花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

新緑の筏場道を大台辻へ  その2

2016年05月09日 | 台高

 

緑のシャワーが降り注ぎます。


【新緑の筏場道を大台辻へ その2】

道は釜ノ公谷の沢音を右下に聞きながら、明るい自然林の中を続きます。

最初の崩落地は左尾根に高巻きます。

かすかな踏み跡をたどり明るい尾根を行きます。

高巻きを終えると、悪路へと変わり、気の抜けない道となる。

大台辻まで1.6Kmの標識。

釜ノ公谷枝谷の源頭を超える。

岩と落ち葉で足元が悪い。

緑一杯の開けた場所に出た。一息つく。

立派な橋だか痛みが激しい。慎重に渡る。

二つ目の大きな崩落地。

此処も左尾根に大きく高巻く。

いくつもある小さな抜けは、慎重にトラバースを繰り返す。

道は整備が無く痛みが目立つが、自然の中を行くトレイルは心地よい。

大台辻に到着。

ここは、標高1200mを超える明るい峠。

開けた尾根上の交差点。

直進で西谷林道を使い、大杉谷コースへ。

左へ、台高山脈主稜線は「悪路注意」のただし書きだ。

右へ、筏場道川上辻方面は、ここも又「通行止め」となっている。

少し早いが、昼食とコーヒータイムにする。

「三十三荷」からは先は、休憩無しで来たので、まったりと過ごす。

食事中、今日、最初の登山者と逢った。

川上辻から来た女性二人組のパーティー。

台高山脈主稜線の一時間程の所でテン泊、明日に引き返すとの事。

川上辻までの道の状況を聞くと、

複数の崩落個所はう回路が有り、慎重に行けば問題ないとの事。

二人組は足取り軽く、稜線上の木立の中へ消えて行った。

約一時間の休憩後、下山にかかる。

「通行止め」ゆえに、人の手が加わらず、自然に近い姿に戻っている。

大自然を楽しみ、厳重に足を進める。

釜ノ公吊橋まで戻ってきた。

ここまで戻ったら、渓谷美を楽しみながら、駐車場へと足を進める。


今日逢った登山者は、大台辻での女性二人組のパーティーのみ。

「通行止」ゆえに、自然を満喫し、静かな山行を楽しめるが

自己責任を肝に命じる必要がある。


今日逢えた花達

スミレ

ミヤマハコベ

マムシグサ

シャクナゲ

ギョリンソウ

アセビの新葉

ネコノメソウ

テリキンバイ

タニギキョウ

モチツツジ