カメラを片手に

6年前バイロイトへの旅③、いざバイロイト音楽祭で「タンホイザー」を

奈良の今朝は25.1℃と熱帯夜でしたが、秋をもたらす東北にあった秋雨前線、
やや南下したのか雲の多い朝、日の出も遅くなり夏の終わりも近そうですね。
 6時
1850年の今日、ワーグナーのオペラ『ローエングリン』がワイマールで初演日。
劇中のいわゆる結婚行進曲としてもよく知られており、ワーグナーが始められた
『バイロイト音楽祭』今年は先月25日にこのローエングリンで幕が開きました。

6年前ですが、バイロイト音楽祭へ参加するべくニュルンベルク空港に降り立ち、
観光のため二泊、ヨーロッパで最大の通過式配線のニュルンベルク中央駅(Hbf)
から66Kmのバイロイトへ向かうのですが、ドイツ鉄道のローカルで一時間強ほど。


(ちょっとその前に、市内電車の写真を)
 

自動販売機で複数毎の切符の購入にあたふたし、親切にも通りがかりの方に
教えてもらいゲット、有難いこと。駅には25の番線があり、当該ホームへ階段で
上ると11時48分発、二両連結のバイロイトとドレスデン行きがもうすでに入線、
途中で切り離しがありますから、列車の表示を確認して乗車。
 

空いた列車内からの景色、林や平原をひた走り、途中で切り離しと連結がありと
バイロイトに近づくにつれ30分前からはほぼ満員、バッゲージの置き場に困ります。


バイロイトの小さな駅舎に到着です。


ホームの先から、あこがれのバイロイト祝祭劇場が見え、念願が叶いワクワク感が


タクシーでラマダ ホテル レジデンツシュロス バイロイト到着すると、
列車内で見かけた地元の方もフロントに、お祭りなのですね。
チェックイン時に祝祭劇場へのタクシーの手配をとお願いすると、ホテルからバスが
でますとのこと(英語もよく判らないが多分?)。
ホテルで一息入れ、正装しなければなりません。私はスーツで連れ合いは着物、
なんとかバスの時間前にホテルの玄関前に行きますと・・・
シャンパン?を手に正装された紳士淑女がお待ちです。私たちも習って・・・
そして手に真紅の座布団までもがホテルから用意され、至れり尽くせりで有難い。
多分ホテル代に入っているのでしょうが…


祝祭劇場の裏側へとバスがつくと何十台とバスが止まっており、帰りに探すのが・・・
正面に廻りますと・・・


正面へと向かう道路には、車と人の列が


定番のアングルで一枚、沢山の方々がお待ちなのは、


15分前、地元有志のバルコニーでのファンファーレ、響きわたると
席の真ん中の方から入場しなさいという合図だそうで、10分前、5分前と
鳴らされ、席に着くことを促されるようで、理由は座席の作りが原因です。
 

木造の館内はエアコンがなく明け放たれたいた窓も閉じられ、悪評高い木製座席、
中央には通路もありません。左右から長いす様の座席で立って待ち、遅れた方は
会釈等をされて席に着かれました。座席は薄いクッションがあるとはいえ、持参した
座布団を敷かれた方が、背もたれの角度があわなくて困りました。
腰の悪い方は苦行を強いられるのではないでしょうか。
「タンホイザー」が始まりました。
タンホイザーの舞台

そして本当にオケピットは見えず、客席側に深く入り込ませたワーグナーの設計で
ステージ側から指揮者が良く見えらしく、歌手の声も直接客席に響くのでしょうか。
さらにオケの音もなぜか悪くはなかったように響き、重低音の鮮明さが足りない程度
すべて木製だからでは説明がつきませんが、設計上の工夫があるのでしょう。
また後ろ側は最悪で、前方に行くほど音的には最良の席という意見もあるよう・・・

食事場も4か所以上はあるのではないでしょうか。私たちはトイレが心配ですから
シャンパンと軽食が関の山、社交場の雰囲気を味わうだけで幸せ。
帰るバスも迷わず乗れ、ホテルへ一直線。ホテルのレストランでビールを飲んで食べて
お友達ご夫婦との会話も楽しむ楽しい一日、バイロイトの一日目が終わりました。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「海外旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事