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聖書のことばから  デボーション

聖書のことばから気づかされたことをつづっています。

旧約聖書の学び 創世記17章9-26節 イサク誕生の告知

2025-04-10 15:02:17 | 日記

創世記17章9-26節 イサク誕生の告知  (益子教会 毎週木曜10時半「聖書に親しむ会」の概要を掲載しています)

神様はアブラハムとの間に契約を立て、その契約を守るようにとアブラハムに命令されます(9節)。そして契約のしるしとして、すべての男子、買い取った奴隷も含めて割礼を受けるように命じられます。割礼とは、神様との契約を守りますという信仰告白と、それを受け入れたことを示す「しるし」とみなされます。割礼を受けない者は民の間から絶たれるとありますが、これは死刑の意味ではなく、聖なる交わりからの排除を意味します。つまり共同体から破門されることで、神様の約束された契約から外れることです。肉体のなされた割礼は契約のしるしであり、しるしというのは、見ておもい起こすものであります。一方、神様が求めたのは「心の割礼」であり、それは「心を尽くして、魂を尽くして、あなたの神、主を愛して命を得ることができるように」(申命記30章6節)なるためです。エレミヤ書4章4節では「割礼を受けて主のものとなり あなたたちの心の包皮を取りされ」と、主に立ち返るように言われています。(エレミヤ書9章25節参照)

また神様は妻サライの名について「あなたの妻サライは、名前をサライではなく、サラと呼びなさい。わたしは彼女を祝福し、彼女によってあなたに男の子を与えよう。わたしは彼女を祝福し、諸国民の母とする。諸民族の王となる者たちが彼女から出る。」(15-16節)と言われました。その通りに、サラはイサクの母となり、イサクはヤコブとエサウをもうけ、エサウはエドム人の国の祖先となり、ヤコブはイスラエル国の祖先となりました。

ここで、アブラハムはひれ伏して、笑って「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」ひそかに言いました。アブラハムの笑いはどういう笑いだったのでしょうか。不信仰の笑い、嘲笑的な笑いか、それとも?いずれにしても、神様は笑ったアブラハムに対して非常に寛容です。「どうかイシュマエルがあなたの前に生き長らえますように。」と、あくまでも自分の常識で物を言うアブラハムに対して、神様はお怒りになりません。神様は「いや、あなたの妻サラがあなたとの間に男の子を産む。その子をイサク(彼は笑う)と名付けなさい。わたしは彼と契約を立て、彼の子孫のために永遠の契約とする。」と、とうとう「来年の今頃」と時期まではっきり神様は告知されたのです(21節)。

アブラハムは13歳になるイシュマエルに対して、自分の子として愛着を持っていたことでしょう。神様はそのことをご存じで、イシュマエルも祝福し子孫を増やすこと(20節)を約束して下さいました。創世記 25 章ではイシュマエルの子孫について記されており、イスラエルの十二部族と同じように、十二人の君主が記されています。しかし、あくまでも契約の子はサラが生む子であると神様は念をおして告げられます。


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