カメラを片手に

平城京跡の「おぎの美術館」とは

雲の中から朝日、今朝は7.8℃と平年よりは暖かな朝、寒気による雲が10時
頃に通り過ぎた以外、雲量は多いがおおむね晴れ間の一日になりました。
      15時、16.4℃、46%

1972年の今日、顕著な普遍的価値を有する文化遺産及び自然遺産の保護を
目的とした国際条約「世界遺産条約」がパリで第17回会期国際連合教育科学
文化機関(UNESCO)総会において採択された日、ちょうど50周年になる。

世界遺産といえば観光にばかり目が行くが、保全のためには今後とも大変な
努力が必要で、人類が試されていますね。

さて現在日本には世界遺産として、文化遺産20件、 自然遺産5件が登録され、 
奈良県は1993年「法隆寺地域の仏教建造物」1998年「古都奈良の文化財
2004年の「紀伊山地の霊場と参詣道」の3件の文化遺産があります。

「古都奈良の文化財」を構成する資産は「東大寺」「興福寺」「春日大社」
春日山原始林」「元興寺」「薬師寺」「唐招提寺」「平城宮跡」です。
自宅から遠くに見える春日奥山には春日原始林があります。
そして平城京跡に関して昨日「歴史探検ウォーク」で触れている。

平城京跡、復元された朱雀門の北東側に「おぎの美術館」の入り口がある。

「おぎの美術館」は10月19日から12月4日まで、10:00~17:00頃(日没まで) 
期間限定で公開されている。
「オギ」は茅葺の屋根に用いられており、よく似たススキの相違点は・・・
オギは地下茎で広がるために株立ちにならず、ススキは束状に生えて株立ち
またススキと違い、オギには芒がない。
さらに生育場所はススキが生えることのできる乾燥した場所には生育せず、
ヨシよりは乾燥した場所を好む。穂はススキよりも柔らかい。
  
さて約7600㎡のおぎ原の中に、様々なおぎ(ススキ属)の風景が楽しめるよう
一本の小道を通し、おぎ原をひとつの”美術館”に見立てた「平城宮跡アオハル
デザインプロジェクト」になります。
実は2020年奈良女子大学生活環境学部が平城宮跡の課題を抽出し、その改善
ビジョンをポスターで表現する授業が行われたそうで、その授業で生まれた
アイデアを具現化するために、奈良女子大学生活環境学部有志5名と平城宮跡
管理センターが共同研究として本プロジェクトを立ち上げたと。


      

      

      
      
      

額縁に見立ててはいかがでしょうか。 
      

こんな通路も用意されている。
      

一方通行ですから、出口は朱雀門の東側の回廊沿いに出る。
若い方々の考え方は柔軟ですね。
お出での際は、寄り道してくださいね。

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