カメラを片手に

不退寺でカキツバタを

今朝は16.4℃と暖かな朝、朝方ポツリと雨が落ちていたが・・・
11時頃から雲が取れ始め、陽差しで最高気温は23.9℃と蒸し暑さも。
      10時、19.5℃、57%

今日は「朔太郎忌」、大正・昭和期の詩人『萩原朔太郎』の1942年の忌日、
処女詩集『月に吠える』、『青猫』が代表作。
口語自由詩の確立者ですが、55歳で急逝肺炎で亡くなり、没後80年になる。

またNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はアヤメ科『カキツバタ・杜若
誕生日の花言葉は『幸福が来る』と

月曜日の奈良懐石『かこむら』で、「八橋」に載る八寸料理を思い出す。
『在原業平』が都を偲んで詠む(伊勢物語、古今和歌集)
つつなれにし ましあれば るばるきぬる びをしぞ思ふ

今日朝方佐紀町に用事で出かけたついで、在原寺ともされる『不退寺』に。
"承和14(847)年、平城天皇退位後、孫の『在原業平』が自刻の仏像を安置し
 た場所を寺としたのが始まりと伝えられる。
 本堂(重要文化財)には、業平の自作といわれる聖観音像(重要文化財)と
 五大明王像(重要文化財)が祀られ、南門、多宝塔も重要文化財です。
 境内は春に見頃を迎えるレンギョウをはじめ、黄ショウブ、睡蓮、業平椿
 などの花に彩られる。"        (奈良市観光協会より)
   
ここなら「カキツバタ」があるはずだと訪れれば、観光客らしき姿はない。
      

南門(重文・鎌倉末期)越しに、小さな池が見え、「キショウブ」が見える。
どこかに植えられているはずと、拝観することに。
八橋はないが、石橋が架かり、その向こうに多宝塔(重文)が垣間見える。


春の秘宝特別展・在原業平画像御扉日(3月1日~5月31日)で拝観料は600円、
ご高齢の住職が手押し車を押して本堂を開けて下さった。


本堂を下がると、無言でご住職が付いてきなさいとばかりに多宝塔の方へ
脇に二輪の「カキツバタ・杜若」が咲いている。
本堂左側、八橋のかきつばた図をじっくり見ており、案内して頂けたようだ。

”「法華寺」さんの庭に咲いているが、今年は花が少ない”とも教えて頂いた。


話は続き、寺の維持も大変だが、法華寺さんは庭の管理者が一人おられて維持
できているが、当寺はご住職が病気で2週間入院してからそのままにし、
池のスイレンも消えてしまい、キショウブだけに。
ここでも咲く花は外来種が多く、少し前のレンギョウもそうだし、そこの
キショウブもと・・・
コロナ禍で拝観者が少なく、寺の管理に苦悩されている様子がうかがえた。

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