金曜日、年度末の仕事を終えて、へろへろになって帰宅。
体が疲れるのは仕方ないけれど、気持ちまでくたびれてしまってはいけない。
ようし、明日も張り切って釣りに行くぞ!
遅い夕食をとり、風呂に入って、出発までの間しばしの仮眠。
ZZZZ・・・
ん?
あれれ?
やべっ!寝過ごしたっ!
大慌てで車に荷物を積み込み自宅を出発。
時刻は既に午前4時を回っている。
完全に出遅れた。
むむむ・・・
早朝の国道128号線をひた走り、前回いい型のメジナがあがったAT港(⑤-(8))に到着。

車を停めて堤防の様子をチェック。
風はほとんどないにもかかわらず、海は予想以上の荒れ模様だ。
昨日のシケの影響がまだ残っているらしい。
沖から入るうねりで、港の奥の方まで潮流が渦を巻いている。
この状況では釣りはちょっと厳しい。
しばし悩んだ末、このャCントは諦めて移動することにした。
次にやってきたのは、AT港から程近いMIの磯(⑤-(7))。
イケス前のャCントが空いていたので、ワンド向きに竿を出してみることにした。
うねりの影響もさほどなさそうだ。

今日の仕鰍ッは磯竿1号に、道糸2号、ハリス1.5号、チヌ針1号、峯ウキBに水中ウキB。
餌はオキアミ。
コマセを入れ、潮に乗せて仕鰍ッを流してみるが、反応はほとんどなし。
時折もぞもぞとしたアタリで餌が取られるのは、ウミタナゴの仕業だろう。
試しにピシッと合わせを入れてみたら、案の定20センチほどのタナゴが釣れた。
水温が低くて、低温に強いタナゴくらいしか活動していないのかもしれない。
その後もタナゴ以外のアタリはなく、他の魚の気配は全く感じられない。
しびれを切らし、またまたャCントを移動。
最後にやってきたのは、OT港外堤(④-(10))。

小湊に比べると波はずっと穏やかで、普段とさほど変わらない。
岸壁や堤防のあちこちに、乗っこみクロダイ狙いと思しき釣り人の姿が見える。
もうそんな季節なんだね。
まずは外堤先端手前の外側向きに釣り座を構え、足下のミゾを攻めてみる。
右から左へゆっくり流れる潮に乗せて、仕鰍ッとコマセを同調させて流す。
ハイシーズンであれば、海面が黒くなるくらいの木端メジナが沸いて出てくるところなのだが、今日は全く魚の気配が無い。
ウミタナゴの姿もない。
あまりの生体反応の無さに業を煮やし、内向きに釣り座を変更。
きっちりタナをとって、ベタ底で仕鰍ッを流してやるが、こちらもまったく反応なし。
むむむむ・・・
こんなことなら、小湊で粘っていたほうがずっとよかった。
移動したのが裏目に出てしまったようだ。
その後も堤防上をあちこち移動したり、白灯テトラに乗ろうとチャレンジしてみたり(これは途中で挫折したが)、時間ぎりぎりまで悪あがきを繰り返したが、結局ノーフィッシュのまま、午前9時半納竿(泣)。
がびーん。
こ、こんなことって・・・
ちくしょうっ!荒れてやるぅっ!

THE CLASH "LONDON CALLING" (1979)
帰宅後、今日は全然釣れなかったと家族に報告。
すると、子供がこんなことを言った。
「パパが来ると釣られちゃうから、魚が浮ェってみんな逃げちゃったんだよ。」
そう!まったくその通りだ!
なんて的を得たことを言うのだ君は。
若くして物事の本質をズバリと見抜く洞察力はさすがである。
来月からお小遣いアップ決定!(笑)
(おまけ:AT港脇の桜)
