イブラシル歴685年12月
アムスティアで傷を癒し、再び第三砦へと向かう事になった。
装備や資金を奪われた事で戦力が落ちてしまい、それを立て直す為
に再び挑戦しようと皆で話し合って決めたのだ。
改めて装備をし直して挑む。
1戦目は何とか突破。魔導師がいないチームだった事と後ろからの
奇襲をかけた事で勝つ事が出来た。
お約束で倒れている兵士の服を全部毟り取り、金目の物を探すも
見つかったのは990シリーン。シケてるよな。
2戦目は魔導師が1人混じっていた為に苦戦を強いられた。
オレは壁役として前衛を務めているが、それはあくまでも物理攻撃
に対しての防御壁としてだ。物理防御を強めた見返りに魔法防御に
ついてはパーティ1弱い。ライトニングフィールドを一撃喰らうと
ディフェンシブを使っていたとしても1600は体力を持って行かれる。
そこにトルネードパンチやアローレインを叩き込まれては、さすが
にオレやリーゼでも体力が保たねぇ。
妨害をしようとは思っていたが、タイミングが合わず魔導師の呪文
詠唱を止める事が出来ず・・・
全体攻撃を連続で喰らってアルトが倒れ、リーゼも倒れ…オレもそこ
で意識を失った。薄れる意識の中で
「爺さんやお嬢、姐さんだけで大丈夫だろうか?」
そんな事を思った。
気がついた時、オレがいたのはまたアムスティアの救護室だった。
火傷と裂傷でオレの腕は包帯だらけになっていた。骨折だけは免れた
のでそう酷くはないが・・・周りを見回すと隣にアルトが青い顔で
横たわっていた。いつもバカな事ばかり言っちゃいるが、ここ最近は
色々とショックを受けて思い切り凹んでるような気がする。
ちっとはオレや爺さんに吐き出して楽になりゃ良いのに・・・。
仲間として信用されていない事に少しムッこいたので、アルトの額に
軽くデコピンをかましておいた。
少し離れた所にリーゼが寝かされていたので様子を見に行く。
リーゼもあちこち傷だらけになっている。こんな小さい身体で前衛と
して頑張って・・・。リーゼも腕が包帯だらけだ。顔に傷がないのが
せめてもの救いか。青い顔をしちゃいるが、息は安定していたので
安心する。
後ろからニコ爺が声をかけてきて、パイクとアダーガを差し出した。
オレ達が倒れた後、毟られた装備を取り戻してくれたようだ。
ニコ爺に礼を言う。これ以上毟られていたら闘う事も困難になる。
パイクは特にリーゼが気に入っている槍だ。これがなきゃ多分思い切り
凹んじまうだろう。
倒れてしまう事で、自分達を強くする事が出来ないでいる。
このままではいけない。
この先に進む為には資金だけでなく、自分達の力を強くしなくては
ならないのに。
どうすればいい?
どのルートを進んで行けば皆にとって最良なのか・・・。
さっき飲んだ薬湯が効いてきたらしい。頭がぼんやりしてきた。
まずは身体を立て直す事からしなけりゃな。
後で皆と話し合わなけれーーーー
(そのまま文は途切れてしまっている)
アムスティアで傷を癒し、再び第三砦へと向かう事になった。
装備や資金を奪われた事で戦力が落ちてしまい、それを立て直す為
に再び挑戦しようと皆で話し合って決めたのだ。
改めて装備をし直して挑む。
1戦目は何とか突破。魔導師がいないチームだった事と後ろからの
奇襲をかけた事で勝つ事が出来た。
お約束で倒れている兵士の服を全部毟り取り、金目の物を探すも
見つかったのは990シリーン。シケてるよな。
2戦目は魔導師が1人混じっていた為に苦戦を強いられた。
オレは壁役として前衛を務めているが、それはあくまでも物理攻撃
に対しての防御壁としてだ。物理防御を強めた見返りに魔法防御に
ついてはパーティ1弱い。ライトニングフィールドを一撃喰らうと
ディフェンシブを使っていたとしても1600は体力を持って行かれる。
そこにトルネードパンチやアローレインを叩き込まれては、さすが
にオレやリーゼでも体力が保たねぇ。
妨害をしようとは思っていたが、タイミングが合わず魔導師の呪文
詠唱を止める事が出来ず・・・
全体攻撃を連続で喰らってアルトが倒れ、リーゼも倒れ…オレもそこ
で意識を失った。薄れる意識の中で
「爺さんやお嬢、姐さんだけで大丈夫だろうか?」
そんな事を思った。
気がついた時、オレがいたのはまたアムスティアの救護室だった。
火傷と裂傷でオレの腕は包帯だらけになっていた。骨折だけは免れた
のでそう酷くはないが・・・周りを見回すと隣にアルトが青い顔で
横たわっていた。いつもバカな事ばかり言っちゃいるが、ここ最近は
色々とショックを受けて思い切り凹んでるような気がする。
ちっとはオレや爺さんに吐き出して楽になりゃ良いのに・・・。
仲間として信用されていない事に少しムッこいたので、アルトの額に
軽くデコピンをかましておいた。
少し離れた所にリーゼが寝かされていたので様子を見に行く。
リーゼもあちこち傷だらけになっている。こんな小さい身体で前衛と
して頑張って・・・。リーゼも腕が包帯だらけだ。顔に傷がないのが
せめてもの救いか。青い顔をしちゃいるが、息は安定していたので
安心する。
後ろからニコ爺が声をかけてきて、パイクとアダーガを差し出した。
オレ達が倒れた後、毟られた装備を取り戻してくれたようだ。
ニコ爺に礼を言う。これ以上毟られていたら闘う事も困難になる。
パイクは特にリーゼが気に入っている槍だ。これがなきゃ多分思い切り
凹んじまうだろう。
倒れてしまう事で、自分達を強くする事が出来ないでいる。
このままではいけない。
この先に進む為には資金だけでなく、自分達の力を強くしなくては
ならないのに。
どうすればいい?
どのルートを進んで行けば皆にとって最良なのか・・・。
さっき飲んだ薬湯が効いてきたらしい。頭がぼんやりしてきた。
まずは身体を立て直す事からしなけりゃな。
後で皆と話し合わなけれーーーー
(そのまま文は途切れてしまっている)