ロデの村での休息

イブラシル歴685年4月


パーティ全員でロデの村へと向かう。
ディアスの街を出てからずっと人の住む所に立ち寄ってなかった
ので、オレにとっては久しぶりの街入りになる。

ディアスに比べるとこじんまりしてはいるが、なかなか感じの良い
村だ。ディアスで買ったイブラシルガイド本によると、この村の
名物は「スイートベリー」とかいう木の実らしい。
甘党のオレとしては興味津々の品だ（良い菓子があれば食ってみたい）
とりあえずパーティの面子で各自必要な物を言い合い、各々の所持金
を皆に申告。パーティ内の所持金を計算し、それぞれに必要な金額と
換金用アイテムを交換して買物に備える事した。

とはいえ、今だに西方の街のシステムが良くわからねぇ。
リリ姐さんに薬品の扱いは医者なのか雑貨屋なのかを聞いて、在処が
分かり次第常備用に薬を買い込んでおきたい（特に胃腸薬！）
そしてやはり街を歩くには案内が欲しいかと思ったので、リーゼに
案内を頼んでみた。・・・引き受けてくれりゃいいんだが、料理の件
で手厳しい事言ってしまったから「嫌！」と言われるやも知れない。
う～ん。防具屋にも行きたいから、出来りゃ戦士業のリーゼが一緒の
方が色々助かるんだがなぁ。
（駄目ならニコ爺に案内を頼もう）



しかし　アルトの事を心配したらアルト本人に
「男に心配されて気を遣われても　ぶっちゃけきめぇ！」
と言われるとは思わずビックリした。

西方では同性の仲間を気遣う事は気持ちの悪い行為なのだろうか？？？
秋津島とここでは色々と習慣が違う事は分かるが・・・なんか思い切り
拒絶されたみたいで少々凹んでしまった。

ん？　まさか男色家と勘違いされちまったか？　はぁ・・・（溜め息）
だとしたら…そりゃないぜ　アルト・・・（力なく項垂れた）


食事の統括については思い切ってリリ姐さんにお願いをしてみたら、
嬉しい事に姐さんが引き受けてくれると言ってくれた。
や　有り難い事だ。コレで体調も何とか持ち直せそうだし、思う存分
リーゼに料理を教える事が出来そうだ。

で、問題のリーゼだが・・・
自宅にいる時は大人数の料理を作っていたから６人分作るのは難しい。
等と目を逸らしつつ言い訳めいた事を言っていた。
確か　大分前にリーゼの料理を食った弟妹が倒れて死にかけた　なんて
話を聞いたような気がするんだが…。ホントに自宅でキチンとした物を
作っていたのかどうかアヤシい。

体力自慢のオレですらリーゼの手料理を食った後、長々と腹具合を悪く
している。体力のないヤツなら死にかけもするだろう。

はぁ。本当にリーゼを普通の料理を作れる腕前に出来るだろうか？
不安だ。



まぁそれはともかく。
久しぶりにベッドで眠れるんだ。のんびり休息して鋭気を養うとしよう。
村を出ればその先は今までの所よりも更に強い敵の出る地域に入る。
休める時に休み、ハメを外せる時に外して楽しもう。


新しい闘いに備えて。

監視塔跡にて

イブラシル歴685年3月


３月になり、少しだけ寒さが和らいできた。
オレの故郷では来月には桜が咲き始める季節になる。
国を出たのはもう随分と前だ。こんな西の果ての国では桜を見る事も
出来ない・・・な。


今回もウィート監視塔跡での戦闘だ。目と鼻の先にはロデという村が
あり、そこに行くという話も出たが、懐具合の事もあって今回はここ
で戦闘をして懐を豊かにしよう委員会発足（してません！）
リーゼの買って来た新しい装備をそれぞれ装備して闘いに備える。

ニコ爺の2丁拳銃はなかなかにカッコイイ。イブラシルに来る前に１度
大都市で見かけた「ガンマン」のようだ。
ただ・・・ニコ爺は銃を扱うのが初めてらしく、リリ姐さんに

「大丈夫じゃ、さっき説明書を読んだからの。
　まぁ、たまにシュラに当たるかも知れんがのゥ。」

等と恐ろしい事を言ってやがった。
・・・オレに当てたら爺さんを一発ポコる事にしよう（笑）

とは言え、ニコ爺さんは年長者だからだろうかパーティの中でも随分と
皆に気を遣い、場を和ませてくれる。
異国人で色々戸惑っていたオレにも随分良くしてくれるので、本当に
助かっているし、とても感謝している。
（一緒に街入りした時には酒の飲み比べなんぞもやってみたいもんだ）
が、たまに突拍子のない事を言い出すのに困る事もあるな・・・
ウーお嬢と罠の開発について熱く討論するのもいいが、罠にリーゼ作の
カレーを使用するアイデアを出した時はどうしようかと思った（笑）

や　アレは食って初めて威力を発揮する物だ。
確実に相手を陥れるのなら、リーゼをバルバシア国軍隊の調理班に入れ
てしまえば・・・多分半年で軍を壊滅状態に出来るんじゃないかと。


戦闘は罠師２人と魔導師１人で何とかなるほどあっさりと終わった。
オレやリーゼが技を出す前にアルトの魔法が発動するか、敵がボコボコ
と罠にハマって自滅しちまう。
今回、アルトが初めてルーン魔法を試しに発動させようとしていたが、
不発に終わってしまった。なかなかに難しい物のようだ。

しかし、今回もウーお嬢の攻撃を喰らう回数が多かったのが気にかかる。
後衛に下がらせるか、ロデの村で良い防具を買って装備するかしねぇと…
あの派手な面が敵の闘争心を刺激してんじゃねぇかと思いつつ、あの面は
ウーお嬢の国では成人するまで外してはならない物らしい。
・・・まぁしきたりなら仕方がない。が！正直オレもウーお嬢の素顔に
興味はある（笑）

ウーお嬢が成人するまで一緒にいられれば見る事も出来るだろうが、
まぁ　そんなに長くかかる闘いでもないだろうから・・・残念だ。



【追記】

覚悟を決めてリーゼに料理を教える事にする。
・・・ただ問題はアレがホントにマシな腕前になるかどうかだ。
ニコ爺は
「焼き物から教えりゃなんとかなる」
みたいな事を言っていたが、その焼き物ですらアヤシいような気が
してならない。　味オンチ・・・だとしたら多分教えてもどうにも
ならん。　まずは、リーゼが味オンチかどうかを確かめねば。

まだ描き慣れぬ

何度描いても描いても描き慣れません＞シュラ吉。
何故に！！（泣）

やはり中の人が女描くのが好きだからなのか（笑）

パーティ合流・組紐のお守り

イブラシル歴685年2月


ウィート監視塔跡にてパーティメンバー全員が合流する事が出来た。
リーゼはティターニアで買い込んだ防具や武器を皆に分配。
オレの分はアイアンリング２つとヒールポーション。
ポーションはお守り代わりにと渡してもらったが、リングを渡される
時にリーゼがニコニコしながら

「コレ付けると強壮の効果があるそうです。コレでまた
　カレーがモリモリ食べられますね」

とか言いやがった。冗談じゃねぇ！
その台詞はちゃんと料理が出来るようになってから言ってくれ！
ううう　またアレを出されちゃ断る自信がオレにはねぇ。
・・・羅喉丸に１度食わせてみるか。

ニコ爺は次回から武器を変えるみたいで拳銃とかいう武器を受け
とっていた。（罠だけでも強いのに・・・罠師って奴はウーお嬢も
そうだが、ホント戦闘火力を上げる事に熱心だ）
アルトはルーン魔法用の魔石を貰ってホクホク顔だった。
本人も女よかルーンの研究の方が優先事項だ　とか言っている。
まだ分からぬ事の多い未知の魔術法則を解くのが相当楽しいらしい。
・・・研究熱心だ（笑）
ポソリと妹がいる　みたいな事を言ってたが、やはり妹も黒眼鏡を
かけているんだろうか？　今度聞いてみよう。

ソレ以外にもリーゼが街で買ってきた物がある。
キレイな組紐（オレのは赤い組紐だ）をパーティ全員に配ってくれた。
街の呪い師に旅の安全を祈って編んで貰ったお守りだそうだ。

「シュラさん…苦しい時はこの織紐をギュッと握りしめて
　頑張って下さい。」

とな。
や　お前のカレーのダメージだけはコレに祈っても回避出来ねぇ　と
言いそうになったが、それなりに気を遣ってくれた事に免じて言う
のは止めておいた。
・・・この礼にみっちりたっぷり料理を教え込んで、将来嫁に行く為
の手助けでもしてやるとしよう（笑）



戦闘の方は山道の敵と強さはあまり変わらねぇような感じだった。
とは言え、うちのパーティは罠師と魔術師の火力がハンパなく強い
からそう感じるだけかも知れない。
敵の攻撃は後衛２人には届かず、まぁ壁としてオレとリーゼの２人
が攻撃を喰らう事が多いが・・・
中衛のウーお嬢も結構敵に狙われて攻撃を受けているのが心配だ。
（目立つあの面のせいじゃなかろうか？　とも思うが（笑））
ティターニアの先にある街でお嬢に合う防具があれば、お嬢用に
１つ防具を買った方が良いような気がする。

後は自分がどう戦闘技術を覚えてゆくか、だろうか。
攻撃補助の物を修得するか、直接攻撃する物を修得するか、色々と
悩ましい。修得しても罠師と魔術師の火力に及ばぬのが辛い所だ。

まぁ　なるようになるしかないか。


【追記】

いつも解錠で世話になってるフェルのパーティが人斬りに襲われた
とリリ姐さんから聞いた。姐さんも随分心配そうにしていたが、
万が一の時の為に、以前解錠を頼んで出た弓をフェルのパーティに
譲ろうという事になった。
その礼がフェルの仲間の１人パルサミナから届いたので、
こちらも解錠で世話になっているからお互い様だ　とメッセージを
出しておいた。また解錠で世話になるだろうしな。


件の人斬りについてだが・・・
フェル達は相手を返り討ちにしちまったらしい。
まぁ　無事で何よりだ。

男を描くのは苦手だ。

持ちキャラであるにも関わらず、そんな理由であまりシュラ吉を描いて
いません。描いてもカッコ良くならないから！

それでもちまちまと描いてはいますが・・・カッコ良く描けねぇ（泣）
鍛錬せねばなるまいて。

とりあえずゲーム始めた頃に描いたラフをペタリ。

山道居残り組雑記

イブラシル歴685年1月


１人先にティターニアに向かったリーゼと合流する事になったが、
少々不具合が出るらしく、１度に合流するのが無理な事が分かった。
（不具合というのは詳しくは分からんが、１人だけ合流する事が
　出来ず取り残されてしまうらしい。）
で、一旦要塞先行組４人と山道居残り組２人という具合にパーティ
を２つに分ける事になった。
話し合いの結果、先行組は敵が強い場所への移動という事で火力の
あるアルト、ニコ爺、リーゼ、そして回復役のリリ姐さんの４人。

居残り組は前衛のオレと罠の火力のあるウーお嬢の２人だ。
ウーお嬢は攻撃火力は強いが、防御がちょいとばかし弱い。敵の
攻撃を喰らわねぇように前衛のオレが守ってやらねばなるまい。
・・・体調がまだナニだが、ウーお嬢の為にも頑張るしかねぇ。


さて移動日当日になり、山道で戦闘準備を整え山道内を移動しよう
とウーお嬢に声をかけ・・・

！？

な　何でアルトがココにいるんだ？　
確か先行組メンバーだったよな？？？　驚くオレなんぞ気にもせず、
アルトは飄々としていつも通り

「さァて開戦のお時間ってな！　抜かんなよォ、お前ら！」

と　敵を前に身構えた。
・・・まあ　細かい事は問うまい。とりあえず目の前の敵を倒す事。
それが一番の優先事項だ。


戦闘は難無く終了。パーティ内で１番・２番の火力の持ち主がいる
んだから苦労等は殆どない。アルトの魔法とウーお嬢の罠で大抵は
ケリがついちまう。今回は後衛２人に敵の攻撃も届く事なく、前衛
壁役として多少は役に立てたみたいだ。
後、使い魔羅喉丸の力も前回よりは少しばかり上がっていた様子。
しかし羅喉丸本人は小さな身体にやはり不満たらたらのようだ。
異界へと帰る前にウーお嬢の罠を踏んづけて吹っ飛ばされていたが
・・・多分きっと大丈夫だろう。唐獅子は頑丈な獣だし…
（ヘソ曲げて次回召還に応じてくれねぇと困るが（笑））


山道で食えそうな物を集めて簡単に食事を作る。
カレー以外のものを食えるのも今回が最後かも知れねぇ。何せ次回
はまたリーゼと合流するしな。
体調も大分と復調してきているのにまた悪くなったら・・・




カレー地獄を考えただけで頭が痛くなる。
ど～したもんだか・・・（溜め息）