明日12月14日は、いわゆる「赤穂事件」の起きた日。
ここ深川にも、赤穂浪士ゆかりの場所があった。

本所松坂町の吉良邸討ち入り後、浪士達は隅田川沿いに永代橋の近くまで下ってきた。
そして、店主が浪士の一人と俳句仲間だったという味噌店に立ち寄り、甘酒を振る舞われて休憩したのち永代橋を渡り、浅野家菩提寺の泉岳寺へ向かった。
約10キロの道のりだ。

今でもこの味噌店では、この時期になると、浪士達にふるまったのと同じ米麹の甘酒を、路上で通行人に振る舞いながら販売している。


優しい甘さでとても美味しい。
討ち入りで疲労困ぱいした浪士達の体も、きっと暖まったことだろう。
