シュラ吉旅日記

定期更新型ネットゲーム「DARK KINGDOM3」のキャラクター視点日記。プレイヤーの呟きもたまにあるかモ。

またしても!

2007-03-27 17:21:54 | キャラクター視点
イブラシル歴685年12月



アムスティアで傷を癒し、再び第三砦へと向かう事になった。
装備や資金を奪われた事で戦力が落ちてしまい、それを立て直す為
に再び挑戦しようと皆で話し合って決めたのだ。

改めて装備をし直して挑む。
1戦目は何とか突破。魔導師がいないチームだった事と後ろからの
奇襲をかけた事で勝つ事が出来た。
お約束で倒れている兵士の服を全部毟り取り、金目の物を探すも
見つかったのは990シリーン。シケてるよな。

2戦目は魔導師が1人混じっていた為に苦戦を強いられた。
オレは壁役として前衛を務めているが、それはあくまでも物理攻撃
に対しての防御壁としてだ。物理防御を強めた見返りに魔法防御に
ついてはパーティ1弱い。ライトニングフィールドを一撃喰らうと
ディフェンシブを使っていたとしても1600は体力を持って行かれる。

そこにトルネードパンチやアローレインを叩き込まれては、さすが
にオレやリーゼでも体力が保たねぇ。
妨害をしようとは思っていたが、タイミングが合わず魔導師の呪文
詠唱を止める事が出来ず・・・
全体攻撃を連続で喰らってアルトが倒れ、リーゼも倒れ…オレもそこ
で意識を失った。薄れる意識の中で

「爺さんやお嬢、姐さんだけで大丈夫だろうか?」

そんな事を思った。



気がついた時、オレがいたのはまたアムスティアの救護室だった。
火傷と裂傷でオレの腕は包帯だらけになっていた。骨折だけは免れた
のでそう酷くはないが・・・周りを見回すと隣にアルトが青い顔で
横たわっていた。いつもバカな事ばかり言っちゃいるが、ここ最近は
色々とショックを受けて思い切り凹んでるような気がする。
ちっとはオレや爺さんに吐き出して楽になりゃ良いのに・・・。
仲間として信用されていない事に少しムッこいたので、アルトの額に
軽くデコピンをかましておいた。

少し離れた所にリーゼが寝かされていたので様子を見に行く。
リーゼもあちこち傷だらけになっている。こんな小さい身体で前衛と
して頑張って・・・。リーゼも腕が包帯だらけだ。顔に傷がないのが
せめてもの救いか。青い顔をしちゃいるが、息は安定していたので
安心する。

後ろからニコ爺が声をかけてきて、パイクとアダーガを差し出した。
オレ達が倒れた後、毟られた装備を取り戻してくれたようだ。
ニコ爺に礼を言う。これ以上毟られていたら闘う事も困難になる。
パイクは特にリーゼが気に入っている槍だ。これがなきゃ多分思い切り
凹んじまうだろう。




倒れてしまう事で、自分達を強くする事が出来ないでいる。
このままではいけない。
この先に進む為には資金だけでなく、自分達の力を強くしなくては
ならないのに。

どうすればいい? 
どのルートを進んで行けば皆にとって最良なのか・・・。

さっき飲んだ薬湯が効いてきたらしい。頭がぼんやりしてきた。
まずは身体を立て直す事からしなけりゃな。

後で皆と話し合わなけれーーーー
(そのまま文は途切れてしまっている)


油断ならねぇ!

2007-03-18 03:08:50 | キャラクター視点
イブラシル歴685年11月



ニコ爺がなけなしのヘソクリから不足分の金額を出してくれた
おかげで、念願のソードシールドを手に入れる事が出来た。
次に街入りするまで無理かなぁ と思っていたのに!
嬉しくて店を出る時、つい小躍りをしてしまった。いや~良い防具
が手に入るってのは嬉しいもんだ。

街での買物を済ませ、また第3砦へと向かう。
暫くはここで闘い、力と財力を蓄えねば先に進むのは困難だろう。
この砦を守る軍人達を苦労せず倒せるようになれば、先に進む事も
出来る。気を引き締めてかかる事にする。


1戦目は何とか勝利。
だが・・・2戦目はそう簡単に行かなかった。1人目の魔導師の
「ライトニングフィールド」を妨害出来たものの、2人目の魔導師が
唱えた魔法は妨害出来ず・・・手痛い一撃を喰らってしまった。
その前に重装騎兵の出したトルネードパンチを喰らっていた事もあり
ニコ爺が倒れてしまった。更に運の悪い事にこの攻撃でリリ姐さんの
回復魔法の詠唱も中断させられてしまったのだ。

ニコ爺の張った罠で魔導師が倒れたものの、重装弓兵のアローレイン
でリーゼとアルトが倒れ・・・
オレもその後重装騎兵の連続攻撃をうけて意識を失ってしまった。



気がついた時はアムスティアの救護室のベッドの上。
近くを通りがかった冒険者に担ぎ込まれたらしい、同じ部屋にアルト
やニコ爺、リーゼ達も寝かされていた。

身体の痛みをこらえつつ、荷物の確認をする。
・・・宝箱や金が奪われていた。しかも買ったばかりのソードシールド
もない! 結構威力のあったヘヴィナックルまでオレの手から毟られて
無くなっていた。
痛めつけられた身体よりも、皆を守る為に必要だった武器と防具を
失った事の方が辛い。 クソ! 思わず床に両手を付いてしまった。 
何よりも闘いに負けた自分自身が情けなくて情けなくて…。

良い武器を手に入れた事で、何処かに慢心があったんだろう。
そんな己の心根が情けない。
無意識に拳を振り上げ床を殴りつけていた。腕に負った傷が開いて血が
滲み出ている。だが、そんな傷の痛みより心が痛い。



荷物袋の中に残された武器は、両手斧のバルディッシュだけだった。
また ここからのスタートになる。
アダーガを外してしまう事で防御力が下がってしまうが、今のオレに
残された武器はこの斧一本だけ。

己の心と武技の鍛錬を また一から始めよう。
自分に出来る限りの事を。




・・・やられた事は絶対にやり返す。
それがオレの流儀でもある。毟られ、奪われた分絶対にアイツ等から
毟り返してやる!


港町・アムスティア

2007-03-12 11:21:18 | キャラクター視点
イブラシル歴685年10月



この先敵が増々強くなる事もあり、一旦街で休養して鋭気を養う事
になった。

第3砦の近くにある港町アムスティア。
一見 何の変哲も無い街のようだが、所々に胡散臭い連中がいるの
も確かだ。ここはもうバルバシアの占領下になる。軍の施設か何か
が何処かにあるのかも知れない。

ロデと比べても大きな街だから、さぞ武器・防具も充実しているに
違いない!と思い、いそいそと防具店へと行き品を吟味・・・
アダーガの上位にあたる「ソードシールド」を見つけた。
うん こりゃイイ物を見つけたな と値札を見る。

何だ この値段!

値札を見てオレの身体は凍り付いてしまった。
7300シリーン・・・や でも確か砦で魔導師から毟り取った銅貨と
銀貨があったよな。慌てて自分の財布の中身を確認。

・・・今回は見送りだ。見送り。

項垂れて店を後にする。
まだ暫くは第3砦で闘う事になるみたいだし、ガッチリと兵隊達から
毟り取って金を貯めねば!


宿のラウンジでのんびり休息しつつ、パーティの皆とたわいのない話
をする。いつもは飯の支度で慌ただしいが、今日はのんびりとしなが
ら話が出来る。

結局リリ姐さんはアルトの求婚を軽く流してしまったようだ。
アルトの脳天に一発チョップをかまし、その後顳かみをグリグリして
お説教攻撃。それでも乱暴な事をやりつつアルトに

「酒や女に逃げるのも時には必要よ。」

と優しい言葉をかけていた。
リリ姐さんは神官の職に就いている。神官にあるまじき言葉だと笑い
ながら言っていたが、それでも…そういう事を言えるのは人を導き
救う職についているからじゃないだろうか。
賑やかで言葉も悪くて、しかもアレを必殺技にしているリリ姐さんだが
誰よりも優しい女だと・・・オレは思う。


ニコ爺とは料理の話になり、ニコ爺は

「羅喉丸が人の味覚に近いなら,あの味も理解できるから嫌がって
 おるんじゃないかのゥ?」

と髭を撫でながら言った。
オレの膝の上で丸くなっていた羅喉丸は、ニコ爺の言葉を聞くと大きく
頷き目を潤ませていた。
(今回召還もしちゃいねぇのに、のこのこ異界からやってきた。現世
 の飯を気に入ってしまい、手前勝手にやってきたようだ。)
まぁ オレのこの有様を見てる訳だし、アレが危険な物だと分かって
るだろうなぁ。 だが、コイツがちゃんと食えるものを作れるように
なれば、そこそこ料理の腕がついた事になる。
羅喉丸の頭を撫でつつ

「人助けだと思って協力してやってくれ。リーゼも必死なんだ。」

と小声で羅喉丸に囁く。羅喉丸はチラと食堂の方を見た後、大きく
溜め息をつき踞ってしまった。・・・暫くは協力してくれなさそうだ。

羅喉丸を膝から降ろしソファーのクッションの上に乗せてから、
リーゼから受け取ったハードレザーアーマーの手直しを始める。リーゼ
本人から申告のあったサイズに合わせて詰めていく。
手直しをしていると、リーゼが食事を終えてラウンジにやって来たので
先日オレに言っていた「変な事」について言及する。

リーゼは少しムッとした顔をして

「え…へ…変な事ってそんな、いやらしい事じゃありません!」

と言い、更に

「それに、女性に飢えてるとも思ってませんよ、だってリリさんに膝枕
 されて鼻の下が5センチのびてましたもんね! シュラさんのエッチ!」

と言ってアッカンベーと舌を出した。
ない乳娘に小馬鹿にされた(笑) こんな小娘に「エッチ」と言われて
しまうとは思わなかったな。あんまりに子供っぽい返し方に思わず笑って
しまいそうになる。リーゼがこんなに面白いヤツだとは思わなかった。
ホントにコイツ良いトコのお嬢さんなのか?


まぁ いい。
そういえば ロデで案内してくれた礼をまだしていなかった。
この街で何か良い品を見繕ってみようか。


第3砦の攻防

2007-03-05 03:55:41 | キャラクター視点
イブラシル歴685年9月



無茶は覚悟で第3砦へと進む事になった。
敵の防衛線の1つなだけに、敵は全てバルバシアの軍所属の者達で
その持つ戦力も今まで闘ってきた相手以上の筈だ。
気を引き締めてかからねばならないだろう。

ニコ爺、お嬢の罠とアルトの魔法の威力があったとしても、油断は
ならない。

現れたのはバルバシア軍でも中級クラスの兵士と魔導師達だった。
オレ達は後ろから奇襲をかける事に成功し、先手を取る。
まずはリーゼの槍技が、そしてアルトの魔法が魔導師を貫く。
最後にオレの攻撃を受けて魔導師は地に倒れた。
お嬢とニコ爺の罠の威力もかなり強い。これならいけるかも知れない。

しかしさすがは軍人だ。そう容易く事は運ばなかった。
相手のスキルを妨害する事も出来たにもかかわらず、まずアルトが
自分の唱えた魔法を反射されて倒れた。
そしてリーゼも重装兵の攻撃をモロに受けて倒れてしまった。
罠のおかげで何とか敵兵を全て倒しはしたが、アルトとリーゼの受け
たダメージは大きい。
このままで第2戦に挑まなければならぬのは、少々辛いかもしれない
がもう後に引く事は出来ず・・・そのまま皆で前進した。


2戦目は難無く敵を倒す事が出来てホッとする。
砦より少し離れた所に野営地を定め、それぞれが休息を取る。

今回敵に倒された事もあったからか、リーゼが防具の手直しを頼んで
きた。防具をオレに手渡すと、ものごっつい悔しそうな顔をして自分
のスリーサイズをごにょごにょと耳打ちしてきた。

・・・まぁ 色々突っ込みたいことはあったが、そのサイズに合わせ
て鎧を手直しする。手直しをしつつ、前回リーゼに言われた
「変な事」について言及しておく。 勘違いしたオレも悪かったとは
思うが、こっちも「女に飢えた妄想野郎」等と思われてるとしたら…
シャクだからな。


そういえばギルドが毎月冒険者に配布している新聞で、ルーン魔術の
発動が確認された とのスクープ記事が取り上げられていた。
アルトのヤツそれを見てへなへなになってしまって、先月よりも更に
ぐんにゃりとしてしまった。
聞くと、ルーンの発動による魔力は微々たる物で、威力もお嬢の罠の
4分の1程度。組み合わせを考え解析する労力を考えると全く割りに
合わない威力だ。

それまで飯も食わず解析に必死になっていたアルトは、何かが切れて
しまったようにうつろな表情になっている。
オレに頼んでいた解析の手伝いの事も

「ルーンは手伝わなくていいや。」

と 力なく笑ってなかった事にしようと言い出した。
リーゼにもリリ姐さんにもうつろな顔して話しかけていたが、突然
アルトの奴がリリ姐さんに

「家族ってのに馴染みがねえって? んじゃ オレと結婚しねえ?」

とすげえ投げやりに求婚しやがった。
それ聞いてオレは飲んでた茶を盛大に吹き出してしまい、リーゼも
硬直して2人を見つめていた。



…人と言うのはヤケクソになると思いもよらない行動を取るもんだ。
リリ姐さんどう返事するつもりだろう?
姐さんもちと掴めない人だからなぁ・・・まぁ 2人が好きあって
一緒になるってのならいいんだけどよ。
(アルトの奴 結婚が死亡フラグとか言ってたくせになぁ(笑))



●追記

リーゼに誤解されてた事でオレも少し動揺していたらしい。
取れもしないスキルを修得しようとした上に、闘っていた最中に麻痺
威力のあるバインディングを使うのをすっかり忘れていた。

ウッカリにも程がある。
戦闘終了後、羅喉丸にまで肩を前足でぺしぺしと叩かれた。
(「どうしたんだ?」と言わんばかりだった(笑))
リーゼにあんな事言われたぐらいで動揺する・・・もんか?
よくわからんが、次は気を引き締めてちゃんとしなくちゃな。