花山歩  ~はなさんぽ~

花に逢いに山をぶら~り

コウヤボウキの二上山

2015年10月21日 | 葛城・金剛

平成27年(2015)10月20日

二上山。 奈良に住むもの、特に中和に住む者にとっては西を向けばそこに有る山。近くに有って、一番手軽に登れる山。時間が出来たので・・・

その山にコウヤボウキを探しに行った。

コウヤボウキ(高野箒)

岩屋峠から雌岳を目指す。

登山道の日当たりの良い場所にヤクシソウが咲いている。

今日も快晴。

雌岳に着くころには一汗掻いた。

平日にも関わらず多くの登山者が登って来る。

奈良側は大和三山がぼんやりと霞んでいる。

馬の背に向かうと有りましたコウヤボウキ

馬の背から雄岳に向かい、銀峰方面のベンチのある展望広場で景色を楽しみながら昼食。

昼食後、鹿谷寺跡上の展望台を目指す。

ここにも沢山のコウヤボウキ。

展望台でコーヒータイム。

ゆっくりと時間が流れます。



今日逢えたその他の花たち

リュウノウギク

ヤマハッカ

ヒヨドリバナ

ツユクサ





強風の赤岳 小屋泊山行 二日目

2015年10月16日 | 南八ケ岳

平成27年(2015)10月9日 小屋泊山行 二日目

二日目の朝は山小屋で迎えた。

山小屋の朝は早く、5時30分には朝食が始まる。

しばらくすると朝日が昇ってきた。日の出だ。

雲行きを見ると、今日も快晴の予感。

風は幾分弱くなっている。

快適な山歩きが楽しめそうだ。

しかし相棒の足の調子は良くない。

硫黄岳回りは断念し、地蔵尾根を下る事とする。

赤岳展望荘を後に、地蔵尾根の分岐に向かう。

地蔵様が鎮座する分岐はわずかな時間で到着。

左へ鎖を頼りに岩場を下る。

岩場が終わると、小石が転がるざれた斜面となり、階段が連続して現れる。

階段で一気に高度を下げると、樹木が現れ傾斜が緩くなり、歩きやすい登山道となる。

緊張がほぐれる一瞬だ。

林の中の登山道。

道沿いには霜柱。

行者小屋到着。外のベンチは霜が降りて真っ白。

コーヒーで一休み。

今日も多くの登山者が登ってくる。人気の山だ。

一休みしたら美濃戸に向け出発。

登山道は南沢に沿って下って行く。

堰堤を超えれば美濃戸山荘の前に飛び出す。

ここまで来れば駐車場は近い。

またまた一休み。

ソフトクリームで火照った体を冷やします。

駐車場到着

今日逢えた花たち。

トリカブト

ヤマハハコ

今日のコース 赤岳展望荘→地蔵尾根分岐→行者小屋→美濃戸

予定より大幅な変更はあったが、今日も無事に帰って来れた。

相棒も体調が悪いながら無事に帰り着いた。

今回の山行は、トラブルもあったが、天候に恵まれ、気持ちの良い山歩きが楽しめた二日間であった。

さあ、安全運転で帰ろう。



紅葉の大峰奥駈道を大普賢岳から阿弥陀が森へ

2015年10月15日 | 大峰

平成27年(2015)10月14日

急に大峰奥駈道を歩いて見たくなった。この時期、紅葉が始まっているであろう大峰を和佐又から登り、大普賢岳から女人結界門のある阿弥陀が森の間の奥駈道を歩いた。

早朝の和佐又ヒュッテに車を置き歩き出す。

駐車場から見る和佐又山が朝日に輝く。今日も快晴の予感。

登山口の標識のあるススキが揺れる小道を登る。しばらく行くと、コンクリートの道と合流し、歌碑の有る広場まで続く。

この先、登山道に変わり、和佐又のコルに向け緩やかに登るって行く。

和佐又のコル。左は和佐又山頂上へ。大普賢岳は右へブナやヒメシャラの自然林の中を登る。


無双洞への道を左に見送りなおも登ると、大絶壁の下、窟群が現れる。

笙の窟。ここは大峰七十五靡の第六十二番で窟内には不動明王像の石仏が祀られている。

窟の前を先に進み、岩本新道を左に見送り、日本岳のコルに向かう。

日本岳のコルへは鎖の架かる岩場を、足元に注意しながら両手両足を使ってよじ登る。

日本岳のコルはミヤコザサの繁る稜線上で心地よい風が吹き抜ける。左へ稜線上を行き、ハシゴを数回登れば石ノ鼻と呼ばれる岩の上に出る。

石ノ鼻の上は絶景。南から北東が開け釈迦が岳から弥山、東には大台ケ原。

石ノ鼻の上は狭い。後から来る登山者に場所を譲り先を急ぐ。

この先、階段が架かり、急坂、桟道が続く登山道を登り詰めると小普賢岳の肩。

頂上は踏まずに大普賢岳の鞍部まで降りる。

鞍部からは、大普賢岳の山葵谷側を、階段、鎖場をこなし高度を上げて行く。

ここはきついが、木々が様々な色に染まって疲れを忘れさせてくれる。

傾斜が緩やかになった頃、大峰主稜の奥駈道に合流する。

大普賢岳の山頂へは左へ約5分。山頂では数名の登山者が休んでいる。

山頂で一休み。展望を楽しんだら奥駈道を北に向かう。

シャクナゲが繁る尾根を緩やかに登ると小普賢岳(明王ケ岳)。

ここは大峰七十五靡の第六十三番の「普賢岳」。今は碑も金剛童子もなく、碑伝が置かれているだけだ。

この付近、シャクナゲの花の咲くころ再訪したい所だ。

ここからは、尾根の西側を下って行く。この辺りもシャクナゲが多い。

途中、経箱石の分岐を右に見送りなおも緩やかに下って行く。

木々が色ずき、ミヤコザサの繁る小道は雰囲気が良く、歩いていて楽しい。

青い空と木々の色ずきがすごく綺麗だ。

脇の宿跡到着。大峰七十五靡第六十四番。南の樹木に覆われた巨岩塊が金剛童子が座す霊石と言われている。

自然林に囲まれた平坦地で気持ちの良い所だ。テント泊にも良さそう。

ここからわずかな登りをこなせば、女人結界門が立つ阿弥陀が森の分岐に着く。

ここは大峰七十五靡第六十五番。以前小篠の宿跡にあった女人結界が、ここに移され結界門が建てられた。

以前の靡は阿弥陀が森の頂上にあったようだ。

ここで奥駈道は女人結界門を潜り山上が岳へ続く。右に行けば柏木だ。

柏木道は山上蔵王堂の参詣者が利用した道で、丁石が門の脇に立っている。

奥駈道歩きはいつも心地よさを提供してくれる。天気も良く満足の行く山歩きであった。

今日はここまでとし、昼食、コーヒーを楽しんだら、往路を忠実にたどり引き返す事とする。

今日のコース 和佐又ヒュッテ駐車場→笙ノ窟→日本岳のコル→石ノ鼻→小普賢岳の肩→大普賢岳→小普賢岳(明王ケ岳)→脇宿跡→阿弥陀が森分岐(往復)

本日逢えた花たち

アキノキリンソウ

ベニバナゲンノショウコウ

シロバナゲンノショウコウ

シロヨメナ

オヤマリンドウ

トリカブト

トリカブトの花後

ナキナタコウジュ

ヒヨドリバナ

ヨシノアザミ

 


強風の赤岳 小屋泊山行

2015年10月10日 | 南八ケ岳

 

八ケ岳の最高峰で日本百名山でもある赤岳への山行を計画。

美濃戸を起点に硫黄岳、横岳、赤岳、美濃戸へ帰る周回コース。

泊は赤岳展望荘。

平成27年(2015)10月8日 一日目

赤岳山荘の駐車場の車内で仮眠

平日にも関わらず朝にはほぼ満車。

午前6時30分過ぎに駐車場を後に林道を行きます。

前後を多くの登山者が歩いている。

しばらく行くと美濃戸山荘。ここで南沢コースと北沢コースに分かれる。

我々は北沢コースを行く。登山者の多くは南沢コースのようだ。

北沢コースをとり、赤岳鉱泉を目指して林道を行く。

堰堤広場で林道は終わり。この先、北沢を渡り登山道を登る。

良く整備された道が北沢に沿って続く。危険な個所は橋が架けられ安全に歩ける。有難い。

紅葉が青空に映える。

風が有るので、歩いていてもほとんど汗も出ない。

赤岳鉱泉には午前9時に到着。

相棒の体調が良くない。

硫黄岳周りを断念。今日に赤岳に登り赤岳展望荘で明日のコースを考える事にして、中山乗越に向かう。

八ケ岳の森はどこでもコケが綺麗。

登山道沿いには霜柱、薄氷が張っている。

中山乗越で中山展望台に向かい、展望を楽しむ事とする。

展望台からは東に横岳の稜線、南から南東にかけて、にこれから向かう中岳から赤岳への稜線、今夜泊まる赤岳展望荘が見渡せる。

良いお天気だ。

展望を楽しんだら、中山乗越に戻り、行者小屋へ登山道を下る。

行者小屋の前は沢山のベンチが有り、登山者が休んでいる。

文三郎道を登り、阿弥陀岳分岐を阿弥陀岳方面に進む。

つづら折れの登山道を進み、中岳のコル到着。

行者小屋から1時間30分かかった。東に頂上に雲をかけた富士山が見える。

西には阿弥陀岳。すごい迫力だ。

昼食後中岳に向けハイマツの尾根を進む。

強風が北側から吹き上げてくる。

中岳頂上は山名板がなければ通り過ぎてしまいそうだ。

中岳頂上から一度高度を下げる。

最低鞍部からは、つづら折れの登山道が、赤岳に向け高度を上げて行く。

文三郎尾根分岐。下に行者小屋が見える。

身体を持っていかれそうな強風が北側から吹き上げてくる。

赤岳頂上が近くなって来た。

岩峰が青空に映える。

岩峰の足元、キレット分岐に到着。

ここから、赤岳頂上へ、鎖を頼りに岩場を上がります。

岩場の先、竜頭峰の指道標が見えます。

竜頭峰分岐を左へ、はしごを上がると頂上は近い。

たどり着いた頂上は人影は無し。360度の展望。

北峰には頂上山荘。

山荘の脇を抜け、展望荘に向け鎖の有る岩場を一気に下ります。

東側が綺麗に色づいている。

激下りに足が疲れて来た頃、展望荘に到着。

今日はゆっくり休んで、明日の朝、相棒の体調と相談し、予定を考えよう。

今日のコース

美濃戸→堰堤広場→赤岳鉱泉→中山乗越→中山展望台→中山乗越→行者小屋→文三郎道阿弥陀岳分岐→中岳のコル→中岳頂上→文三郎尾根分岐→キレット分岐→竜頭峰分岐→赤岳頂上→赤岳頂上山荘→赤岳展望荘。