カメラを片手に

池大雅生誕300年をナツミカンの白い花が

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ国民の祝日
という「みどりの日」の朝も清々しい天候で、最低気温の13.1℃からどんどん
上がり、13時には25度を越え、今日は夏日になりました。
      11時、23.2℃、42%

若草山では野芝が萌えだしほぼ覆う。写真は一重目と二重目の境です。


1723年のこの日は、江戸時代中期の文人画家(南画)「池大雅」の誕生日で、生誕300年にあたります。
京都生れ、幼名又次郎、4歳で父親が亡くなり、6歳で素読を始め、7歳で書を始め、大書を見た黄檗山萬福寺の12代住職・杲堂元昶(こうどうげんちょう)に
「七歳神童」と詩偈を書き与えられほどだったと。
15歳で扇子に絵を描いて売る商売を始め、16歳で大和郡山の老中で南画家の
「柳沢淇園」出逢い、指導やバックアップを受ける。
大雅26歳(1748)の江戸・東北・北陸などを遍歴して画才を磨くことに努め、
筆の代わりに指や爪で描く「指墨(指頭)画」や琳派など日本の伝統画法や西洋
画の画法を吸収することにも努め、のちに自由奔放で個性的な大雅様式と呼ばれる筆致を確立されている。
与謝蕪村とともに南画の大成者と称され、代表作は・・・
蕪村との合作「十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)」川端康成記念会、
「楼閣山水図屏風」東京国立博物館、


高野山遍照光院の襖絵「山水人物図」「老松図」など、
また書家としても著名。
1760年に友人の画家「高芙蓉」と書家・画家「韓天寿」ともに富士山・立山・
白山の三山を踏破し、江戸時代の紀行文「三岳紀行図」京都国立博物館も。
なお妻の玉瀾(ぎょくらん)は大雅の教えを受け、山水画の女流画家です。

出光美術館で来年2024年2月10日(土)~3月24日(日)
生誕300年記念「池大雅—陽光の山水」展が開催予定です。
    
さてお隣の夏ミカンの樹に白い花が咲き、良い香りが漂っている。
初夏を象徴する花ですね。
     『夏みかんの花のぷんぷんるつぼかな』 高澤良一

江戸時代中期に山口・青海島に漂着した文旦系の柑橘の種を蒔き育てたのが
起源で、明治以降、萩の名産になる。
ナツダイダイ(夏代々)と名付けられたが、関西では代々をヨヨとよめば中風
を指すことから、明治時代以降はナツミカンと呼ばれるように。
昭和初期、大分でナツダイダイの枝変わりのカワノナツダイダイ(甘夏蜜柑)が
発見され、昭和40年代から山口県以外の地域でカワノナツダイダイへの栽培
切り替えが進み、現在「夏蜜柑」と言えば、カワノナツダイダイを指すと。

花言葉は、白い花を初夏に咲かせることから「清純」と。
夏に食べる果実としてナツミカンは親しみがあることで「親愛」と。
初夏に白い花を咲かせことからジューンブライドで「花嫁の喜び」と。

甘い香りにつられて二頭のナミハゲハが舞う。求婚中でランデブー状態
どちらが花嫁なのでしょうか?

もちろんハチ類も吸密に

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