昨年に引き続いての”Guys and Dolls”。
まもなく58歳になる吉川晃司が『若造』のポジションに戻れる大御所連とのセッションライブ。通常の”ツアー”は年々本数が減っている印象があるのだが、その分激しいROCKではなくより大人のステージを演るコンセプトで今後も続けていく意向のようだ。
基本的には昨年とほぼ同じ顔触れのメンバーだが、一部変更がある。
Key.矢代恒彦が他界したため、菅原弘明が加わった。
昨年はDr.は山木秀夫一人だったが今年は通常のツアーでもバックについてくれている湊雅史が参加。コーラス（バッキングボーカル）は昨年は大黒摩季と福原みほだったが今年は福原が抜け、クロエ・ギブルに交代になった。
他のメンバーは昨年と同じ。
結果、湊が加わったことで、 ツインコーラス・ツインベース・ツインドラム、ツインキーボード、そして吉川も数えるとツインギターという分厚い構成になる。
ただでさえレジェンドの集まりで聴こえてくる音の重厚感がすごいのに×２。聴きごたえ十分だった。
と、そんな短いライブツアー（「ツアー」とは謳っていない）初日の広島に参戦してきた。 昨年は４ヶ所5公演で私はそのうち2公演しか行けなかった（東京公演は２公演とも落選）けど、今年は４会場４公演で全公演参戦予定。いかんいかん。40周年ツアーに備えねばならないのに。
公演日は8月4日。広島にとって大切な日である8月6日の少し前、真夏の広島の空はこれでもかと美しく晴れわたっていた。
78年前のその日も快晴の朝だったという。こんな空だったのだろうか。それが一瞬にして黒い雲に覆われてしまったという日のことを思わずにはいられない。
4公演限りとはいえ初日なので、ネタバレを嫌う方は一旦ここで引き返して下さい。
自分用の備忘録として書くので、どうせたいしたことは書きませんが（笑
ではいきます。セトリ書きますよ。
KIKKAWA KOJI Premium Night 2023 "Guys and Dolls"
2023.8.4＠広島 上野学園ホール
【サポートメンバー】
GUITAR : 今剛
BASS : 後藤次利
BASS/BV：小池ヒロミチ
DRUMS : 山木秀夫・湊雅史
KEYBOARDS : ホッピー神山・菅原弘明
BACKING VOCAL:大黒摩季・クロエ･キブル
01. ODEON 19860318
02. RAIN-DANCEがきこえる
03. Virgin Moon
04.ロストチャイルド
05.MISS COOL
06.ジャスミン
07.LOVE CHARADE
08. in a sentimental mood
09. キャンドルの瞳（piano ver)
10. HEART∞BREAKER【大吉】
11.心の闇（ハローダークネス）
12. ギムレットには早すぎる
13. サイケデリックHIP
14. 雨上がりの非常階段
15. Black Corvette
16. No No サーキュレーション
- encore -
17. LA VIE EN ROSE(acoustic ver.）
18.奪われたWink
19.BOY'S LIFE
●セトリの第一印象
いきなりＯＤＥＯＮ始まりで「おおおっ？！！！そこ来るか！！！」って感じだったんですが、全体的に見ると選曲の半分以上が去年と同じだったので、贅沢言うともう少し違う曲も聴きたかったかなというのが本音。まあ曲順とかは変わってるのでそこまで「去年といっしょやん！」となるほどではなかったし去年聴いて気に入ったアレンジだったのもあるのでいいんだけど。
↑の太字は去年はやってない新たに入った曲。
●ロストチャイルドの詠唱
昨年は福原みほさんがイントロ前に詠唱のようにひと唸りしてくれてたロストチャイルド。今年はみほさんはいないけど、クロエちゃんが引き継いでやってくれました。あそこからのロスチャのイントロってなんであんなぐっとくるんだろう。あれは大黒さんのアイディアだったんだっけ？それとも歌う本人のみほさん？天才。
●
この頃って、シーンでそれが流行ってたのか吉川的に流行ってたのかがもうひとつピンとこないんだけど、この私が吉川にはまった頃（1985～6ごろ）ってベースがばりばり自己主張してる曲が多い。スラップでベースのリフがずっと聴こえてくるやつ。シンセの音とかが80年代っぽいっすよねーみたいなのもあるけどとにかくベースラインが印象的なもの。
ちょうどそのころの吉川がモデルだった「To-y」の哀川陽司君ですが、アニメで陽司君ステージ場面で流れてきた劇伴はそれこそサイケデリックHIPみたいなベースリフの曲でしたな。
後藤次利・小池ヒロミチのツインベースを従えたらそのへんやりたくなるよねこっちだって聴きたいもん。
レインダンスもだし、今回のセトリでは「サイケデリックHIP」がその代表ではないかと。
だったらどうせなら「HOT ROD」あたりもやってくれてよかったのでは…（あ、ステージの人たち高齢者だった…）
●ジャスミンは夏か？
中盤、夏っぽい曲をいくつか…と言うコーナーで。
どうも吉川晃司の中で「ジャスミン」＝夏曲らしい（前にもどこかで「夏っぽい感じで…」って言ってジャスミン歌ったことある）
けど、自分も歌詞に「春」って書いてるやん！！ジャスミンって4~5月の春、初夏の花だよ！！！夏の歌じゃないよこれ！！！
●きっかわは指ハートをおぼえた！
もいっこジャスミンの話。吉川コーラス部がキュートに踊りながら歌ってくれるんですが、サビ終わりの「ジャスミン♪」のとこで指ハート（両手親指と人差し指で作るスタンダードなやつ）をするコーラス部につられて、というかなんとなくコーラス部からの圧で自分もやってしまう吉川。吉川晃司が歌いながら指ハートですってよ……アイドル時代には死んでもやらなかっただろうにこれが年を重ねるということか…。
●ラブシャレード
一応ね、声出しOKになっているので。ラブシャの最後のとこ（Love is always…のとこ）みんなで歌うように煽る大黒姐。
しかし１８祭のニーニニ地獄（地獄言うな）じゃないけどこれ、上キーだと裏声だし下キーだとさすがの私にも低すぎるのでまあまあきついんすよ。
●in a senttimental mood
今回の最年少クロエ・キブルちゃんと組んで一部ボーカルもとってもらうパターン。去年はみほさんとやったコーナーですね。若い娘さんとデュエットしてヤニ下がるおっさん……。そして後ろで踊る熟年カップル大黒&小池…。
●もはやママ
大黒摩季さんはもはやチイママではなくママ（スナックの）。
●スパンコール→レザー
最初Dollsの衣装は銀のスパンコールのタイトなドレス（でクロエちゃんはアフロのウィッグ？）でファンク！ソウル！な感じまんまんだったんですが中盤ハーブレで出てきた時はROCK！な衣装になってきた大黒さんかっこいい。
●ギムレット
セトリ殆どがCOMPLEX以前の曲だった中で唯一最新曲。でもこれはこのライブのコンセプトには合うよね～
●最近の（音楽以外の）仕事の件
・放送中のドラマ・「トリリオンゲーム」の祁答院役。あまり来ない役柄だから（役作りとか）難しいなと思ったら、近所の商店の人とか会社の経理の事務員さんとかに「吉川さん普段通りですね！」と言われてしまった。確かにそう言われてみれば思ったほど役作り難しくなかった。（ごめん、ステージとかインタビューとかでしか見てない一般ファンの私から見たってそうでしたよ）
ついやりすぎてしまって監督さんに「もうちょっと抑えていきましょうか」って言われてしまう
・出てるような出てないようなアレ
先日公開された映画にちらっと目撃されて界隈ざわついたやつ。どうやら次作にどかんと出るらしいという匂わせ程度の出演だったらしく、映画公式はもちろん吉川公式も沈黙しているのでどうやらまだ触れてはいけないらしい（でも見た人にはバレてるやん！！！ｗｗｗ）
というわけで、コロナちょい前くらいからずっと言ってた”とあるアクションもの映画”はこれだったと判明したけどまだ発表されてないんで、キ…いやなんでもない
3年くらい前に撮ってて、そのためにウェイトを増やしてたのに撮影時期がずれてなぜか太った時にツアー、撮影の時には痩せてるみたいなことになって大変だった（西郷さんの時もそのような事を言ってたよな…）
だって対決する相手が１６キロも増量したって言うから！！（大・・・・さんですね…）
●奪われたWink
このブログでもエントリしたけど先日岡村ちゃんと対談した吉川さん。で、懐かしくなったのか岡村提供曲を掘り出してきたらしい。
これキャンドルの瞳のB面で、３０周年の時の限定CD「B-SIDE+」には収録されているんだけどそう言われてみれば２年で９０曲やったあの３０周年の時にもやってないんだよね。多分これいきなり演られたら「えっこれ何だっけ？？？？？」ってなる数少ない曲の１つ（B-SIDE+はわりと聴いたんだが…）
本人もライブでやった覚えがほぼ無いらしい。つーかこれ普段の吉川のライブでやるのには向かない感じっすね。いっそROCKな感じにアレンジ大胆に変えてしまったらやりやすくなるんでは？とりあえず名古屋までに音源何回かちゃんと聴き直そうかな。
そんなわけで、アンコール含めて２時間ちょいくらい。 コーラス部が吉川ではこれまでになかったキュートな手振りをしてくれるのである意味新鮮な楽しみ方もできました（＾＾）
ファイナル武道館はまだチケット販売中みたいだけど名古屋大阪はSOLD OUTになってるもよう。良かった良かった。武道館ももっと売れろ♪
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