カメラを片手に

大和文華館で特別企画展「雪村とその時代」

雲一つない真っ青な上空ですが、今朝の最低気温は4.2℃と冷え込みは弱い。
日中は風もなく太陽の恵みを受け15.6℃迄上がり小春日和の一日になった。
      13時、14.5℃、50%

10時から開館と同時に「大和文華館」の門をくぐった。
紅葉も終わり掛けですが・・・


親木が日本三大桜の一つ「三春の滝桜」、すっかり葉を落としている。


福島県の「三春」は、大和文華館で開催中の特別企画展「雪村とその時代」、
      

雪村こと「雪村周継」の終焉の地です。
大和文花館は雪村の収蔵品は7件を数え、雪村研究の関係から「三春の滝桜」
の苗木が1983年に数本も譲られ、現在本館前のこの木は大きく育っている。

           2021.3.29、大和文華館前・三春の滝桜
館内、12/12まで前期で、前後期合わせ重文8件、重要美術品1件を含む40件
中庭は竹の庭なのですが、水墨画が多く作品保護のため閉じられている。
鎌倉時代は中国の真似から始まり、雪村の時代には個性が出始め、特に生きた地方が自由に描ける地方だったことが、雪村ワールドを発展させている。
雪村ワールドは如何に、現在の「鬼滅の刃」に通じる感覚で描かれている。

雪村は茨城生れで1500年頃、没年は1580年頃で、82歳と86歳の説がある。
小田原、鎌倉、会津、そして最後は三春と・・・東日本ばかりだったことが
現在残る作品数は200点ほどで、京都にでて絵を描けば、折からの戦国時代、
激動の時代で、作品は戦災で残らなかったはず。
Ⅰ章、画僧 雪村 (京都国立博物館から3件を含む10件)
1.自画像、室町時代、野外で簡単な椅子に座る雪村、背景に雪と月
詩の最後・・・月明継雪村老」、詩の一部となり雪村の筆と考えられている
      

2.潭底月図、1583年
3.琴高・群仙図(室町時代、京都国立博物館・重文)12月12日迄、
恋に載る琴高(仙人)、是非4の呂洞賓図の仙人と見比べてください
      琴高・群仙図の一部

4.呂洞賓図(室町時代、重文)、龍の頭に載り、気を吐けば風が舞い起こる
迷惑そうな龍の顔、蓋を取れば子供の龍が次々と上る。その上にはまたも龍
是非3と見比べてください。
       

5.書画図、室町時代
6.宮廷図屏風 室町時代、京都国立博物館、水の動きが・・・
      

7.花鳥図屏風、春は垂直に巻き付く水の動き、ダイナミックさ
8.楼閣山水図
9.雪景山水図 京都国立博物館、雪の中に人が沢山描かれ、滝壺の描き方は
10孔子観欹器図 

Ⅱ章 禅林の絵画 雪村前史
Ⅲ章 同時代の画家たち

なかなかの雪村ワールドが愉しめました。


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