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癒さぬ傷口が 栄光への入口

『モリのアサガオ』[月22] 第8話

2010-12-06 | テレビ。
直樹の実の父親・山本は本来なら死刑判決を受けることはまず無いだろう罪。
とはいえ、1人殺したことは事実であり山本は3人だろうが1人だろうが殺してしまったことは自分にとっては死に値することと考えていた。
深堀と深堀の家族のために罪を被って死刑になった山本。

深堀は山本によって守られたはずの「命」を、他の命をさらに奪うことで死刑囚となり、棄ててしまった。

深堀が何故また殺人を犯したのか。
なぜ山本が救ってくれた命を棄てるような真似をしたのか。
それは結局、深堀の刑が執行されても語られることはなかった。
単に深堀がどうしようも無い人間で、山本に救われた命だという自覚もなくただ衝動的?に殺人を犯したのか。
山本に救われた命だけれど、山本に罪を被せてしまった自分こそ死に値するのだと考えたのか。

そして、何故深堀は「山本のガキ」である直樹に自分の死に様を見せねばならないと思ったのか──

それは明かされない。


語られなくても伝わってくるモノっていうのはこういう映像作品を見ているとよくあることなんだけど、これは少し伝わってきづらい感じだったなあ・・・。かといってセリフで説明されるのも何だかなぁとも思うし。


それよか、直樹はまだお母さんにわだかまりを持ってるのか?
思春期の男の子じゃあるまいし、いつまでも何スネてんだこいつ。
20年以上も大事に慈しんで育ててくれたことが、血が繋がってなかったってことだけで全部パアなのか?
と思うとほんと直樹って腹立つ…。
自分のことでいっぱいいっぱいなのはわかるけど、自分の彼女に対する態度も冷たすぎだし。
てかあれ、彼女なんだよね(って望月さんに紹介してたよね?)直樹はただの友達だと思ってましたとかじゃないよね。付き合ってんだよね。だったら尚更なんか腹立つ…。

これまでもそうだったけど、直樹が「一生懸命相手を思いやって」する言動が見事に相手の逆鱗に触れるってのはどうかと思うんだ。これ、脚本の問題なの?誰がやってても腹立つキャラだよね、多分これ。


ARATAとか柄本明とか塩見三省とか大杉漣とか津田寛治とか、その他もろもろの素晴らしい俳優さんの見事な演技によってなんとかこの作品、見続けてられてますって感じになってきた。あとテーマがやっぱ見ておいたほうがいい気がしているのもあるけど。
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