カメラを片手に

奈良地酒・金賞受賞酒

最低気温が26℃と蒸した熱帯夜、だるーい朝は高曇りで、地上の
温まった空気が逃げられず、午後1時半には35.2℃と酷暑日に。
10時半

今日はお酒の話で・・・
今の「日本酒=清酒」発祥の地は奈良「菩提山正暦寺の菩提泉
が加藤百一著『酒は諸白』に記され
〝日本酒つくりは、中世寺院で興った僧坊酒の系譜に連なり、
 戦国の世、奈良の正暦寺で創世された「諸白」にその原型を
 求めることができる。”と
この「諸白・もろはく」は南都諸白で、第一級酒として江戸中期の
『本朝食鑑・1697年』に
〝和州南都造酒第一トナス、而シテ摂州之伊丹、鴻池、池田、富田之二次グ”
『大和本草・1709~1715年』では
〝南都諸白爲二上品一云々、諸白者可レ爲二世界第一之上品”と

という訳で、お使い物にするため、昨日の昼過ぎ、奈良の29酒蔵で
醸造された120種類以上の地酒が有料で試飲できる奈良町の
なら泉勇斎』さんへ伺いました。


酷暑日で人の流れは少ないが、お店に入ると女性が試飲されており、
奈良県工業技術センター出身の御主人とお話をされており、話の
輪に入れて頂くと・・・
5月17日に発表された平成30酒造年度全国新酒鑑評会の審査結果の
各都道府県毎に入賞416点の中から237点の金賞受賞酒が記された
紙を眺めながら、東日本大震災の被災地福島県が最多の22の金賞
受賞酒もあり、新潟県が最多入賞酒32で、甲信越から東北が日本酒
の宝庫だと話が盛り上がりました。秋田県も23点の入賞酒があり、
国の醸造試験所から所長に招聘され田結果、一つ一つの作業工程を
見直し指導されたため、品質が向上したとの話が・・・
そして47都道府県の中で一県だけ醸造試験場を設置されているのが
長野県だそうで、職員が5人ほどでがんばっておられ、今年も26点の
入賞酒が・・・

新酒鑑評会審査酒は、審査される2か月前提出され、その間15℃で
保存されて審査になるので、その間の熟成も考えて造られていると
裏ワザがあるそうで、醸造用アルコールを極少量添加すると、
香りが立ち、味に切れがでるのだそうで、大吟醸にせず、純米吟醸
にされているくらもあるとの事

ところで新酒鑑評会審査員の審査基準に幅があるのではとお聞きすると
・・・「ほぼ一定だと」

そして奈良県の受賞酒は・・・入賞8点中金賞4点
・「三諸杉」大吟醸 今西酒造株式会社
アルコール分16、日本酒度+2、酸度1.1、アミノ酸度0.7
原材料:米、米麹、醸造アルコール、原料米山田錦、精米歩合35

・「豊祝」大吟醸 奈良豊澤酒造株式会社
アルコール分17、日本酒度+5 、酸度1.1、
原材料:米、米麹、醸造アルコール、原料米、山田錦、精米歩合35

・「黒松稲天」稲田酒造合名会社
アルコール分17.8、日本酒度+6、酸度1.3、アミノ酸度1
原材料:米山田錦(兵庫県産)、米麹、醸造アルコール、精米歩合40

・「長龍」長龍酒造株式会社 広陵蔵:市販されておらないと
  私の知人の話では、顧客のみだとか・・・

金賞受賞酒を試飲すると、60ml?ほどが800円だったかな
「三諸杉」が香りが立ち、きれいだったので、欲しかったが残り1本だけ
「豊祝」2本を買って帰りました。

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