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Linux(Fedora core 20)でRuby On Rails環境を構築でエラー(sqlite3_native,uglifier)!

2016年01月22日 | ブログ

Windows10で統合環境Aptana Studio 3.6.1を使い、Ruby On Rails開発を行おうと四苦八苦したが

結局、Linux(今回はFedora Core 20)環境で再度構築することにした。Windowsと違いLinuxならすんなり環境構築できる(はず!?)なので、まずはOSのインストールから始めた。

時の経つのは早いもので、ついこの間Fedora Core 20が最新だったのに、もう23に上がっていた。

しかし、ココは実績のある20で手短かに済ませるべく、インストールを始めた。プラットフォームは以下の通り。

【インストール環境】
PC本体 HP Pavilion TX1000(ノートPC)
CPU AMD Turion64 X2
メモリサイズ 2GB
HDD容量 80GB

Fedora Core 20のインストールでは、プラットフォームに合わせて、フルGUIからモバイル用まで選べるので適当に軽そうなものにしてみた。

ここまでは普通はトラブルことは少ない。今回も問題なし!

【OSアップグレードについて】

さてここで、ちょっと寄り道してOSのアップグレードに挑戦してみた。Fedora Core20は21へのアップグレードしか出来ないらしい。22や23へのアップグレードは無理らしい。

取りあえず、fedupコマンドをインストールし、実行してみた。

>yum install fedup

>fedup --network 21

しかし、途中で認証コードが無いとかでエラー。今回はここで止めた。

 

【Ruby On Railsのインストール】

このRailsのインストールは後で分かったことだが、兎に角トラブルだらけで面倒なものだった。Windows環境の方がマシだと思った。

何とか立ち上がった環境への道のりは以下の通り。

1)Rubyのインストール

 ネットの情報では、yumでruby,ruby-develをインストールすると記述しているものが多く見られるが、 この手順ではRailsのエラーを解決できなかった。今回上手く行った方法はrubyのソースコードからビルドして使う方法だ。

>wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/2.2/ruby-2.2.0.tar.gz

>tar xvzf ruby-2.2.0.tar.gz -C /usr/local/src

>cd /usr/local/src/ruby-2.2.0

ここで、rubyからzlibを使える様にする。

>cd /usr/local/src/ruby-2.2.0/ext/zlib

>ruby extconf.rb

>cd /usr/local/src/ruby-2.2.0

最後にrubyをmakeする。

>./configure

>make

>make install

以上でOSバージョンに適合したrubyのインストールが完了。

しかし、zlibが見つからないエラーが発生する場合がある。

その場合はzlibのサイトからパッケージをダウンロードし、インストールすることになる。 1)zlibのダウンロード zlibサイト URL:http://zlib.netより最新バージョンをゲットする。 ダウンロードしたファイルのサムチェックをする。  zlibサイトにはSHA-256のハッシュコードが記載されているが、  当然Fedoracore20にはSHAは入っていないので、インストールすることになる。

>sudo yum install sha

>sha256sum zlib-1.2.11.tar.gz

shasumが使えない様で悩んだが、結局sha256sumで結果が一致した。 2)zlibの解凍、インストール

>tar zxvf zlib-1.2.11.tar.gz -C /usr/local/src

>cd /usr/local/src/zlib-1.2.11/

>make clean

>./configure --shared --libdir=/lib

>make

>make install

2)sqlite3のインストール

  sqlite3のインストールでは、最初に既存のものを削除する。

>gem uninstall sqlite3

>gem uninstall sqlite-devel

>yum remove sqlite3

>yum install sqlite3

これでも場合によってはrails実行時にsqlite3_nativeが無いというエラーメッセージがでるかも。この辺りはいつの間にか解決してしまって原因不明だったりする。

3)railsのインストール

>yum install rails

ここは普通で問題なし。

しかし、場合によりactivesupportが無いエラーが発生することがある。 ruby-2.2.0とrails5の組み合わせがそれだ。この場合、railsをバージョン指定してインストールするとクリアできた。

>gem install -v 4.4.1 rails

4)統合環境Aptana Studio 3のインストール

Aptana Studio 3.6.1のインストールはWindowsと同じなので省略。

ここでは問題は起きなかった。


5) Railsプロジェクト作成

Aptana Studio 3を起動し、メニュー>新規>Rails Projectを実行し、プロジェクトを生成する。このときスケルトンで作成しておく。

注意点として、プロジェクトターミナルウインドウのカレントパスをプロジェクトフォルダに変更してから使用すること。そうでないとRailsコマンドでエラーとなる。

プロジェクト生成時にrails new .実行エラーとなった場合は、別途ターミナルソフトで実行すると上手く行く。

6)Rails動作確認

プロジェクト初期状態でRails サーバーを起動する。

>rails s

ここで、

"Could not find gem ' uglifier ・・・”が発生したら

>yum instal uglifier

を実行する。そして再びRailsサーバーを起動。

>rails s

しかし、また同じエラーが発生。実はこの原因がnodejsというモジュールが無いことだそうで、

>yum install nodejs

を実行した後、再度Railsを実行すると

>rails s =>成功

ココまで来るのに、3日間もかかってしまった。あまりにも色々なことを試したので

正確な手順を振り返るのは不可能!上記内容で再度上手く行くのか自信は無いが、役には立つと思う。

途中何度も諦めかけたが上手く行って良かった。Fedoraは兎に角はまるね・・・・


 

 

 

 



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