翔殿の胡椒&故障少々blog

群馬大学医学部4年生:翔殿の、ゆるい、しょっぱい、スパイス生活が満載だゼ

宇宙から生物へ

2005-11-02 22:57:18 | Weblog
 日清カップヌードル、ノーボーダーシリーズ最新作、宇宙船編を見ました。なんか、ジーンときました。ノーボーダー、いい言葉です。

 宇宙、大好きです。なんてったって、夢があります、ロマンがあります。今でも A long time ago in agalaxy far far away...になにがあるかに思いを馳せ、携帯のストラップとクレジットカードに思いを託してます

 体が弱い幼稚園児の頃、夢はパイロットでした。空と宇宙に憧れました。しかし、卒園アルバムで将来の夢をパイロットではなく、『ガンダムのパイロット』と書いたあたりでネタまみれの人生を歩み始めてしまいましたw。

 子供の頃、自分は天才だと思ってました。アホ。だから、宇宙物理学者になるつもりでした(医者にもなるつもりでしたw)。アインシュタインとかシュレーディンガーに憧れました。しかし、俺は理科の天体で、地球の自転方向と星の回転方向と太陽の位置と月の関係がさっぱりわからず、夢はついえました。いまでもかなり怪しい…。

 中学で電気物理学に才能を示しましたが、力学につまづきやはり物理が苦手となりました。根本的に、物質は原子で構成されていることを習ったのに、『一様に滑らかな平面』というずるを用い摩擦を考えないで速度を考えたりするのが納得がいかなかったのです。そこを先生に質問してもはぐらかされて終わりでした。

 高校で、ついにまじめに疑問に答えてくれる先生方に出会いました。この頃、リチャード・ファインマン(ノーベル物理学賞受賞)の自伝が愛読書でした。本気で物理をやろうと決めました。しかし、中高一貫校に途中入学だったので物理の授業は、4月の時点で力学でサイン・コサイン・タンジェントが普通に授業で使われました。いや、当然まだ数学では習ってない。さらに電子工学でサインカーブの嵐の前に溺れました。こうして、物理学者への道は完全に閉ざされました…。

 この頃、やはりシュレーディンガーで『生命とは何か?』を読みました。シュレーディンガーは量子力学の父であり、20世紀最大の物理学者の1人です。しかし、晩年は自身の組み立てた量子力学に不満があり、物理学会でほされます。そのせいで生物学でも研究を行いました。この生命とは何か?は1944年に書かれ、俺の理解では、ほぼ完璧に遺伝の本質を記述しています。つまりDNAの性質について詳細な洞察を加えてます。ワトソン・クリックをはじめとして分子生物学をスタートさせた巨人たちの愛読書としてもよくこの本があげられます。

 で、この本を端緒としてDNAにはまりました。リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』とかも読みました。グールドの『ダーウィン以来』とかも愛読しました。これをふまえて高1夏に、レトロウイルスの逆転写酵素を用いた殺虫剤耐性植物、という30ページ弱の小論文を夏休みの宿題で友人と書き上げました。テーマは『金が儲かる論文』だったので『ハゲ薬の未来』という高校生が書く夢のない(ある?)他の友人の論文に負けましたがw。


 今、運動部会・幹部交代コンパを終え家に帰りビブツ始めました、レトロウィルスでついに飽きたのでウェブったら、SWエピソードⅢのDVD豪華特典に関する記事を読み、宇宙について書きたくなりました。

 
  これが俺の宇宙から生物への転換の物語です。


 なんで皆さんは今の夢に進んでいるんでいるんだろうな?などと思いを馳せつつ

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