カメラを片手に

月ヶ瀬、梅林公園と斎藤拙堂・頼山陽の詩碑

桃の節句・ひな祭り」の朝は4.0℃と暖かく、午前6時に寝室のシャッター
が開けば、カーテン越しだが白んできており、6時半過ぎに春日奥山の稜線
から陽が差し込んだ。21日の春分の日まで残りわずかですね。
春の日差しが降り注ぐが、昼前から雲に覆われ、最高気温は12.8℃と平年
並みだが、部屋にいると足元から冷え込んでくる。
      13時、11.8℃、48%

節句ですから床の間の『雛飾り』、中学生になった孫娘にと飾っているが、
本人は興味がないのか来ず、写真も撮れず、寂しいものですね。
      

そして玄関は「内裏雛」、
さらに東大寺二月堂「お水取り」ですから自作造花の「糊こぼし」も。
紅花染め和紙は手に入らず、やはり色が違いますね。
      

「糊こぼし」をつくられる練行衆、二月堂内に飾られる。
      2018年2月の産経新聞より

そのベニバナ染めの発色剤『烏梅(うばい)』農家は月ヶ瀬祝谷「梅古庵」だけ。
2月25日、コロナ禍で営業中止され、戸が閉まる店もある中、元気に営業され
ており、息子さんが店番をされていた。
その前を通り、江戸時代末期に訪れた「斎藤拙堂詩碑」梅林公園と近くの
「頼山陽漢詩碑」、そして天神社へ向かいます。


お地蔵様がひっそりと道端に

その前を頭を下げつつ通り過ぎれば、梅林公園(平成5年開園)に。
一部がチラホラ咲いているのみで、斜面のロウバイが満開でした。     

      

咲いていた梅の品種を紹介します。今週末には見頃になっているのでは
「道知辺(みちしるべ)」早咲き野梅系、一重で雄蕊の白と葯の黄色が映えると
      

「冬至梅」一重野生種

「月影」野梅系、花は一重で小形、2月上旬ごろから開化
      

「雲龍梅」野梅系、八重

梅の手入れをされていた方が、紅梅枝の切口を見せてくれた。
"切って5分ほどは紅い"と鑑別点を教えてくれた。
      

梅林公園にある「斎藤拙堂詩碑」
     ・・・・・・・・・
     絵のような渓谷に船を浮かべる。
     風邪は花に吹いて雲まで香り
     梅花は両岸に満ちてまさに春、
     ・・・・・         月瀬五絶句のひとつ 拙堂居士謙

回り込んで上れば「頼山陽詩碑」
 

そしてその西側に、加賀前田家の碑があり、400年前のもので風化している
"1615年大阪落城の折、尾山天神に立ち寄られ、前田家安泰二千日を祈願。
 満願の7年後に碑文が建てられた"との内容だそうです。
      

現在「天神社」はここへ移されている。
      

ここから下を眺めれば、赤い月ヶ瀬橋が・・・・

2月25日の月ヶ瀬梅林、これでおしまい。

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