二月(如月・梅見月)の朔日、最低気温は2.2℃とよく冷えこんだ奈良、日の出
も6時台に入っているも、7時10分過ぎに雲の隙間から陽の光が差し込む。
今日の最高気温は13℃との予報、日本海の低気圧に吹き込む南風の影響で、
一日限定の春三月頃の暖かさが訪れるらしい。

我は服部嵐雪の名句『梅一輪一輪ほどの暖かさ』の方がいいのですが・・・
二月の別名は梅見月、今日の誕生日の花は「ウメ・梅」 Japanese apricot、
英名にJapanが入るも、実は中国江南原産です。日本への渡来期は不明も、
奈良時代末の万葉集には100首余り詠まれ、一輪一輪を鑑賞するという。
花見といえば現在ではサクラだが、万葉集でサクラは40首ほどで、平安時代
904年の古今和歌集ではサクラは75首と急増し、梅は25首と激減する。
中国では冬期に松・竹は緑を保ち、梅は花を開くことから、「歳寒三友」と
称して画題にされた。
日本では松・竹は常緑、ウメは寿命が長く、古木となっても力強く芽吹くこと
から吉祥の象徴として祝い事の景物に用いられている。
さらにウメは「菊」「蘭」「竹」とともに「四君子」とも呼ばれる。
さて江戸期に栽培品種が多く作られたが、ウメの基本種は一重咲きで、花弁と
萼が5枚ずつあり、1本の雌蕊を多数の雄蕊が取り囲む。
花言葉は「気高い心」と
1月19日の「大和文華館」の庭・文華苑の梅林を紹介します。








10日以上も過ぎて、寒さが一段と厳しくなっているが、開花は一段と進むと。