今朝も晴れ渡れば氷点下0.7℃とやや冷えこんだが、日差しでサンルームから
暖気が流れ込む。日中は10.0℃迄あがり、洗濯日和になりました。
師走も20日で大掃除に取り掛かっているはずが、朝からウトウトとする始末。

さて十津川温泉と熊野三山の旅、「熊野本宮大社」と「熊野速玉大社」を参拝
して11時半過ぎに、三山目の「熊野那智大社」に向かいました。
混雑した新宮市街を離れれば無料の那智勝浦新宮道路(E42)、トンネルで
あっという間に那智勝浦IC、下道に入り、那智大社への道で思い出したこと
2011年10月下旬にも通った道、その年9月初旬の台風第12号による紀伊半島
大水害での傷跡が・・・全くなくなっていました。
十津川村では、やっと崩壊地の修復工事が済み、緑が戻って来たばかりなのに
熊野古道を感じられる大門坂を歩いて参拝したかったのですが、時間的な余裕
がなく、前回同様一番上の熊野那智神社横の駐車場にと考えていたが・・・
那智の滝駐車場に空きがあり、そこに止めて「熊野那智大社 別宮 飛瀧神社」
と「那智の滝」を観瀧した後、徒歩で裏参道から青岸渡寺と熊野那智大社へ
参拝し、帰りは表参道から駐車場に戻るコースを選んだ。
【行程】
熊野速玉大社10:25・・11:10熊野速玉大社11:30・・(神倉神社遠望)・・12:15
那智の滝駐車場・・飛瀧神社12:25・・(裏参道)・・14:40青岸渡寺・・13:00
熊野那智大社13:05・・(表参道)・・那智の滝駐車場13:20・・13:50木下鮮魚店
昼食14:15・・同じ経路を戻る(休憩なし、御所ICから橿原高田JCTで渋滞に)、帰宅18:20

駐車場横の飛瀧神社の二の鳥居から

杉の巨樹に囲まれた石段を3分も下れば、


一の鳥居越しに、那智の滝の威容が目に入る。


飛瀧神社の御神体は「那智の滝」、さらに参入料300円で奥の御瀧拝所舞台
からも拝め、天候にもよるが虹が射すこともあるが・・・
大瀧は大雲取連山から流れている流水で、全山に那智48瀧というほど多くの
瀧があり、一番高いのが那智御瀧で一の瀧とも呼ばれ、高さ133m、銚子口の
幅13m ・瀧壺の深さは10m以上あり、水量は毎秒1トン程度とされる。
さらにこの瀧の上流には二の瀧、三の瀧があり総称して那智の大滝として、
さらにこの瀧の上流には二の瀧、三の瀧があり総称して那智の大滝として、
国の名勝で、下流には滝修行で有名な文覚瀧(もんがくのたき)がある。

那智の滝の形成についての案内板を示します。
火成岩が固いことから滝が形つくられているのですね。

時間がなく、線香の煙に導かれて那智大社へと・・・

駐車場の直ぐ脇から「裏参道」の急な石段がある。

石段の最後から滝がちらりと・・・

この開けた場所が「伏し拝み」といい、かつてはここが「遙拝所」とされた。
7月14日の那智大社の例大祭「那智の火祭り」で「扇立て神事」が行われる
聖地でもある。

最後の紅葉でしょうか、苦しい息づかい中に木立からみえ、癒してくれる。

塔頭が見えれば三重塔も、前回登り、鉄筋コンクリート造りですので寄らず

塔頭の横を上れば・・・

尊勝院裏の上りで、西国三十三か所一番札所「那智山青岸渡寺」横の展望台に

お正月の夜間ライトアップ試験点灯12月19日の模様、27日には滝口の注連縄
の交換があり、信州を迎えられる。


鎌倉時代・重要文化財の宝篋印塔(4.3m) や梵鐘が、その横からは熊野古道が

本堂(如意輪堂) は742㎡、棟高18m、入母屋造り東南向き、重要文化財指定、
推古時代より六回改築され、現在は1590年豊臣秀吉の願いにより大工尼ヶ崎
茂兵衛の造立した桃山時代建築物(南紀で一番古い) 本堂横からの写真

手水舎には・・・・・なかなかのアイデアですね。

お参りをさせていただきました。
御詠歌は「補陀洛や岸打つ波は三熊野の那智のお山にひびく滝つ瀬」

ところが御朱印を頂こうとすると並ぶ列、一人で4種類にも書いてもらって
いる人も・・・20分ほど待つ。(カメラの電池が切れそう)
直ぐお隣は熊野三山の一つ「熊野那智大社」です。拝殿の後ろに本殿があり、
第一殿 瀧宮(大己貴神)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)主祭神
第五殿 若宮(天照大神)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)主祭神
第五殿 若宮(天照大神)
右横には神木の「那智の樟」、樹齢約850年の大樟で、楠霊社胎内くぐりも

左横に第六殿 八社殿(天神地祗)がおられます。
その横前には八咫烏の像が・・・御縣彦社(みあがたひこしゃ)です。

さあ二の鳥居から表参道を下ります。

紅葉の見納めでしょうか。

表参道のお土産物屋さんも閑古鳥

表参道から駐車場への道へ、食事場所を探しますが・・・思うような店が
あきらめて、駐車場の手前で、最後の御滝の姿が見れました。

時間は午後1時20分、やはりお腹が空き、マグロ丼を食べたいと話が合い、
勝浦の「まぐろ三昧那智」マグロ料理のモダンな海鮮料理店3.8へ向かった。
ところが入り口で、待っている人が10人ほども・・・
海側へ車を走らせれば、魚屋さんにマグロ丼の旗が見え、駐車場へ。
お店は「木下鮮魚店」で、先客は一組だけだった。

見栄えは悪いが美味しいマグロ丼(税込み1320円)、漬物と汁付

1Kg ほど買えば一万札が消えた。
早く帰って孫に食べさせたいと元来た国道168号を、休憩なしに走らせれば、
久しぶりのワインディングロードで気分が高揚しており、4時間強で自宅に。
一泊二日で熊野三山巡りと奥宮(玉置神社)にお参りさせていただき、
十津川温泉の美人湯にも浸かり、11年前と同様、幸せな旅行になりました。