金曜日、夕方からの用事が急に入ってしまい、帰宅するのが少し遅くなった。
当初の計画では、夜のうち南房地磯であんなことしてこんなことして、朝になったら内房に移動してそんなことしてもう好きにして・・・・の予定だったのだが、残念ながらダブルヘッダーができるだけの時間がなくなってしまった。
南房夜磯マイスターのmasayaさんにこっそり教えてもらったマル秘メソッドは次回のお楽しみにとっておいて、今回は内房の某イカ臭い場所へ直行することにした。
ターゲットは、もちろんスミイカ！
前回空振りに終わったスミイカ！
陸っぱりで狙える好期はだいたい今月一杯だというから、早く釣らないと居なくなってしまう。
自分の手で釣った美味しいスミイカを、いやというほど食してみたいぞ♪♪♪
＜本日のBGM＞
LITTLE FEAT "DIXIE CHICKEN" (1973)
かくして、妄想フルスロットルでやってきた深夜の内房イカ臭い某所。
荷物を担いで堤防に出てみると、あれれ？釣り人が一人しか居ない！
前回来たときは大混雑だったのに、何故・・・・？？？
しかし理由はすぐにわかった。
堤防の周りにぐるりと刺し網が張り巡らされていて、仕鰍ｯを投げる場所がないのだ。
なるほど、だから常連組は誰も居ないのか・・・。
仕方なく堤防先端近くの内側に釣り座を構えて、仕鰍ｯの準備。
エギングは無理なので、家から持ってきたサバの身餌を堤防際にぶっ込んでみることにした。
アナゴでも釣れないかしら。
と、そこへロコパパさんが登場。
堤防をぐるっと取り巻く刺し網を見て困った顔をしていたが、それでもちゃっかり先端角のベストャCントをキープしている。
うーむ、さすがです（笑）。
しかしその後は、ただただマッタリとした時間が流れる。
何も釣れない。
ていうか、釣りができない。
アナゴもおらんがな。
退屈でいい加減眠くなってきたとき、ようやく漁船が刺し網を引き揚げに来た。
よっしゃあ♪
夜明けまではまだ少し時間がある。
朝マズメの時合いはいただきだ！
根の切れる沖の砂地のャCントに向かってエギを遠投。
時々しゃくりを入れながら、底をずりずりと曳いてくる。
スミイカは底に居るので、ずる曳きが効果的なんだそうな。
ふと横を見ると、ロコパパさんが本日一匹目のスミイカゲット！
おお～、素晴らしい。
おいらも負けてはいられない。
気合を入れて、ずるずるずる曳き。
しかし・・・管理人のエギにはまったく反応がない。
しかも、おニューのエギを二本もロストする始末（泣）。
あ痛たたたた・・・・財布が痛い。
そこで、貧乏性の管理人が苦し紛れに取り出した仕鰍ｯがこれ。
↓
一個２９８円也の安物コウイカスッテ。
これなら根鰍ｩりも浮ｭないぞ。
きっちり底を取って、ゆっくりスローにずるずるやっていると・・・
ついに、キター！
人生初の内房スミイカちゃん。
愛くるしい"LITTLE FEET"スミイカちゃん。
まんまるコロッケスミイカちゃん。
めっちゃ嬉しい♪
思わず手にとって頬ずりしたいところだけれど、君はスミを吐くから止めておくよ。
さらに、１バラシの後で、２杯目をゲット。
とりあえず今夜の晩酌の肴は確保できたので、一応前回のリベンジは成功ということにしておこう。
わははは。
当初の予定（妄想）では２０杯くらい釣ってご近所に配って回るはずだったのだが、それはまた今度ってことで（笑）。
日が昇ってからは堤防周りに青物（たぶんソーダ）のナブラがいくつも立っていた。
しかし、群れが小さいらしく、ルアーを用意して投げるまでにはどこかに消えてしまう。
まるで釣り人をからかっているみたいだ。
堤防全体でもほとんど青物は上がっていなかった。
その後、南房帰りのpingさんが偵察に立ち寄られたのでご挨拶。
（ハジメマシテ♪）
ご覧の通りのへなちょこ貧果でありますと正直に申告（笑）。
次回はもっと釣りますよ～。
堤防先端が混んできたので、港内の岸壁や船着場を一通り探り歩いてみたが、残念ながらイカの姿はなし。
先客に様子を聞いてみたが、港のほうもあまり調子はよくなかったようで、小さいアオリが一匹だけとのこと。
「９月は良かったんですけどねえ～。」
うーん、出遅れてしまったか。ちょっとくやしい。
でもまあ、来シーズンの楽しみがひとつ増えたのは嬉しいことである。
やがて帰宅時間となり、堤防に戻ってロコパパさんにご挨拶して帰路についた。
（ロコパパさん、今回もお付き合いいただいて有難うございました。）
・・・・・・・・・・・・・・・
今夜の晩酌の肴は、偽装表示一切無しの「内房産朝捕りスミイカ」のお造り。
お酒は、内房富津・忠ｪの地酒「聖泉」。
↓
スミイカは家族にも大変好評で、珍しく「また釣ってきてね」と言われた。
また釣ってきてね、ということは・・・・
ええ～！また釣りに行っちゃっていいんですかあ～！
スミイカ万歳♪
