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おしゃべりなしっぽ

犬飼いのシアワセ、犬飼いの戸惑・・・
(えっ?お母さん、ボクは世界で一番かわいい犬でしょ)

気ままに書いているわけですが

2018-02-06 | 老犬介護・ペットロスなど
ちょっとは気にしています

読んでくださっている方々が
私にお付き合いくださって
混乱してしまっていないかどうかということを。。。


ペットロスで何か良さそうな解説はないかと探しました

子犬のへやさんのHPから


ペットロス

「死に対する罪の意識」を生み出している一因は、「ツァイガルニク効果」(Zeigarnik Effect)だと考えられます。これは、達成できた事よりも、達成できなかった事の方が記憶に残りやすいという心理現象のことです。例えば「行方が分からなくなった」、「死に目に会えなかった」、「死因がわからなかった」といった未解決な事項があると、何度も何度もそのことを頭の中で思い返し、次第に記憶が増強されます。もしそのたびごとに鬱々(うつうつ)とした気分にとらわれていると、「悲しい」とか「気が咎める」といった心理状態もまた同時に増強されてしまうのです。


青字はリンク先からの抜粋です


===
今の私が書いていることはこういう感じではありませんが
基本的には 子犬のへやさんの「こ~いう捉え方」が好きです




===
このところ、ブログの人気記事に昔書いたものが上がっていることが多いので時々読み返すと、大抵てんやわんや(苦笑)
やっぱり、晩年のクーはもっと遊びたいと思っていたかなぁ。。という点は気にかかるところです
それともう一つ気にかかるのは・・・このブログ、カテゴリーに入っている記事がぐちゃぐちゃだ!💦
がぁ~ん_| ̄|○です

しっぽのブログきちんと書ききって整理して閉めるつもりでいるのですが いつになるのやら。。




ワンボックスカー

2014-12-01 | 老犬介護・ペットロスなど
あっち行かない、こっちもいや!の気ままな散歩の帰り道
クーが突然立ち止まって、後ろを振り返った。

ナニ?ナニ?
と私も振り返ると「クーちゃん」「クーちゃん」と クーを呼ぶ声がする。


クーは呼ばれたから振り返っただけで
声のほうに行きたそうには見えなかったが
私はその声の主に会うのが随分久しぶりだったので 
もう一度道を戻って道路の反対側にあるお家の前まで行くことにした。

「クーちゃん、元気だった?」
と門扉の間から差し出された手をクンクンして クーはすぐに興味なさそうな顔になった。
「クーチャン、いくつになった?」
「11歳です」
「そう、まだ若いね、うちは15歳」
いつも通りのそんな会話の後で「ところで、Kちゃんはお元気?」と尋ねると
「この夏、Kは二回 死にそうになった」と飼い主さんは言った。
夏の暑い時期に二回、ご飯を食べられなくなって寝たきりになり
マットにおしっこを垂れ流したのでビックリしたという。

「今までそんなことなかったのに・・」

近所の犬をみていると
犬は突然にガクッと年を取る時期があるような気がする。

「でも今は復活したぁ」との言葉にほっとして
玄関前をみたら 荷運び用の台車があった。

kちゃんが復活して、
お父さんがホームセンターで台車を買ってきてKちゃんのお散歩用の車を作ったらしい。

歩けるところまで歩いていって疲れたら帰りは台車に乗って帰ってくるのだというお話。

「Kちゃん用のマイカー、良いですね」と言ったら
「ワンボックスカー」だと飼い主さんが笑った。

確かに・・・台車の上にスノコが取り付けてあり、
その上にKちゃんが座れる大きさの段ボールの箱がのっていた。


今度、ワンボックスカーに威張って乗っているKちゃんに会えると良いな。

とは言っても、クーは自分より大きいKちゃんには全く興味なしだし
クーがワチャワチャのころ、すでに大人だったKちゃんは
クーが大人になってもクーのことが嫌いなんだけどね。。。

モフモフ

2014-01-25 | 老犬介護・ペットロスなど
暖かい日だった。

すこうし早めに散歩に出た。

大通り沿いで「久しぶり。クーちゃん、元気だったのね♪」と
声をかけられた。
お出かけの服、犬を連れていない、帽子、メガネ、マスク
「・・・(誰かな?)・・・」

「こんにちは~」(^^)
「日が暮れるのが早かったし、寒いから、お散歩が短くなりがちで。。。」

「あのね~、家のT、死んだのよ。。。」
「ええっ!」

Tちゃん、14歳だったそうだ。
去年の春ごろから 時々、体調を崩すとは伺っていたけれど
秋には元気そうにしていた。
「大型犬だけど元気にしているね、ご長寿さんだね♪」
と、私たちはお散歩でTちゃんの家の前を通るたびに
Tちゃんが私たちに「ウォン、ウォン」と話しかけてくれるのを 喜んでいた。

この頃は、寒いから お家の中にいるとばかり思っていた。


亡くなる頃のお話や ママさんのお気持ちなどをうかがっている間
クーはといえば
「おばちゃん、そのマイバックの中にボクのおやつはありませんかねぇ」
みたいにバックに鼻を突っ込んでクンクンして
それからどうやら何も出てこないらしいと分かると つまらなそうな顔になった。

ママさんが
「ねぇ、クーちゃんのこと触っても良いかな?」
「Tが居なくなってから、犬に一度も触っていないの」

「どうぞ、どうぞ。愛想なしなので、触られても喜びませんが^^;」

クーは、自分から「好きです」というのは得意で 相手から「好きです」と言われるのは嫌いなタイプ。
でも「この街のおばちゃんはお母さんと仲良しらしい」という認識はあるらしく。。。

クーの首のあたりのモフモフが、少しはママさんのお役に立てたなら 嬉しいです


公園でKちゃんのママに会った(Kちゃんにも会った)
「オオオ~ン」会いたかったよ~。
「うぉぉ~ん」おやつちょうだ~い!

クーは、Kちゃんの飼い主さんに呼び掛ける。

「あ、クーちゃん、イイよね~ おやつ貰うのは楽しみだものね~」
といつも言ってくださるKちゃんのママ♪
 

 夕飯のあと。お鼻の上にご飯粒が。。。

クーはホントに犬らしいねぇ。
別の言葉でいえば、お行儀が悪いねぇ


でも どうやら犬好きさんは、クーのこの大きな甲高い声を聴き分けて下さっているらしい。

良かったね♪
大きい声で鳴いても良いよって言ってくださる人が多くて
声が聞こえないと寂しいって言ってもらえて、
クーはシアワセだね♪


ゆっくり歩けるように、すこうし早めにお散歩に出ようかな~と、思った日。


7歳6ヶ月

2011-02-23 | 老犬介護・ペットロスなど
Kちゃん&Mちゃんの飼い主さんにあった。

この記事の子!(って写真ないけどね)

Kちゃん&Mちゃん、二匹揃うとガウガウいうので
そうするとクーも応戦するので
クーを見ると、ノーリードのMちゃんはいつもリードに繋がれた。

今日、Mちゃんは一匹だった。
クーの顔をみて、飼い主さんはいつもと同じようにMちゃんをリードに繋いだのだけど、
Mちゃん、ガウガウいう気配なし。
で、私は飼い主さんと立ち話をして
クーは飼い主さんのお散歩バックに顔を突っ込んで
それで、おやつをもらって・・・

小さなこぶくろに入ったドッグフード。

「お散歩中、二匹で一袋だったのに
Kちゃんがいなくなってあまるのよ」

って・・・
なんだか、おやつ、断れなかった。。。

クーは鼻黒さんの飼い主さんたちに良く「うちの子にそっくりね」って言われる。
似てる?
似てないと思うけど。。。
ワタシもそう思うときがくるかな~と思って、黙って聞いている。


この頃、ロングリードを緩めたままのご挨拶が増えたら
なんだかクーが、すごくリラックスして挨拶できているような気がする。
ここに来るまで7年・・・か(笑

最初にガウガウのクーの相手をしてくれた
ゴールデンのVちゃんのお父さんに
「こんなに変わって(おとなしくなって)寂しくない?」と言われたときは
全然、なんとも思ってなかった。

まだ、すごくガウガウだったし、、、ね。
(そう言われるくらいに、超ガウガウだったんだよ)
あの頃、Vちゃん、今のクーと同じくらいの年齢だった。
今は、Vちゃんのお父さんの気持ちがよく分かる。


当時「あっ!」とか「ギャッ!」とか「エッ!」とか言っていた事を
クーがすると、まだまだ若いね。。とうれしく思う。

小さかったクーは、そろそろワタシの年を追い越すんだなぁ~と思う。

これからが犬飼い人と犬の黄金期♪
そうでありたいと思う。

「つい、Kのことを目の先に探している自分がいる」
とKちゃんの飼い主さんは話していた。
Kちゃん、14歳だったって。。。

外は春みたいに暖かだったけど、ちょっとしんみりの夕暮れ散歩だった。



雨の日曜日

2010-05-23 | 老犬介護・ペットロスなど
ご近所のお宅の門に
そのお宅で飼っていらっしゃる愛犬が亡くなったとのお知らせがありました。
愛くるしい写真とともに
亡くなった日時と、原因
地区の方たちへの感謝のメッセージが記されていました。

とても大切にされていて
深窓のご令嬢(ご令息?)という雰囲気のワンコさんでした。

くーとはちょっと年齢差があったので
お散歩仲間ではなかったのですが
可愛がっていらっしゃるのをいつもお見かけしていました。

お散歩隊、犬を散歩させながらお知らせを読んでグシュグシュです。
愛情こもる「お礼とお知らせ」文に、飼い主さんのお気持を思い
自分たちとそれぞれの愛犬のことを考え・・・


ここでは足腰が弱った犬も、
カートに乗せたりそれぞれ工夫してお散歩させている姿をよく見かけるのです。

お散歩の場所に困らず
お散歩仲間に恵まれ
その時は意識してなかったのですが、
クーと暮らすためにこの街を選んだのかな?
と思っています。


今日は、しっとりとした霧雨のふる日曜日でした。


ココロの中にだけ☆ある写真

2009-09-09 | 老犬介護・ペットロスなど
今朝、公園前の道路で
数日振りにTちゃんのお父さんに会った。

この間、お会いした時、Tちゃんは公園の入り口に座っていた。
「歩かなくなって、ちっとも食べないで水ばっかり飲む」とお父さんは言った。
頚椎の何番目かの骨がずれているみたいだ。。というお話だった。
水をすごく飲むのは、
たぶんステロイドが処方されているんだろうナァ。。と思った。

今朝、「その後如何ですか?」と伺うと
「あれ、話してなかったっけ?」と言われた。
会うのが数日振りだから。。。
土曜日に急に容態が悪化したのだそうだ。

「辛くてかなわない」とおっしゃる。
「なるべく一緒に散歩してない道を散歩しようと思うけど。。。」と。

公園で、クーと二匹で毎朝のようにマーキング合戦を繰り広げていた頃もあった。
ブログに、たくさんのお散歩仲間のことを書く私だけど
ブログを書いてるって話はしたことがないし
カメラも持って出ないから、友達ワンコと一緒にいるクーの写真はほとんどない。
パグのTちゃんと日本犬系雑種のクーが
お互い、相手にシッコを掛けられそうになりながら
仲良く くっ付いて歩くのを見るのはおかしかった。

二匹がくっ付いて歩いている写真を、撮っておけば良かったなぁ。


夕方、クーと一緒にお花屋さんまで歩いて行き
Tちゃんにと小さな花束を作ってもらった。

クーは良い子で店先で待っていた。
(私も出来上がるまで店先で待っていたのだけどね)
それから、クーと二人でTちゃんの家に寄ったのけれど
誰もいらっしゃらなかった。

夕飯を作り終えた後、もう一回行って見たけれど まだ帰っていらしてなかった。
お宅の門のところに、お花を置いて帰ろうとして
なんだか変な気がして止めた。

花は、、、、今、、、我が家にある。
ちょっと冷静に考えれば、
犬ブログの住人である私の考えることは、
世間一般からすると少しずれているかもしれない。。。
そうだよなぁ。。。変だよな、やっぱり私

いろいろ考えたけれど、やっぱり心の中で
「いつもクーと遊んでくれてありがとう
ってだけ言うことにしよう。。。と思う。


守ってあげたい

2007-12-20 | 老犬介護・ペットロスなど
今年も残すところあとわずかになりました。
贈り物と手紙が行きかう季節です。
今日も一通の手紙が、私の元に届きました

春に、二十年近く共に暮らした愛犬を亡くした方からのお手紙でした。
私がクーを飼うまでは、
犬を長年飼っていらっしゃることを
まったく知らずにお付き合いを続けていました。



頂いたお手紙には、
去年の今頃は、
小さなお孫さんたちの真ん中で尻尾を優しく揺らしていたことが、
元気にクリスマスケーキをおねだりしていたことが、
思い出されると綴られていました。
さりげない文章に、悲しみが溢れていて
流れるような美しい文字が、涙に滲んでいるように思えました。

飼い主が年を重ねれば、動物を飼うことに、リスクが増えてくるのは事実です。
けれど、年を重ねるほどに、ペットが心を癒してくれる大事な存在になるのもまた事実です。
このことは私にとって、とても大きな課題です。
現時点では、私は、リスクが大きいからと諦める方向ではなく、
リスクが大きくなってもリスクを引き受けられる状況でいるために
どうにかしたいと思っています。
良い方法がないものかと、思っています。

新しい全身毛むくじゃらの小さな家族がこれから二十年生きるとすれば。。。
でも、そのために起きるかもしれないリスクを引き受けるだけの力は、
彼女にも彼女のご家族にも十二分にあると、私は思えます。
毛むくじゃらの家族を、また迎えることを考えても良いのではないかしら。。。
手紙を読みながら、私は思いました。


が、その手紙には
これから犬を飼ったにしても、もう春に亡くした犬と同じようには守ってはあげられるとは思えないこと、
だから・・・
いつまでも愛犬を思い出す彼女に
家族は「よく似た犬を飼おう」と勧めてくれるけれど、
もう犬を飼うことはないだろうということが書かれていました。

「守ってあげたい」



ちょっと平成っぽくなった昭和の犬飼いの私は、
クーのことを守ろうなんてさっぱり自覚していなかったと気づきました。

この頃、世の中は物騒です。

玄関の引き戸に鍵なんてかけていなかった昔を思い、
ちょっと寂しいような気持ちになりながらも
通りすがりのスイカやお味噌などを売りに来る行商さんの訪問に、
ドアを開けることは、今は、ほとんどありません。

一人で家に居る時にインターホンが鳴ると、
郵便屋さんや宅配便のお兄さんだと分かっても、
玄関ドアを開けるのについ身構えます。
ドアを開けるときは、クーが、居てくれるから大丈夫。。と,三回唱えて。。(笑

私はどこかでクーに頼っています。

でも、私が守ってもらうのではなくて、私がクーを守るのね。

今度から玄関ドアを開けるときには、棒か箒も手近に置くから。。。
クーを守れるように頑張るから・・・
もしもの時は二人で一緒に戦おう!

守ってもらうという姿勢から、半歩分の進歩です


「愛犬とお散歩が出来る日々を大切にしてくださいね」
と、私へのメッセージがありました。


手紙はステキな贈り物です。
年賀状のCMじゃないけれど、今夜の私は。。。確かにそうだと思います。

クーと一緒に過ごす、
4回目のクリスマスです。



「ボクが守ってあげます!@台所」

 
「守るものが落ちてきません」


 「つまりませんねぇ~」 


「出番ですねっ!」


クーが守ってくれていると。。。台所の雑巾は要りません。
反射神経全開にして頑張っても、母、時々負けます。


犬を飼い始めたあなたへの伝言

2006-04-25 | 老犬介護・ペットロスなど
この半年の間に新しい家族を迎えた皆さん。
小さい犬との生活を楽しんでいますか?
それとも・・・二年前の私みたいに、
やってきた子のやんちゃぶりに振り回されて、
ちょっと泣きべそかいてますか?



この写真の仔は、まぁちゃんと言います。
盲導犬になる予定の女の子でした。
まぁちゃんは(たぶんね)臆病すぎて盲導犬になれませんでした。
盲導犬になるはずだったまぁちゃんは、繁殖犬になることになりました。
けれど、まぁちゃんは(たぶんね)男の子も苦手でした。

それでめぐりめぐってまぁちゃんは、私の知人に貰われることになりました。
「盲導犬候補生だった」っていう触れ込みでした。
その時、まぁちゃん二歳。
飼い主・・内緒。(30キロの若くて大きい犬に負けないくらいは若かった

飼い主と飼われている環境がくるくる変わり混乱していたまぁちゃんは、男の人を極度に怖がりました。
棒を持った人を見ると、それだけで緊張して身構え
大きい音が大嫌いで、すぐにパニックをおこして大騒ぎ。
犬が苦手で、ちっちゃい犬が寄ってきただけで公園でバタンと倒れてしまい、今度は飼い主がパニック。

そのころは田舎ではまだラブは珍しくて、
小さい子もおじさんもまぁちゃんをみると触りたがりました。
「この犬、盲導犬?」って。
そのたびに脱兎のごとく逃げる犬と犬に猛烈な勢いで引っ張られる飼い主。

まぁちゃんがやってきてから、飼い主から私のところに届く手紙は不定期便になりました。
「今日は散歩中にポストまで辿り着けるかな?」
何日か遅れで届く手紙の最後にはいつもそう書いてありました。

まぁちゃん、お散歩も満足に出来なかったのよね。

初めて獣医さんに連れて行った時は、まぁちゃんは低く唸りました。
見た目は盲導犬、実はビビリでしつけに失敗しているらしい大型犬のことを相談したくても、
飼い主の居るところは田舎だから、出張ドッグトレーナーもいないし、大きくなった犬のためのしつけ教室も無いのです。

手当たり次第に犬の本を読んで、犬には留守番をさせてしつけ教室に出かけていき
まぁちゃんが最初の一年に受けたトレーニングがどんなだったかを知りたくて、盲導犬のデモンストレーションを見に行ったり、
散歩で人や犬に会うのは苦手だけど、運動するのは好きな犬のために長い長い散歩に出かけ・・・

飼い主、あのころ痩せたよねぇ。
クーを飼ってみて、振り返って思うの。
本当に大変だったね、あの頃。
あの頃だけじゃなくて、まぁちゃんがいる間、なんだかずーっと大変だったよね。
そんなまぁちゃんが病気になって・・・



ここからはこのブログを見ていてくださる方は知っている話なので書きません。
今日、その泣き虫の飼い主と電話で話をしていました。


「子犬のときに『この犬は今が一番かわいい』とか『不細工なところがかわいい』って言われたけど
どう見ても今のほうが子犬のときより100倍可愛いから見においで~」
と私が言ったら、まぁちゃんの飼い主が笑いました。
(でも、今の私は、クーのことは本当にそう思っているの)

「クーは狸顔だからねぇ。まぁ、結ちゃんは目が悪いから。まぁちゃんはクーと違って美人さんだった!!」だって
その言葉に「え~っ」ってムクレル私に
「どんな可愛くない犬でも手をかけて飼えば飼った分だけうんと可愛いの」と澄まし声の一言。
私は「そんな当たり前のことも知らないで馬鹿だぁ」って言われた気分でした



「まだ、犬を飼わないの?」
私はまぁちゃんの飼い主に聞きました。

「犬は絆が出来るまでに時間がかかる動物だから。。。」
「まぁちゃんには苦労させられたけど、そのぶん可愛かった・・」
「最初の一・二年また苦労するのは覚悟しているんだけどね、あとは出会い

話を聞いていて心が暖かくなりました。
やっぱり、犬の一生にまるごと付き合わないと一人前の犬飼いにはなれないなぁと思いながら、
この言葉、誰かに伝えたくなりました。


犬を飼うには「初めは苦労する!」と覚悟が居るそうです。
私も、今はそう思います。


たまたま手がかかる犬に出会ってしまったあなたへ
まぁちゃんとその飼い主からの伝言をお伝えします。

今がきっと頑張り時。
せっかく出会えたあなたの犬と暮らすことを諦めないでくださいね。
犬はきっといつかは落ち着きます。
(犬が例え少し落ち着かなくても人間が落ち着きます)
大丈夫・・・無条件の愛と大きな喜びが絶対にあなたを待っています。

頑張りましょう!お互いに

やっぱり犬が好き

2006-03-09 | 老犬介護・ペットロスなど
まぁちゃんと飼い主の闘病の日々のことを、きっと私は忘れないだろう。

思い出すだけで、胸が痛くなる。
見守っていることさえ切なくて、このブログにきて下さる方たちに私はどんなに励ましていただいたことか・・・
まぁちゃんとその飼い主はそのことに関してはなんにも知らないけどね。


あ~人間って強い!と思う。
犬好きは懲りることを知らないのだと思う。
こういう日が来ると知っていたら、私はあんなに千千に乱れて、切なく悩まなくても良かったよ。


今朝の電話。
「あ~、私、またラブが飼いたくなっちゃったぁ」
へっ?ジャックラッセルテリアはどうしたんだぁ?
「ジャックラッセルテリアを見て歩いたんだけれど、ペットショップにいるのはなんだかひ弱な気がするんだよね~」
ふ~ん、ペットショップで犬を見るっていうのも、この頃では問題ありな気はするが・・


「それよりさぁ・・・ねぇ、ねぇ、ねぇ・・・きなこって知ってる」
きなこって、あのドンくさい警察犬候補?
「まぁちゃんに似てると思わない?」
ん~~、太目のところは似てなくもないが・・
「まぁちゃんも、私のところに来た頃土手から滑り落ちたんだ。障害物を飛びそこなうところなんかそっくりだと思う」
・・・・・・・・
「大きいラブって今少ないんだよね。まぁちゃんが来たあの・・・」
え~、あんだけ大変だって愚痴っておきながらおんなじ道を選ぶのかぁ???

「私に小型犬はどう考えても似合わない」
それは分かるが・・
十数年後の私たちを考えてくれ~。

まぁちゃんのために用意していた席は、彼女のこの次の犬のためにも空けておくつもりだけど
今の話の流れだと30キロ強の大型犬を介護する覚悟を私にもしろってこと?

「大型犬のほうが小型犬よりは寿命は短いだろうし、なんだか天真爛漫に死ぬような感じも確かにするけど・・」
と、私はつい言ってしまった。
「そうだよねっ。そうでしょ!!」
彼女はさらっと言った。
継続して犬を飼っている人間の強さというか・・・


相変わらず、犬を見にペットショップに出かけては、お店の人と喧嘩して帰ってくるらしい。
「ペットショップという形態は犬の成長過程に悪影響を与える」と今朝も怒っていた。
お~すごいぞ
がんばれ!!


だけど、きなこちゃんって線だけは、可愛いんだけど・・ちょっとご勘弁いただきたいと思っている私なのである。

       
これがきなこちゃん。

見習い警察犬きな子、住民らに人気


戌(いぬ)年にアイドル犬登場―。香川県丸亀市飯野町、丸亀警察犬訓練所(亀山伸二所長)の見習い警察犬「きな子」が、地元住民らの人気を集めている。訓練でのドジっぷりと、失敗にめげない前向きな姿勢がその理由。関係者たちは「警察犬となるにはまだまだ未熟だが、頑張る姿がみんなの励みになればいい」と温かく見守っている。

 きな子はラブラドルレトリバーの雌。二〇〇三年五月に同訓練所で生まれ、クリーム色の体毛から「きな子」の愛称がついた。

 調教するのは同訓練所で訓練士を目指している川西智紗さん(22)。専門学校の研修で〇三年九月に訓練所を訪れた際にきな子と出合った。見習い同士だけに「一緒に頑張っていこう」と誓い、翌年四月から「二人三脚」で訓練を始めた。

 きな子の専門は遺留品のにおいと犯人のにおいを結び付ける臭気選別。異なるにおいを染み込ませた数種類の布から、特定の布を選ぶ訓練などを土器川河川敷で連日行っている。

 注目を集めるきっかけとなったのは、昨年九月に高松であった県警主催の訓練会。そこできな子は、体重二八キロとやや太めの体形がたたってか、高さ八十センチの障害物を飛び越えられず頭から落ちたり、高所通過で足が震えて進めなかったりとずっこけぶりを“披露”。それでも懸命に訓練に励む姿がテレビで放映され、話題になった。

 その映像は後日キー局のワイドショーなどでも取り上げられ、人気は全国区に。十一月の県警察犬競技大会には、きな子目当てのファンも繰り出した。

 川西さんいわく、きな子の性格は「注意力散漫のお調子者」。ボール投げをして遊ぼうとボールを持っただけで駆け出し、辺りを探し始めるという。川西さんは「もう少し落ち着いてくれたら大会の成績も良くなると思うんですけど」と苦笑する。

 肝心の競技大会の成績は、臭気選別が四問中一回しか成功せず二年連続の不合格。目標の嘱託警察犬にはなれなかったが、亀山所長は「能力は十分ある。大会の雰囲気に飲まれないことが肝心」と今後の活躍に期待している。

 きな子は癒やし系のキャラクターを生かし、今後ドッグセラピーの活動もしていくという。
高さ80センチの障害物をうまく飛べず、おなかを擦る「きな子」。奥は川西さん
=丸亀市飯野町の丸亀警察犬訓練所
                       四国新聞社06年1月22日

あれから・・・

2006-02-14 | 老犬介護・ペットロスなど
まぁちゃんが旅立っていって三ヶ月が過ぎた。

「しばらくそっとしておいて欲しい。犬は見たくもないし、犬の話は聞きたくないし出来ない」といわれた日から二ヵ月半。
今日、久しぶりにまぁちゃんの飼い主である友人が電話をくれた。
クーの話はしないようにしようと、話題を選びながらの近況報告が続くこと数分。

「今度はどんな犬を飼おうかと都内のペットショップをのぞいているんだ」と突然彼女が言った。
まぁちゃんを子供のように可愛がっていて、ベショベショに泣いていた彼女が
そこまで元気になって電話をくれたことが心から嬉しかった。


この三ヶ月間、気持ちに区切りを付けていくことはどんなに苦しかったろう。。。と思う。
もう大丈夫?

ペットショップで犬を探すより、家族に恵まれてない犬を飼ってくれないかなぁ。。と、口から出掛かった。
彼女ならどんな犬でも、良い犬に育て上げることが出来るだろう。
でも、これからの二十年近くをともに過ごす犬は、生活環境や体力的なものを考えれば小型犬のほうが良い。
そして、二歳過ぎてからやってきたまぁちゃんを良い子に育てるために苦労したのだから、今度は子犬から自分の手で育てたいだろう。
犬のことでは彼女はベテランママ。。新米ママの私が口出しすることじゃない。
そんなふうに思って話を聞いていると・・・

「ペットショップ回ると、腹ばっかりたって・・」
「この間も、ウンチの始末をしてないから注意したら『今、忙しい』と言われて・・」
「『食糞癖がついたら大変だ』と言ってやった。高い値段で売るならしっかり管理しろって言ったら、嫌な顔された」
と笑っている。
「熱心な動物愛護家だと思われたかもよ」と言って、
私が暮れに入ったペットショップがあんまりすごくて、思い余って保護センターに電話した話をすると
「まぁ、結ちゃんも似たようなものじゃん!」と笑われた。


それから・・・私が見そびれた老犬介護のNHKのテレビ番組の話を詳しくしてくれた。
「どこの家でも一緒だよねぇ。ずっと一緒に過ごした家族だものねぇ・・」
と、まぁちゃんのことを思い出しながら彼女はしみじみと言った。

「クーは室内飼いだし、結ちゃんの性格ではさ。。。今のうちに多頭飼いを考えたほうが良いよ」
もう一匹犬を飼う。。。
確かに理想だけれど、クーを飼ってみて、犬の置かれている状況を知り社会の変化を感じ、諸々のことを思うと、
安易にもう一頭の犬を飼うことに、今の私にはためらいがある。



「ねぇ、もし我が家でクーの世話が出来ないことが起こったら、煮干は付けるからクーのこと預かってね」
「クーもこの三ヶ月でずいぶんいい子になったし・・・」

これは前から約束していたこと。
例えば地震がおきたりして、どちらかが急に犬を飼えない事情に陥ったときは、まぁちゃんは私のところに来ることになっていたし、
クーは彼女のところに行くことになっていた。
もうまぁちゃんはいないけれど、どさくさにまぎれてもう一度確認

「もって生まれた性格は年取ってくるとまた出てくるよぉ。クーはクーのまんまだよ」
「でも、いいよ~~。尻尾があって全身毛だらけの子供はいくらでも預かってやるよ~~」


彼女が都内のペットショップによく出没して、今度飼う犬の犬種の品定めをしている件に関しては黙って話を聞いていることにした。
彼女がペットショップにふらりと現れて店員さんたちと話すことは、犬たちのシアワセになる権利を高めてくれそうだしね。

今は、こういう犬を飼いたい。。なんて彼女なりの夢と理想があるのだろうけれど、
・・・彼女のことだから・・赤い糸がどこかとんでもないところに繋がっていて
またあの懐かしいお犬様狂騒曲を聞かせてくれそうな気もしないではない
私は彼女が新しい家族を迎え入れる過程をしばらく楽しませてもらおう

お~い、犬!!どこにいるんだい?隠れてないで早く出ておいで~~!!