今夜で終了するオークションのこと。
「あと数時間で入札が終わります」というメールを着信していたので、そのサイトを開けてみれば、以下のＣＤ。
どうしようかなあと迷っています。
先月のオークション、だいぶ予算オーバーとなったので、
今月は引き締めないといけないわねと
支払いを済ませながら意を決したところでした。
バッハのカンタータはほとんど聴いておりますが、手元にあるのはテープに録音されたものばかり。だからいまだに我が家ではテープデッキは現役です。
そのせいか、テープ録音されてあるものをＣＤで買い直すというのは、どうも躊躇してしまう。これはＣＤ時代ゆえの悩ましい躊躇。
かつて、好きな音楽をＬＰで揃え終えた頃にＣＤが主流となったように、こんなふうに好きな音楽をＣＤに買い換えても、それが揃った頃にはＣＤ時代も終わっているに違いない。
主流から外れることが悪いわけではないのですが、
非主流になると、この世界は実は何もかもがコスト高になるから困るのです。
昔、レコードプレイヤーもアンプもレコード針も高額なものじゃないと入手できなくなったとき、その後のことを考えてＣＤデッキを購入しましたが、以後、それに合わせてアンプもスピーカーも買い換えることになり・・・、そのときの≪思い≫を思い出してしまうのです。ＣＤ時代となったいま思うことは、
あのレコード針を落とした次の瞬間の、
クライスラーの音色の何て甘美だったことか・・・
それは、ＣＤでは味わえなくなりました。どうしても味わえないのです。
その≪惜別の思い≫を、つい思い出してしまう。
ところで、ＣＤ時代の次は何になるのかしら・・・・
ＬＰ→ＬＤ、ＣＤ
の変遷ほどではないけれど、
ＣＤも結構かさばるから、ＭＤが主流になるのかなあ。そう思っていたら、
すでにipodも出回っているし、
音楽の管理は全てＰＣになりつつあるいま、
オーディオ機器の主流もＰＣと連動されたものになっていくのかもしれません。
さほど遠い将来のこととも思えないけれど、
先のこと・・・その頃生きているかどうかも不明なのに、
そんな先のことを心配している自分に苦笑してしまいました。
今となっては古いですが、カール・リヒターの選集を聴きます。
そのほか一枚ものでは、BWV.147の入っているガーディナー指揮のものをときどき聴きます。
先日、レコード・プレイヤー、真空管アンプを2台、テープ・デッキ、その他スピーカー、ミキシング等など処分してしまいました。全部あわせても5万円也の下取りでした。（苦笑）
音楽ソフトは暫らくCD主流だと思います。MDが意外に普及しませんね。一足飛びに音楽配信、ipodの時代に突入するのでしょうか？
それでは。
コメント有難うございます。
閑話ノート様は、リヒター盤で聴いていらっしゃるのですね。バッハのものでは、わたくしもリヒター盤はよく聴きましたが、個人的にはガーディナーの演奏が気に入っておりましたが、周りからは「どこがいいの？」と言われたものでございます。（苦笑）
アーノンクール以降は、ガーディナーファンも増えてきたように思われますが、時代考証を考えての演奏や古楽器演奏が多く聴かれるようになった今でも、名盤はやはり名盤だなあという感動を覚えますので、「古い」とは感じませんの。
それにしても、
＞先日、レコード・プレイヤー、真空管アンプを2台、テープ・デッキ、その他スピーカー、ミキシング等など処分してしまいました。
真空管アンプ・・・！
思わず、涎が！
ご処分だなんて、もっと早く情報を下さったなら、わたくしが引き取らせていただきましたのに！
閑話ノートさまもオーディオがお好きなのでございますね。（笑）
＞音楽ソフトは暫らくCD主流だと思います。MDが意外に普及しませんね。
でございますね。
おととし、実はＣＤからＭＤへのダヴィングをすべくＭＤを大量に購入したのですけれど、やめてしまいました。（笑）
そのため新たに購入したＭＤ＆ＣＤデッキはほとんど使われることなく娘に払い下げられてしまいました。（苦笑）
娘は中学時代、わたくしの所にあるＣＤをせっせとＭＤにダヴィングし、そのＭＤデッキを愛用し、外出時もＭＤウォークマンでございましたが、今度からipodにするそうでございます。
わたくしは、こうした時代の流れゆえに、隠居後にＬＰを再収集してレコードプレイヤーを新規購入、アンプも真空管に移行しようかなぁと考えておりました。そのためにも娘には是非公立の高校に合格してもらいたいなあと。（笑）