若いピアニスト、セルジオ・ティエンポのピアノを聴き、
昨夜、すっかり悪酔いしてしまった。
アルへリッチの好みのタイプだというのは、了解しつつも、
このショパンでは、悪酔いする。
一曲目のムソルグスキーの『展覧会の絵』は、若い野心を充たすのにぴったりだったのだろうか。甘いキータッチでねじ伏せるかのような力技、ピアニストのそんなアンビバレンツさを許容するほど、ムソルグスキーは甘くないのではないか。
そんなムソルグスキーを弾いた感性でショパンのノクターンを弾くのは悪趣味だ。ナルシシズムでショパンは弾いてもらいたくない。濁ってしまう。最後のラヴェルを聴くころには、わたくしはすっかり悪酔い・・・・
ワインを飲まずに聴きなおしてみたら違うだろうか。
深夜に目覚めたら、ラヴェルだけがいつまでも頭で鳴っていた。「夜のガスパール」って、こんなふうに弾くといいのかもしれないな。
セルジオ・ティエンポの笑顔が不敵に思われてきた。
ティエンポ氏の熱烈なファンで、ネット検索から貴ブログを訪問しました。
ティエンポ氏は個性的な演奏なので、好悪ははっきり
分かれるんでしょうね~。
(私などはすっかりハマッた口ですが…。)
最近、amazon.comやamazon.co.jpで時々ティエンポ氏のCDを見かけます。
ソロの『ロマンティック・リサイタル』やショパンのピアノコンチェルトが多いですね。
(ちなみにamazon.comが激安で、送料を支払っても
国内で買うより安いんですよ~。)
ところで、先ほどネット検索をしていましたら、ティエンポ氏のCD情報を見つけました。
何と、タワーレコードで『Tango Plus』を扱っているとのこと。↓↓↓
-------------------------------------------------
タイトル :Tango Plus: Piano Duo
/ Sergio Tiempo, Karin Lechner
オンライン価格: ¥1,040(税込)
輸入盤 CD
発売日: 2007/04/25
レーベル: Verdi Classics
組枚数: 1
規格品番: VDI6802
-------------------------------------------------しかも、激安です。
(オンライン価格がふたつあるのは???なのですが。)
この盤はソロではありませんが、姉のカリン・レヒナー嬢とのデュオ版で、知る人ぞ知るタンゴを中心にした名盤です。
(ラベルその他、クラシック曲も少々あり…。)
この機会に、ぜひご試聴お奨め致します。