雪が降る夜に無性にビリー・ホリディを
聴きたくなることがあります。
昨夜は、あの鬼気迫る晩年の、(といっても亡くなったのが44歳ですから、晩年といっても40歳からの)数年、彼女が亡くなった前年に歌った「レデイ・イン・サティン」を聴いて眠ったわたくし。
今夜はそれより数十年遡って、若い頃の彼女を聴いています。
ビリーの魂が身近に感じられてきます。
明日は久々に娘も休日で、
だから気持ちがリラックスしているせいかもしれません。
ビリーのCDはいくらあってもいいと思ってしまうくらい、
ビリー・ホリディというだけで、このオークションに参入してしまったわたくし。
写真のCDは、競争相手がいなかったので安価で落札できました。
1933年のベニー・グッドマンとのセッション、35年以降のテディ・ウィルソンとのセッションで録音されたもの、37年以降の彼女自身の名前をつけたセッションで録音したものなど、1950年までに録音されたものが年代順にまとめられたCD7枚組。
20歳になるかならないかの頃の、十代終わり頃の彼女の歌を聴いていると、
それから十数年もしないうちに、この伸びやかにスイングしている張りのある歌と声が、
あの、しゃがれてかすれてもはや出なくなった声で歌い続けた、諦念の際(きわ)での歌と声に至ったのかと思うと、何とも言えない沈鬱な気持ちになります。
けれど・・・・、
なぜかビリーの歌を聴くと心が休まるのを覚えるとき、
人生の只中にありながら、人生といつでもサヨナラできる思いになる。
ビリーの魂は、女性であるわたくしにとって極上の慰め。時折、そう思うわたくしながら、殿方でビリーの歌を聴いて心安らぐような方とはいまだに出会えない。
なぜかしら?
従妹の面接試験、うまくいったかしら・・・・。
昨夜は早々に爆睡したと思われてメールし損ねたけれど、今日、起きたら、眠っている間にキッチンが片付いていて、昼食と夕食の支度までしてありました。
従妹が来てやってくれたのだわ・・・
いつも有難う。
明日一緒にお茶するとき、おいしい珈琲を入れてるわね。
★http://www.maryjane-sue.com/imafooltowantyou.htm
ずっと、気になっていました。