シュラ吉旅日記

定期更新型ネットゲーム「DARK KINGDOM3」のキャラクター視点日記。プレイヤーの呟きもたまにあるかモ。

闘いの終結

2009-02-14 03:07:07 | キャラクター視点
イブラシル歴694年01月



戦争が終わるのだと…。
噂は以前から傭兵連中の間で囁かれていたが、先日ギルドが発行した日報に
デカデカとそんな見出しが記されていた。

アルトの奴は目を治す術を外の大陸へ探しに出るつもりのようだ。
遠慮がちに、少し遠回しにリリ姐さんに同行を申し出ていた。
アストラーナ大陸の外の世界は未知の世界だ。どんな危険があるか想像もつかない。
そんな所に大切な女を連れて行くのは気が引ける。だが…出来れば自分の側にいて
欲しい。そんな複雑な気持ちなんだろう。
決めるのは2人次第。だが、リリ姐さんならきっとアルトに付いて行く。
大切に想う相手がそう願うならきっと・・・。


爺さんとウーお嬢がどうするかはオレもまだ知らない。
2人ともあまり自分の事は語らないから、こちらも突っ込んで聞く事が出来ぬままだ。

そして…オレ達の事。
まぁ・・・オレの方は一応リーゼと添い遂げる覚悟はしている。
寿命が違う事で多分オレは何時かリーゼを見送り1人になるが、それも覚悟の上だ。
リーゼ自身もその事は納得し、なおかつヒトでないオレと共に生きたいと言ってくれた。
後は・・・嫁取りの為にリーゼの実家に挨拶しに行かねばならない。

リーゼの話を聞くと、どうも実家を出る時に一悶着あった臭くて本人も少し戻り辛そう
な様子だが…筋を通すならこれは避けて通れない。
いっその事 アルト達のように外の国へと出て2人だけで暮らすのも良いような気も
してるが、こういう問題は出来るだけ筋を通しておきたい。
覚悟を決めてリーゼの実家へと向かうとしよう。


まだ皆と別れるまでには少し時間がある。
僅かな時間ではあったが、共に過ごした仲間の事を忘れぬように皆の姿絵を絵師に頼んで
みようかと思う。自分でもちょこちょこと記録として皆の姿を絵に描いてはいたが、
やはり本職ではないからどうも巧く描けない。
旅の絵師は意外にもこの土地には多いのが有り難い。
最後の時まで、可能な限り依頼して記録を残しておこう。





この旅でオレが得た初めての仲間達の事を。