シュラ吉旅日記

定期更新型ネットゲーム「DARK KINGDOM3」のキャラクター視点日記。プレイヤーの呟きもたまにあるかモ。

シュラ吉さんの全身

2007-02-27 21:23:41 | プレイヤー雑記
実はDK3版シュラ吉さんの全身は殆どまともに描いた事がありません。

フォルダを漁って見つけた、去年ちまちま描いた物をポチっと貼り。
隣にいるのは別のネットゲームに登録しているニオ蔵さん
(「DRAGON WARCRY」シーフで参加中)

元々シュラ吉はこのニオ蔵さんのパートナーとして、同人誌の漫画用に
考えたキャラでした。
ふとしたキッカケでDK3に参加する事になり、今一つキャラが固まって
くれなかったシュラ吉を登録。時系列的にニオ蔵と出会う前のヤングな
シュラ吉さんでス。


シュラ吉の娘も前衛剣士としてココで冒険中。

これからの事やら色々と。

2007-02-26 04:45:28 | キャラクター視点
イブラシル歴685年8月



この先のエリアは敵の強さがハンパじゃないらしい。
このまま無理に先に進んで誰かが倒れる事になるのもリスクが大きい
という事で、今回は大瀑布に留まる事になった。


ここの敵はお嬢の使う「ブレイズ・トラップIV」に弱いのか、お嬢の
罠の威力が強烈だった。軒並み4桁のダメージを与えているんだから
端で見ていて感心する。
今回、オレは新たに取得した「バインディング」を使ってみたが、
麻痺を相手に与えたのは一体に対してのみという結果だった。
しかし、コレを使うとオレだけで無く、羅喉丸の攻撃にも麻痺追加の
効果がある事が分かった。 今は初期段階の物だけの取得だが、使い
勝手が良いならこのまま威力を上げるのも悪くはなさそうだ。

戦闘は初手にアルトが大きなダメージを喰らってヒヤリとしたが、リリ
姐さんの癒しで難無く乗り切り、勝利する事が出来た。
最後の締めにまたしてもリリ姐さんの必殺技が炸裂、リビングデッドに
例のアレでとどめを刺し、銀貨を強奪。

…パーティで1番強いのは実はリリ姐さんなんじゃないかと、オレは思う。



そうそう、前にリーゼが口走った「嫁にしてくれ」発言だが、リーゼ
本人が

「ち、違います、シュラさんの嫁じゃありません!」

と顔を真っ赤にして力一杯否定してくれた。しかも

「変な事考えないで下さい!」

と オマケのお言葉付きだった(笑)
・・・オレがそういう勘違いした事が相当イヤだったらしい。
怒らせちまったのはちょいと申し訳ねぇかな と思うが・・・
や それならそれでまぁ 一安心だ。 殺人的威力の不味い料理しか
作れん女を嫁にしたら、幾つ命があっても足りやしねぇからな(笑)
(今でも腹具合が復調してねぇし!)

それでもリーゼに魅力がない訳ではない。
強そうに見えて、あれで結構可愛いトコもあるし、見ていると面白い。
顔立ちもキレイだし、化粧して着飾れば胸がなくとも大抵の男は振り
返って声をかけるんじゃないかと思うがな。

ただ・・・料理がアレなのが・・・難点だ(笑)


メシを食いつつ、今日の闘いを振り返ってみた。
最近、羅喉丸召還のせいか知力とMPが少し上昇している。その事で
羅喉丸自身の力が上がり、現世に留まれる時間が長くなった。
すぐには異界に帰らず、こちらでメシを食ってゴロゴロしてから異界
へと戻っている(リリ姐さんの作るメシをえらく気に入ったらしい)
まぁ 相棒が強くなってくれる事は嬉しい。
だが、オレが強めたい部分が強まらないのを何とかせんとなぁ・・・。

今は壁役としての防御か、剣士としての攻撃を強めたいと思っている。
が、現実にはなかなかうまくいかない。
ルーン魔術みたいにややこしくはないが・・・結構 難しいもんだ。


ルーン魔術と言えば、アルトの奴が解析に夢中になっちまって・・・
口もきかねぇわ、メシも殆ど食わねぇわ、挙げ句に戦闘中まで考え事
して魔法を唱えずに上の空で杖をブンブンふりまわしていた。
よくよく見るとゲッソリして目の下にうっすらとクマを作っていやがる。
こんな状態見てたら心配にもなろうってもんだ。
(本人は「心配なんざいらねぇ」なんて言ってるが)



とりあえず、今日は押さえつけてでもメシを食わせる事大決定だ。
ルーン解析に夢中になって倒れられたらたまらんからな。

女心は難しい

2007-02-19 02:21:17 | キャラクター視点
イブラシル歴685年7月


黒眼の塔はまだ俺達の力では登るのは難しそうな事、更に先へと進み
バルバシアに入るのを優先する という事になり、大瀑布へと向かう。

ここの敵は塔の敵と大体同じぐらいの強さだ。
打撃をモロに喰らうとかなり辛いが、それでもウーお嬢とニコ爺の罠と
アルトの魔法の威力のおかげで、思ってたより早く片付ける事が出来た。
ここ暫くリリ姉さんは歌で攻撃を支援するのに徹していたが、今回久し
ぶりにリリ姉さんの必殺技が炸裂した。
リーゼがアイアントータスの攻撃を弾いたトコロにリリ姉さんの攻撃。
前のようにトドメを刺した訳ではないが、アレを見ると思わず股間を
隠したくなる。・・・絶対に喰らいたかねぇ。

機敏値が元々低い事もあって、なかなか手数が出せない。
今回も技を出す前に戦闘が終わってしまい、ちょっとガッカリだ。
行動ボーナス とやらも欲しいトコロには出なかった。その分羅喉丸を
成長させる部分に多少ボーナスが入ってくれたようだ。
魔力が多少増えたせいだろうか、羅喉丸は随分と機嫌が良い。この隙に
リーゼの食事の試食を押し付けちまっても良いかも知れないな。



野営地を定めた後に、色々と支度を始める。
食事についてはリリ姉さんをリーダーとして、オレとニコ爺とリーゼが
準備を手伝う形に落ち着いた。
ニコ爺が試食係をオレに押し付けようとしたので、羅喉丸を突き出して
コイツに試食させるように言ってみたが、爺さんは羅喉丸の味覚が人と
同じなのかどうかを気にしていた。
・・・まぁ 故郷でオレの父親に使役されていた唐獅子を見る限りは、
唐獅子は大体人と変わらぬ感覚を持っている様子だった。多分味覚も人
に近いような気はする。
羅喉丸もオレの様子を見てリーゼの料理の威力は薄々感づいている様子
で、後で見てみたら目を潤ませていた。
…リーゼの料理は唐獅子にまで拒否される程のモンなのか。恐ろしい。


そういえば闘いの前に、リーゼがオレの手直ししたスタデッドレザー
アーマーを身に着けていたが、最初は嬉しそうだったのに途中で急に
顔に縦線が入り、しょぼくれて布を丸めて詰めていた。

ちょっと気になっていたので、リーゼに小声で耳打ちをした。
オレが目測したリーゼの3サイズを言い、このサイズで補正した事を
リーゼに伝えたのだ。 一瞬 リーゼが小さく呟く。

「どうした?」

不思議に思い、聞き返したら・・・

「…胸の部分はもっと小さくて十分でした!」

と もの凄い勢いで怒鳴られてしまった(こめかみには血管が浮いていた)


・・・本人が乳肉の無い事を気に病んでいたのは、リリ姉さんやウー
お嬢との会話でわかってはいた。
なので、サイズ補正の時も出来るだけ貧相な(失礼だが)サイズにした
つもりだった。その目測が違っていたとは…どんだけ貧乏な乳なんだ?

まぁ 目測と言ってもリーゼは常に鎧を身に着けていたから、正確な
サイズはさすがにわからん。(素っ裸を見るか、直に触れれば別だが)
ビックリするオレを尻目に、リーゼは餅のように頬を膨らませ超不機嫌
になってしまった。


それでも防具は命を護る大切な物だ。サイズが合わぬのでは色々不都合
も出る。コレはサイズを本人から聞いてキチンと補正してやるしかない
だろう。
ただ・・・サイズを本人に聞くという事は更にリーゼのご機嫌を損ねて
しまいそうな気がしてならない。
ヘタをしたら恨まれて、戦闘中後ろからクアドラプルストライクをブチ
かまされるかも知れない。

リーゼは大切な仲間だし、このまま放っておく事で命の危機に晒されて
も困る。恨まれるのを覚悟でやるしかないか・・・


ううう コレだから女は難しい。

カレー娘の告白?

2007-02-12 23:38:27 | キャラクター視点
イブラシル歴685年6月


うちのパーティは前衛よりも後衛が強い。
罠と魔法の火力が強烈なのだ。
世間では物理有利等と言う噂があるらしいが、うちのパーティにいると
そんなモンは大嘘だろう!という気になる。
リーゼも技を出す前に敵が片付いてしまう事について色々思う所がある
らしく、最近はスキルガイドブック(ディアスで売っていた各職の技能
紹介本らしい)を眺めては今後の事を思案している。

ロデの村で購入したスケイルアーマーを装備する事になったので、今ま
で使っていたスタデッドレザーアーマーをリーゼに譲る事になった。
軽く手入れをして汚れを落とし、風を通す。
サイズの手直しも必要だ。オレとリーゼとじゃサイズが違いすぎるしな。
大体の目測でリーゼのスリーサイズを想像し、それに合わせて詰めたり
継ぎ合わせたりして何とか女性サイズに補正してみた。
ん 我ながら良い出来。多分コレでリーゼの身体に合うはずだ。

渡す時に「一応、こういうサイズで手直ししといたが大丈夫か?」
と言っておいた方がいいか・・・。


さて 街を出て向かったのは「黒眼の塔」と呼ばれるアヤシい雰囲気が
プンプンする塔だ。前に入った「蒼眼の塔」もこんな感じだったっけ。
塔の名もよく似ているので、何か関係があるのかも知れない。

塔のモンスターは今までの連中よりも確かに手強かった。
が、ウーお嬢とニコ爺の罠の火力が強力なおかげで、大変な目に合わずに
済んでくれた。
オレも罠の火力に甘えて少し手数を増やせるようにしてみたが、闘い方を
変えてみてもさして問題は無かった。次回もまた少し組み合わせを変えて
みてもいいかも知れない。
以前は威力の無い技を使う余裕が無かったが、チェインの使える物をもう
1つ修得して3連続での攻撃行動を取れるようにするのも良いかも・・・。
(取るならすぐに取れる位置にあるバインディングだろうか)
新しく装備したへヴィナックルもなかなか具合が良い。…こう直接相手を
ぶん殴れるってのも意外に爽快感がある。 格闘技はあまり経験が無いん
だが、暫くはこのスタイルで闘う事になりそうだ。


一旦 塔を出て近くで野営をする。
街で姿を見かけなかったウーお嬢は、どうやら調子を崩して何処かで休息
をとっていたらしい。オレが役人にでも捕まったんじゃねぇかと言ってた
のを聞いて
「私、そんな無能役人に捕まると思うか?」
と 少々ご立腹の様子。ま 調子が戻って元気になったのなら良かった。

アルトの奴はやはりオレが男でもオッケ~なアヤシい奴だと思っていたら
しい。

「わり、今まで妙にわざとらしく女好き公言してっから、てっきり
 『やあ、湯気でよく見えなかった。はじめまして!』とか
 『ノンケだってかまわず食っちまう』類かと思ってたぜ!」

等と言ってくれた。
・・・まぁ 確かに過去その手の奴から告白された事がない訳ではない。
「オレのものになってくれ!」とは言われなかったが(図体がデカイから)
「オレの兄貴になってくれ!」は何度か言われて迫られた。
残念ながらオレはそっちのケは全く無いので、申し出は全て丁重にお断り
した(相手を殴って気絶させて逃げた事もあったな・・・)
一緒に旅をして長いが、あまりお互いの事は話してねぇし…誤解されても
仕方がねぇかも知れねぇ。
そんでもってアルトはルーンの解明を手伝ってくれるって事だな? とも
言ってきた。
う! 苦手分野の協力を要請されて内心オレは冷や汗ダラダラだが、まぁ
魔法から少しずれた所にいるオレの知識(東方の知識しかないが)が少し
でも役に立つ事になるならばと思う。
多分アルトの期待には応えられないとは思うが(笑)

そして、リリ姐さんには随分優しくなぐさめられてしまい、ちょっと
ビックリだ。 や 姐さんに頬を撫でられた時はもうど~したモンだかと
頭に血が上ってしまった。 オレの故郷では女が積極的に男に触れる事は
どっちかというとタブー視されていた行為なだけに、オレもこういう事に
は免疫がない。 しかもリリ姐さんは美人だし乳もデカイ。
ドキドキして・・・鼻血が出そうになった。


日も暮れかけた頃、リリ姐さんの指示の元食事の準備が始まった。
今回、リーゼには素材を切るトコから初めて貰う事にする。準備をしつつ
リーゼがポソリポソリと実家にいた頃の事を話してくれたが、リーゼ自身
自分の作った物を食べた事がないらしい。

「うーん…食事は家族と奉公の人達から順に食べて貰っていたので…」

・・・言葉が出ない。しかも味付けは奉公人任せときた。犠牲者は家族と
奉公人ばかりなり。ハッキリ言って料理に関してリーゼは超素人だ。

しかもリーゼ自身は悪気等何も無い、弟や妹達にお腹いっぱい食べさせて
やりたい。という家族を思っての行為だ。
(最も弟妹達にとっては腹を壊して災難だったろうが・・・)
戦争で貧窮も体験しつつ、自分が傭兵となる事で家族に良い物を食べさせ
る事も出来たというジレンマも多々あるようだ。
何だかんだ言ってちっこい身体で色々苦労してるんだな ジャガイモの皮
を四苦八苦して剥いてるリーゼを見てそう思った。

しばしごにょごにょと俯いていたリーゼがいきなり顔を上げ

「うう…シュラさん! 
 私を料理の出来る立派なお嫁さんにして下さいィィィッ」

と 泣きそうな顔でオレを見て叫んだ。
材料を用意しながら聞き流しかけたが・・・は? 今なんて言った?
ちょっと待て、それは一体どういう意図だ??? 

突然 意味深な事を言われて一瞬頭が真っ白になってしまった。




・・・あ゛~ こりゃ なんて返せば良いんだ???
(大困惑中)

街での一時・新しい武器

2007-02-04 01:54:15 | キャラクター視点
イブラシル歴685年5月


久しぶりの街での一時はそれなりに楽しいものだった。
ディアスに来るまでは1人でいた事、オレが東洋人である事もあって
街で買物するのも一苦労だったし、あからさまに不審人物扱いされた
りとあまりロクな目に合っていない(言葉もちゃんと覚えてなかった
せいもあるが・・・)
今回はリーゼが街の案内を引き受けてくれた事もあって、買物も割と
スムーズに出来たし、色んな物を見る事も出来て楽しい一時だった。
料理の件ではキツイ事を言っちまったので、案内は引き受けてもらえ
ないだろうと思っていたが、

「…? いいですよ。あー、なれない西方の街で迷子になるのが心配
 なんですね。うふふ。
 旅の資材の買い出しもあるし、私たち肉体派で色々片付けましょう!」

とニッコリ笑ってオレの申し出を快諾してくれた。
買物途中には

「イブラシア大陸の北側は気候の変化も激しいと聞きますし、風よけ
 の外套でも新調しましょうか。
 わたし、料理は苦手ですけどそれ以外の家事なら完璧なんですよ! 」

こんな申し出までしてくれた。
・・・リーゼの意外な一面を見たような気がする。外では勝ち気で
肝の座った槍使いの女戦士なんだが。
やっぱ年頃の女の子だ。随分と可愛いトコがある。

これでカレー食い放題の店に飛び込みさえしなければ・・・だが(笑)


街に入って以降、ウーお嬢の姿が見えなかった事が少々気にかかる。
あの面のせいで不審者扱いされてトンでもねぇ事になってない事を
祈りたい。

夜は夜で爺さん達と飲みに行ったが・・・
まぁ なんだ。男には色々あるんだな と思える一時であったとだけ
言っておこう。


以前フェルに解錠を頼んでいた宝箱の中身についてフェルから連絡が
あったらしい。リリ姐さんが嬉しそうに手紙を持ってきたので、良い物
が出てくれたようだ。
宝箱の中身はシルクローブとへヴィナックルの2品。
ローブはリリ姐さんが使う事になり、へヴィナックルはオレが使う事
になった。
「使用武器が安定しないわねぇ。」
リリ姐さんが少し心配そうにポソリと呟いた。

元々オレは刀使いだが、大陸に来てからは刀にこだわらず使える物を
使うようにしている。こちらでは日本刀など扱われてないのだから
仕方が無い(自分で作れりゃいいんだが、オレにはその技量がない)
比較的使い易い剣をメインに選んでいたが、今回はオレ1人ではなく
パーティ行動と言う事もあり、強い武器があればそれに乗り換えるの
は当然だと思っている。攻撃力が上がればそれだけ皆がダメージを
受ける事も減るからだ。
今回の武器は初めて使う物だが、多分大丈夫。アダーガの時もそう
だった。使ってみれば手に馴染む。知らず知らずのうちに闘いの中で
武器は自分の手足となる。

ディアスに来る前に知り合った戦士が言っていた。
「真の戦士は武器を選ばぬ。」
聞いた当時はその考えを理解出来なかったが、今なら少し分かるような
気がする。臨機応変に対処する事も必要であるのだと。


さて、街を出てからの戦闘はと言うと・・・
もうオレ必要ネェかも・・・と思えてしまうぐらいの戦闘だった。
技を出す前に敵はお嬢と爺さんの罠にハマって自滅してんだもんなぁ。
まぁ 元々壁役として誘われた訳なんで、攻撃火力をアテにされていた
んじゃないとは言え。剣士としちゃ何だか情けねぇような気がする。

ガックリときていたトコにフェルからへヴィナックルが送られてきた。
片手装備のずっしり重い密着型装備の武器だ。
となると、どう装備すべきか? 防御を重視するなら右手にナックル
左手にアダーガ。 攻撃力重視なら右手にブロードソード、左手に
ナックル。 色々と悩ましい。
少しばかり手数を出せるようにして自分の技力も鍛えてみたい。
技を出さず、通常攻撃を多めにして闘っても今のパーティ火力ならば
特に問題はないような気がする。

自分にどういう結果が出るのかはわからんが、1度試してみるのもいい
かも知れない。
そんな闘い方を他のメンバーが許してくれればだが。


【追記】

アルトとの会話でふと故郷の事を思い出した。



四季の美しいオレの故郷の事、陰陽道の一族でも大きな流派であった
実家の事・・・。
オレは魔力を持たなかった為に家督を継がず済み、好きな武術の道を
選び、武道を極める為に修行に励んでいた。
あの事件にさえ巻き込まれなければあのまま秋津島で暮らし、妻を娶り
一生をあの島で終えたはずだ。

あの事件に巻き込まれたせいでオレは今ココにいる。

故郷も家族も友人も…何もかもを捨てなければならなかった。
それでも、国を出る際に家族から渡された品は今でもオレを護ってくれて
いる。古びてはいるが家族の想いが託された大切な品。形見の品だ。

悔やもうと何をしようと、もう元のようには戻れない。



だからこそ今この時を大切にしたいと 心から思う。
縁あって 一緒に旅をする事になった仲間達の事も。