昨日のフジテレビ系列のニュースジャパンの凶悪犯罪とゲームの関係に付いてご覧になった方はいらっしゃいますか?今日はそんな話です。
さて簡単に概要を話しましょう。少年の凶悪犯罪はここ数年やや上昇傾向にあるものの総じて低い傾向にあります。これは日本のみの傾向で諸外国では通常凶悪犯罪といえば少年が起こすものだそうです。ところが街頭でインタヴューすると近年は凶悪犯罪が増加傾向にあるという印象だそうです。その原因はゲームだと結論付ける人が多い。そしてゲームを規制する流れは止まらない・・・。大体こんな感じです。
さてこの件に付いては以前も話したことがあります。多分前のゲーム脳に付いての時だったと思われます。何故に客観的資料があるのに主観的印象を元に報道するのでしょうか?そしてその印象が報道の力だということを多くの視聴者は理解できていないと思われます。ですが・・・もう一つ問題点を指摘する必要があります。それは
少年の凶悪犯罪の減少こそ問題じゃないのか?
と思うのです。すごい極端な話になりますし、犯罪被害者の方には誠に失礼な話だと思うのですが、数字や論理の上の話としてお聞き流しください。凶悪犯罪は0になった方がいいのは当然です。
少年~30代前半に凶悪犯罪が世界中で集中しているとなれば、当然それは人間という動物として非常に自然な流れであるといえるでしょう。これは心理学的にもアイデンティティを獲得するために必要な通過儀礼、あるいは関門であるとも言えると思うのです。何をもって自分を誇示するか?それを迷っている時に暴力をもって誇示する。当然ですが、少年期~青年期はお金も権力も無い時代です。自分を誇示できるのは力のみ。力と力がぶつかればそれは争いに繋がります。争いは人が3人以上居れば派閥が出来るのと同じく発生しやすいものです。それが件数が低下しているということはアイデンティティを放棄して生きる人間が増えていると考えられないでしょうか?
心理発達から言えば、幼少期にわがままを言わない子供は発達段階を正常にクリアできていないとも言えます。それが今日本で起こっている現実と言えるでしょう。
ただ・・・数字をを安易に凶悪犯罪低下と考えるのはまた危険な側面です。実は警察白書で取り上げる凶悪犯罪とは強盗・殺人・強姦・放火の4つです。これを見ると確かに凶悪犯罪なのですが、殺人でも猟奇殺人を統計にあげていません。そんなものは数年に1度あるかないかなので統計に上がらないと思われますが、おそらくテレビ報道でこれが視聴者の印象に残り最近の少年は切れやすいと思われているのではないでしょうか?
で・・・誤解の無いように言いましょう。
ゲームは犯罪抑止に役に立っている!!
減っているのは件数だけで実は人口比当たりは増えているんじゃないかとお嘆きの貴兄に送りますのは警察白書からの資料をまとめたもの
昭和41年からの「交通関係業過を除く少年刑法犯の検挙人員および人口比(1000人あたりの比率)」は昭和41年が18万2000人、で、ピークは昭和56年(1981)の25万人、人口比14.3人。最新の平成10年(1998)では18万4000人、人口比12.5人。横ばいで少しずつ減っているそうです。
ゲームが登場してからもっとも増えた少年犯罪は実は「横領」です。これははっきり言って知能犯です。こんなものが増えている以上少年の知的レベルは恐ろしく飛躍していると思われます。また同時に検挙数で話をしていて実際の犯罪総数に比例しないと言う人も実際に居るようですが、それも考えてみれば、少年犯罪が巧妙化していることになります。巧妙化していると言えるのであれば、正に知的レベルも
飛躍的に上がっているとも言えるでしょう。ただ・・・検挙数が犯罪件数に比例しないと言うのは問題ありですね。比較するのは検挙数であって犯罪件数ではないのです。つまり昭和のもっとも凶悪犯罪が激化していた時代をとっても比較しているのはそもそも検挙数なのですから・・。そして犯罪件数の実数を把握できないからこそ、それに準じる検挙数を使用しているに過ぎないのですから・・・。犯罪件数で論じることは結局主観的に言っているに過ぎません。いや犯罪件数は減った気がすると言っている人にどう反論するんでしょうか???
さて簡単に概要を話しましょう。少年の凶悪犯罪はここ数年やや上昇傾向にあるものの総じて低い傾向にあります。これは日本のみの傾向で諸外国では通常凶悪犯罪といえば少年が起こすものだそうです。ところが街頭でインタヴューすると近年は凶悪犯罪が増加傾向にあるという印象だそうです。その原因はゲームだと結論付ける人が多い。そしてゲームを規制する流れは止まらない・・・。大体こんな感じです。
さてこの件に付いては以前も話したことがあります。多分前のゲーム脳に付いての時だったと思われます。何故に客観的資料があるのに主観的印象を元に報道するのでしょうか?そしてその印象が報道の力だということを多くの視聴者は理解できていないと思われます。ですが・・・もう一つ問題点を指摘する必要があります。それは
少年の凶悪犯罪の減少こそ問題じゃないのか?
と思うのです。すごい極端な話になりますし、犯罪被害者の方には誠に失礼な話だと思うのですが、数字や論理の上の話としてお聞き流しください。凶悪犯罪は0になった方がいいのは当然です。
少年~30代前半に凶悪犯罪が世界中で集中しているとなれば、当然それは人間という動物として非常に自然な流れであるといえるでしょう。これは心理学的にもアイデンティティを獲得するために必要な通過儀礼、あるいは関門であるとも言えると思うのです。何をもって自分を誇示するか?それを迷っている時に暴力をもって誇示する。当然ですが、少年期~青年期はお金も権力も無い時代です。自分を誇示できるのは力のみ。力と力がぶつかればそれは争いに繋がります。争いは人が3人以上居れば派閥が出来るのと同じく発生しやすいものです。それが件数が低下しているということはアイデンティティを放棄して生きる人間が増えていると考えられないでしょうか?
心理発達から言えば、幼少期にわがままを言わない子供は発達段階を正常にクリアできていないとも言えます。それが今日本で起こっている現実と言えるでしょう。
ただ・・・数字をを安易に凶悪犯罪低下と考えるのはまた危険な側面です。実は警察白書で取り上げる凶悪犯罪とは強盗・殺人・強姦・放火の4つです。これを見ると確かに凶悪犯罪なのですが、殺人でも猟奇殺人を統計にあげていません。そんなものは数年に1度あるかないかなので統計に上がらないと思われますが、おそらくテレビ報道でこれが視聴者の印象に残り最近の少年は切れやすいと思われているのではないでしょうか?
で・・・誤解の無いように言いましょう。
ゲームは犯罪抑止に役に立っている!!
減っているのは件数だけで実は人口比当たりは増えているんじゃないかとお嘆きの貴兄に送りますのは警察白書からの資料をまとめたもの
昭和41年からの「交通関係業過を除く少年刑法犯の検挙人員および人口比(1000人あたりの比率)」は昭和41年が18万2000人、で、ピークは昭和56年(1981)の25万人、人口比14.3人。最新の平成10年(1998)では18万4000人、人口比12.5人。横ばいで少しずつ減っているそうです。
ゲームが登場してからもっとも増えた少年犯罪は実は「横領」です。これははっきり言って知能犯です。こんなものが増えている以上少年の知的レベルは恐ろしく飛躍していると思われます。また同時に検挙数で話をしていて実際の犯罪総数に比例しないと言う人も実際に居るようですが、それも考えてみれば、少年犯罪が巧妙化していることになります。巧妙化していると言えるのであれば、正に知的レベルも
飛躍的に上がっているとも言えるでしょう。ただ・・・検挙数が犯罪件数に比例しないと言うのは問題ありですね。比較するのは検挙数であって犯罪件数ではないのです。つまり昭和のもっとも凶悪犯罪が激化していた時代をとっても比較しているのはそもそも検挙数なのですから・・。そして犯罪件数の実数を把握できないからこそ、それに準じる検挙数を使用しているに過ぎないのですから・・・。犯罪件数で論じることは結局主観的に言っているに過ぎません。いや犯罪件数は減った気がすると言っている人にどう反論するんでしょうか???