Sound of waves.  日々舞武両道

by 後藤宏美(Hiromi Goto)HiromiEva
カラダ教習所松戸EvaDanceStudio

驚きと感動

2008-12-05 02:53:43 | Weblog
『宏美です。今から少しずつ、旅の思い出を、綴ろうと思います。』

タイミングを計るのが下手な私は、いつ休むべきかも、泣くべきかもわからずに、
両手に増していく大切なもの達を抱えながら、全速力で走り続けていました。

それをある人はこんな風に例えました。
『アクセルとブレーキを同時に全開に踏んでいるみたいだよ。』
…それはつまりは効率が悪いってこと?

気づけば10年間くらいの時間が過ぎて…、私はずっとそんな生き方をして来たみたい。
(自覚はないのだけれど、人からそう見えるのなら、損だから…
今同じような17歳がいるのなら、早く解決策を見つけて、教えてあげたいと思う。
それが例え、一つの選択肢に過ぎなくとも。)


今年8月、権力や財力というものに、多大なる影響を受けている日本の
理不尽なシステムに私的に傷つく試練…
10月、人の感情や行動の矛盾に、悲しむコト…
11月初め、諦めと同時に希望を見いだして前に進むと言うことに全力前進…

そして11月の終わり………。

強制的にでも一度歩みを止めて、立ち止まって、自分と周りの関わりを…、
そして自分の立っている位置を確かめましょうという提案。


もちろん、その間も私はずっと、多くの人の励ましの中にあって、
感謝を忘れたことはないし、常に真剣であったつもりです。
(*多くの人と言う表現は、たった一人の人でも自分が百人力と思えば、百人に値するから…。
それは自分の中の問題よね。たった一人の人でも、
千人分満たされるかどうかということを決めるのは、自分次第だもの…。
私がいただいた手紙の一通一通は、千通に値する。)
それから、モルディブ行きの仕事を選ぶか否かの瀬戸際で、、
行き先までもが皮肉に思えたりもして…出国間際まで迷いが絶てなかった。
(飛行機に乗ればイヤでも自分と向き合えるのに)
(環境を変えれば見えなかったモノが見えてくる可能性をはらんでいるのに)
(答えが見つかるかもしれないのに)


胸が苦しくて、

『私は何をしているの?』

『どこに行くの?』
ずっとそんな感じ。

流れる涙の理由を自分に尋ねてあげることすら許せない。
「…だってそうでしょう?このご時世にモルディブ?なんて贅沢だ…。」
『仕事?だとしても贅沢だよ…。許されない。嫌われてしまう…イヤだ。』
出国前日になっても、自分が何を恐れているのか、何を許せないのかもわからなくて…
不可解な心に可笑しさまで込み上げきて。しまいには泣き笑いした…


でも

私は行かなきゃならない。



今。こんな複雑な感情を、
ブログという公共の場に書き連ねることが正しいかということには、、
未だ戸惑いがあります。

けれど皆さんに約束したいのは、
私がすべて正直に、書くと言うこと…。そして、すべて読み終えた後に、
一人一人の心にちゃんと温かいものが残って、大切なことを思い出しますように…、ってこと。


私はその目的の為に書きます。


「島に着いたのは深夜でした。」
目覚めて初めて見た朝日は、怖いくらいの現実感と、体感しているのに、
“それ”を知らなかった都会の自分を恥じるような、非現実的な美しさで…
同時に 大切な人達に、知らせたいと、知らせなきゃいけないと思いました。



『本当に美しい朝日を見たのはいつですか?』


宏美より
コメント (4)
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