終戦(敗戦)記念日とされる15日、テレビ各局の靖国報道番組を眺めて過ごしてしまった。正直、戦後61年経ってなお、この程度の報道番組しか組めないということこそ、検証してもらいたいものだわと思いつつ、それをいまのどの世代に任せられるのだろうと思ったら、心もとなくなってしまった。
何となくブログを開いたら、TBを頂戴していることに気づいた。
どなたのブログかしらと思い、伺ってみたら、バド・パウエルのピアノトリオの名盤とされるアルバムをご紹介の記事を書いていらっしゃる方だった。
わたくしは、ジャズ評論に関心がない。
だから、どのアルバムにどういった評価がなされているのかといったことは、
よく知らない。
出会ったときに心惹かれて聴くようになったアルバムは、いろいろと聴きまくっているうちにさらに好きになり、気がつけば、幾度かの転居やアルバム整理を経ても、そうしたアルバムは手元に残り、久々に聴いてもやはり愛聴し得るアルバムになっているから不思議。
この47年、53年セッションのピアノトリオのアルバムもそんな一枚。
バドが20代の頃の演奏。
かつて、友人は、この頃がバドの絶頂期だと言っていたけれど、わたくしは、
バドの晩年のパリセッションも愛聴している。
好きになるのに理由はあるのだろうけれど・・・・、
分析すれば、確かにこれが好きな理由だと提示できるかもしれないけれど、
わたくしの場合、バド・パウエルが好きだと思うとき、セロ二アス・モンクが好きになったときに理由が要らなかったように、そこに格別理由は必要ない。
10代に出会い好きになったものが、数十年経った今も、
ノスタルジアからではなく変わらずに好き、
と感じることをしみじみ幸せに思う。