そのため、それはもう、エレーナ&アントンが2000-2001年シーズン、アンドレイが2003-2004年シーズンのプログラムをボブリンに作ってもらうとなった時は大喜び!今回は初めてスケーターとしてのボブリンを。ただ、年齢的な問題(?)もあるため、滑るパートは少ないのだが。やはり、このショーでも振り付けや構成をやっている比率が高く、グループナンバーの「ボレロ」でも、それはもう、トービル&ディーン以外はやってはいけないような風潮(?)があるものの、こちらの「ボレロ」は振り付けからして全然違う。トービル&ディーンの演技がどうのとか、どういったものとは完全に別物。プサンではその「ボレロ」を滑る軍部の方々が滑り込んでいないこともあり、イマイチだったことだけが残念な点だった。

そして、もう1組、このショーにおいて忘れてはならないのが「ベステミアノワ&ブーキン」!このヒト達はもう、ワタクシにとっては特別な存在!ヴィット、ベステミアノワ&ブーキン、ペトレンコにミシュクテノク&ドミトリエフといったあたりはもう、ワタクシにはとってもとっても特別な存在!ワタクシ的に「大スター」なのだ。彼らに関しては、別に掲載しようと思っているので少しだけ。実際、オフのベステミアノワ&ブーキンは1994年の世界選手権(幕張)と2002年ロシアカップで拝見した。勿論、オフで会えても嬉しい!しかし、今回ほど、「オフ」ではなく、「スケーター」として会えることの喜びを感じ取ったのも珍しい!実は、今回、一番感動したのはアンドレイはアンドレイでも、ブラシェンコさんではなく、ブーキンだったのだ!いや、勿論、ヲタさんなので、ブラシェンコさんにも感動は致します。ただ、それとは別格の感動をブーキンは与えてくださったのでございます。いや~、オフでは「大工のようだ」とBBに言われていたものの、もう、氷上ではお年を召したものの、もう、カッチョエェー!いや、実にステキだった。ベステミアノワも相変わらずの「おみ足」だし、カッコイイ!「白鳥の湖」のナンバーの中で滑るソロナンバー(スパニッシュ)なんて、とても彼ららしい情熱的な演技でもう、現役時代を思い出す振り付けも随所に!とっても、とっても、大感動モノだったのだが、何がカナシイかというと、それを共有できるヒトがいなかったコト。やはり、一緒に観戦するヒトの大切さということも思い知らされることに…。

さて、もう1つ、このショーで感動だったのが、ウルマノフ。このヒトの滑りは本当にエッジの音がしないキレイな滑りだ。また、今回、「白鳥の湖」ではウルマノフとブッチーがプリンスにオデッセイを演じる。まぁ~、なんて豪華キャスト!おそらく、リゴレットを滑った頃のウルマノフが大好きなヒトは絶対に気に入るのではないかな?と個人的には思う。また、このショーのキャストとして、それはそれはコストマロフに捨てられたダビドワやこれまたジュニア時代、シングルで活躍していたピンガチェワも出ていた。他にも青森のアジア大会で優勝したシングルのコとか、それなりに軍部にいるコ達の質は高い。また、ロシアといえば、サーカス!COIやダニエルショーでもアクロバティックなモノが見られるが、ここでは、サーカス的な要素が入ったアクロバティックなものも!アイスショー形式のものとして今まで見た中ではかなり高ポイントな位置を占めるオモシロイものだと思う。多分、昔ながらのながーーーいスケヲタさんほどいろいろな意味で楽しんだり、感動するんじゃないかな?このショーは。

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