植物工房 四季館だより

山野草・苔・多肉植物・植物のための手作り陶器鉢笠間のことなど綴ってます。

ホウキ草?→コウヤボウキ(高野箒)

2010年04月15日 | 山野草


昨年12月頃、実家の山を散策していると気になる植物を発見!
草のような小低木の植物。
12月なので葉は落ちていましたが、
細くしなやかな小枝の先には、咲き終わった花がドライフラワーのようになり、
また、枝の節々には、春になったら葉になるであろう小さな新芽が、
小さなネコヤナギのようなツブツブがたくさん付いてとてもかわいらしい。

さっっそく、この植物を採取して、父や植木好きの人に聞いても、
皆“ホウキグサ”と言いますが、
ネットでホウキグサを検索しても“コキア”しか出てきません。
どうやら正式名称では無いようでず~っと名前が分かりませんでした。

あれから4ヶ月程たった先日、
ある人から、この植物は“コウヤボウキ”だと教えていただきました。
このコウヤボウキを調べてみると、なかなか興味深い植物でした。

和歌山県の高野山では、その昔、竹を植えることを禁じられていたそうで、
本種の枝を用いて「箒」を作った所から来ているようです。
コウヤボウキはキク科の植物で、ピンクがかった白い小さな花は、
細長い花びらの先がカールしていて、まるで小さな菊の花のようです。
まだ、1年間観察してみないとよく分かりませんが、
花や葉が落ちて新芽の出る前でも、なかなか味わい深いものがあります。
今は、写真のようにやっと新芽が開きはじめました。

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