ソウル大学病院、シャッテン教授の提訴を検討
正直驚きました。
(以下リンク元より引用)
ソウル大病院側は、シャッテン教授が2005年に発表した論文を根拠に、黄禹錫(ファン・ウソク)教授らとともに患者対応型胚性幹細胞(ES細胞)の作製技術があるかのように装い、ハブ設立を勧めたが、結果的に病院の名誉を棄損し深刻な損害を与えたと判断した。ハブ設立に向け病院側はこれまでに65億ウォンの資金を投じている。また、ES細胞作製技術がすぐに治療目的で活用できるかについて十分な検証過程を経ないまま患者の登録を受け付けたため、2万人余りの難病患者らがハブに登録しており、病院の名声に傷がついたとしている。
(引用終わり)
悪いのはどう考えても研究成果を偽造した黄禹錫(ファン・ウソク)教授なのだが訴えるのはシャッテン教授らしい。いや勿論このシャッテン教授にも色々疑惑がある。米国のピッツバーグ大学のジェラルド・シャッテン教授が、ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授に今年9月、米ドルで20万ドル(およそ2億ウォン)の支給を要求したことが確認された。そしてこの20万ドルが再びシャッテン教授に戻っている。20万ドルは大きく分けてシャッテン教授の分7万9858ドルのほか、カルビン・シマーリー(Calvin Simerly) 博士、ローラ・ヒュイットソン(Laura Hewitson)博士など3人の人件費など、総計15万2451ドル、シャッテン教授3人の航空費1万5000ドル、各種の機材費用、及び広報費3万2549ドルなどだ。
ややこしい話だ。
(引用)
更に黄教授チームの中核メンバー、金ソンジョン研究員が、チームの2人の教授から計3万ドル(約350万円)を受け取っていたことを明らかにした。
(引用元:
疑惑証言者に3万ドル 黄教授が口止めか)
なんですか?このES細胞の論文はお金を動かす詐欺話だったのでしょうか?だいたい、第1研究者は黄禹錫(ファン・ウソク)教授なので最終的な責任は責任者に起因するべきと考えるんですが・・・どうやらややこしい話にしたシャッテン教授に罪をなすりつけようとしているように見えます。
さて今も韓国の人はこの人をまだ英雄視しているのでしょうか?たとえ私は英雄視する韓国人が多いとしても、驚きません。それは罪では無いでしょう。むしろ私はそこまで一人の科学者を英雄視させてしまった韓国マスコミや科学界に問題があると思います。
日本でも過ってありました。
旧石器時代の捏造事件。いや日本だけでなくイギリスの
ピルトダウン人骨捏造事件、などもある。その時まで、当然首謀者は英雄視されているのです。問題はその後どう考えるか?日本では考古学の再検討が大規模に行われることになった。韓国は自浄努力としてどこまで話が進むのだろうか・・・