将門ブログ

このブログは、歴史上の人物『平将門』公を探求する、ポータルサイトです。

桔梗物語

2005年03月05日 | チャネリング
 千葉県の佐倉市に将門町(かさかどまち)という地名があります。そこは専門家の間では平将門生誕の地ではないかと言われ、探検ツアーなども催されているようです。その場所はどうやら私の仕事場に近いようなので、時間があるときにでも寄ってみようかと思っていたのでありました。

 その『時間があるとき』が訪れたのは、2月13日のことでした。近くまで行ってコンビニの駐車場に止まり、詳細地図でその将門町がどこか確認しようとしていたら、真っ赤な文字で『桔梗塚』という文字が飛び込んできました。その文字を見たとたん、胸いっぱいに悲しい気持ちが占有します・・。

「これはどうしたことだ、有華さんとのやり取りで将門の怨念は
 開放され、桔梗の悲しみも癒されたはずでは・・・。」
[ 将門と桔梗の対話 ]

将門公にチャンネルを合わせると、原因がわかりました。

「2月14日は、世間じゃバレンタインデーとか言っちょるらしいが、
 明日はわしの命日じゃ!。」

まずい・・、まだ終わっていないんだ・・
この土地には桔梗の悲しみが残っている・・
そして将門はまだ怒っている・・

私は怒りと悲しみの感情に圧倒され、その場で小一時間動けなくなりました。
「今日はよそう。でも日を改めて絶対に来なければ・・。」

命日をやり過ごし、般若心経の勉強やらをやっているうちに、
その日はやってまいりました・・。
春一番が吹く、小春日和の中、時間と場所がドンぴしゃり。
「今日、行ってみようかな・・。」
そう思ったとたん、
「ほんと?、来てくれるの?」
と言わんばかりのウキウキ波動が伝わってきました。
うん・・、今日しかない・・。

私はコンビニで新発売の春用おにぎりとお茶を買って、
将門町に向かいました。あ、車じゃ行けないんだ・・。
小学校の脇を徒歩で上がり、細い畑道へ・・
「えーと、この脇道の一本向こうの道だな・・・・あっ!!」
いろいろな作物が植わっている畑の一角に、不自然にも何も植わっていない
畑があると思ったら、その中心にはこんもりとした塚と石碑が・・
一本の大きなの桜の木と共に・・
その光景を見たとたん、どっと涙が溢れてきました。
「き、、桔梗・・・」
なんだか訳がわからないうちに、その塚に着いていました。
そして一緒におにぎりを食べ、歌を歌い・・

歌と言っても、八幡のマントラです。
私が唱えているうちにメロディーが付き、飛鳥調になったもの・・。
それを桔梗のために歌ってあげるつもりで口ずさんでいたら、
なぜだか桔梗はそれを知っているよう・・
「そうか、これは元々桔梗のメロディーだったのかも・・。」
甘く切ない時間が流れていたけど、もう行かなきゃ・・

石碑にはこんな歌が刻まれていました。

 『 花もなく しげれる草の桔梗こそ
      いつの時世に 花の咲くらむ 』
              昭和六十三年 博之書

この土地には「桔梗が花を付けない」という言い伝えがあるのです。

「桔梗、、もう咲いていいんだよ。

 思いっきり咲いてごらん。

 長いあいだ放っておいて、ごめんね。

 もう恨んだりしないから、悲しまないでね。

 愛してます・・・いつも一緒だよ。。」

言わなきゃ殺すと脅かされ、愛する人を裏切らなければならなかった人・・
そして口封じのために、結局殺されてしまった人・・
あるいは自ら命を絶ってしまった人・・
桔梗だから有名になったものの、無名のままそのような悲しみ
のうちに消えていって、誰も思いやってあげられないような人は
たくさんいるのではないだろうか・・・

そしてそのような過去世を持つがゆえに上手に愛せない・・
愛する人から恨まれるような結果になってしまう・・
刃物が恐い・・、一人になるのが恐い・・
自分なんか死ねばいいと思っている・・

そんな『桔梗シンドローム』と言うべきような人が、
たくさんいるのではないだろうか・・・。

「桔梗、、君はこれから女神様になるんだよ。

 桔梗シンドロームを治してあげる女神様なんだ・・。

 いいね。。」

「うん。。^ ^) 」

 映画『ディア・ハンター』のエンディング・テーマが流れます・・。

 南無観世音・・桔梗大菩薩。。

                     合掌

<あとがき>
 また夢を見ているとか言われそうですが、その『夢』が現実を創造していることを、つくづく感じます。思い当たることがたくさんあるからですね(^^ゞ。サムライ系の方、思い当るようでしたらあなたの桔梗を供養しましょう(^_^;)。
 千葉氏系の方、桔梗を悪者に仕立てる伝承はもう捨てましょう。将門の地元の方、桔梗を植えないという週間も捨てましょう。「咲いていい」と将門が言っているのですから・・。

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/文:シュバン/平将門関連書籍将門奉賛会


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