おともだち大好き♪（続々・就学前検診）

視力検査では泡を食ったが、それ以外の検査はまずまずの調子でこなしていった。
最後の内科検診も「これは保育園の時とは違うぞ。」と思ったのか、先生の説明をみんなの輪の中で真剣に聞き、保育園で仲良しのかなちゃんと一緒にうまく受けられた。

検診に行ってみて初めて気が付いたのだけれど、同じ保育園からけっこうな人数のおともだちが来ている。
そのおともだちが見えるごとに野原は大きな声で名前を呼びながら駆け出す。

駆け寄って少し手前で止まって一呼吸置いて相手に声をかける。

ごく普通にさりげなくできるはずのことが野原にはできない。
おともだちに会えた嬉しさで気持ちもからだもストップが利かない。
全速力で駆け寄って、ぶつかる寸前で止まる、もしくは止まれずにぶつかる（汗）
にっこり笑って「○○ちゃん♪」「来てたの？」と話しかけるところは
「○○ちゃ～ん♪」と叫んでいきなり相手の頭をぽーんと叩くはめになる（涙）
挙句に「今日はスカートはいてるの？珍しいね。」と言うところを
「スカートはいてる～！！おっかしい～。へ～ん！！」となってしまう（滝汗）

一回一回、「おともだちがびっくりしている」だの「いきなり叩いちゃだめ！ごめんなさいは？」だの「変じゃないでしょ？」だのと相手に謝ったり、野原を叱ったり本当に忙しい。
きっとこういうのが学校生活に入ってからトラブルの原因になるに違いない。

普段は保育園にお願いした切りで野原と一緒に行動する機会が少ないし、一緒に出かけてもそこにさらによく知っている第三者が登場する機会となるとさらに少ない。
こうやってたまに一緒に動いてみると野原の変わったところがほんとうによく目に付く。
これは海よりやっかいだぞと私の中でシグナルが鳴る。
前途多難だ～と目の前が暗くなる・・・それでもがんばるっきゃないやん！とわかってはいるのだけど心細い。
さ～、がんばって野原の味方を作っていかなければいけないわ～。