カメラを片手に

夏萩の花が雨に

雨のお盆の奈良の朝、時折雨が降るだけで、遠くの春日奥山は雲が上がり、
下がりを繰り返している。
だが昼過ぎから本格的な雨が降り出した。
「月遅れ盆迎え火」の時間にはやや強い雨になりそうとの予報だ。
雨の中ご苦労様ですが、今年は三輪素麺を湯掻いてお待ちしています。
 
         午前8時、気温23.6℃、湿度96%(奈良気象台)

玄関先で、椿の実が雨に濡れている。
     『あがりとみに艶増す椿の実』  高橋あさの

小庭では「ハギ・萩」の花も雨に濡れている。
     『夏萩や六十一の涼しくて』 渡辺水巴


今日はこの句を詠んだ『渡辺水巴(すいは)』の1946年の忌日、『水巴忌』です。
明治-昭和時代の俳人で、東京の生まれ、日本画家渡辺省亭の息子、
19歳で俳句の道へ、内藤鳴雪・高浜虚子に学ぶ。
都会人特有の繊細瀟洒な句風で、「生命の俳句」を唱え、
「静寂境に無遍の霊光を放ってゐる其の白日の玲瓏さ、荘厳さ」を
自分の生と俳句の理想とし、俳句雑誌「曲水」を創刊、主宰。
句集「水巴句帖」「隈笹」「白日」がある。

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