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アデレード生活

家のことや周りのことなど、生活の記録です。

音楽室

2008年12月07日 | リフォーム
2006年から趣味でパーカッションを始めたのですが、だんだん、近所に気兼ねしないで音を出せる音楽スタジオのような部屋が欲しいと思うようになりました。 幸い、第三期のリフォームの様々な部分をお願いしている施工者さんが音楽スタジオやステージ作りに詳しいので、数年に渡って相談にのってもらった結果、ベランダを音楽室に改造することにしました。



以前はキッチンから出ると、ベランダでした。 パティオと一体化していて、物置きや物干しに使われていたスペースでした。 






増築された部屋は8.4平方メートル(6畳弱)。 この部屋だけでなく、その奥にあるキッチンにも十分な採光がとれるように、大きいアルミサッシの窓をつけてもらいました。 音響と採光のジレンマに悩んだ結果、大きいサイズの厚めのサッシ、及び虫除けのセキュリティ・スクリーンに決定。 



この部屋にはできる限りの吸音装置をつけました。 壁に掛けた飾りは吸音ボードに布を掛けたもの。 その下には文庫本がぴったり納まるサイズの本棚を作って、もう読まない文庫本を並べ、レースのカーテンを掛けて、吸音装置にしました。




反対側の壁は一面に吸音ボードを貼ってあります。 窓を開けると音が外にもれるので、この部屋だけのためにエアコンもつけました。 居心地のいい音楽室になりました。





和室の床の間

2008年12月06日 | リフォーム
1993年(リフォーム第一期)にダイニング・ルームを和風に改装してもらいました。 和風というのは、床を上げてカーペットを貼って土足禁止の部屋にしました。 畳は手に入りにくい上、手入れも大変なので、座るスタイルに向くふかふかカーペットを選びました。 そして、掘りごたつ風の穴を開けて、特別注文した和風のテーブルを置き、椅子にかけるかのように座るダイニング・スタイルにしました。 今回のリフォームではキッチンのリフォームの延長で、キッチンからこのダイニング・ルームへの入り口があったのをふさいで、床の間を作ることでした。

リビングルームからの入り口は以前と同じです。




床の間の改装前です。 キッチンからダイニング・ルームへの入り口に縦長のガラスのドアがありました。 でも、このドアを開けることはありませんでした。



以前固定されたガラスのドアがあった場所をジブロックでふさぎ、床の間を作りました。 



床の間に向かって左側のコーナーには相変わらず暖簾がかかっています。



床の間の反対側の壁です。 和室全体の壁を塗りなおしてもらいました。 角に縦長のフロア・ライトを置きました。 照明器具屋を散々見て歩いて、最後に決めたのがこのライトです。 なんと日本製でした。




キッチン アフター

2008年12月05日 | リフォーム
改装後、リビングからキッチンに入る入り口に暖簾をかけました。 長かった入り口のカウンターは4分の1の短さになりました。 出入りのためのスペースは広くなりましたが、あの長いカウンターはとても便利だったので、ちょっと懐かしいです。



基調色が白に変わりました。 キャビネットは白。 タイルはクリーム色に茶色で模様が入ったもの。 キャビネットの取っ手はステンレスを選びました。



調理カウンターは前より若干小さくなりましたが、十分な大きさを保持しました。 欠けたりして壊れたら修復できるという人口大理石で、手入れが楽です。 



調理器を電気からガスに変え、換気扇も大きいものを取り付けました。 タイルが貼ってあった部分をグリーンのガラスに変え、コンテンポラリー・スタイルになりました。 オーブンと電子レンジを縦に並べ、使いやすくなりました。 オーブンはキッチン会社がサービスしてくれたもので、グリルが内臓されたタイプです。 


シンクも新しくなりました。 前と同じ二層式です。 蛇口は思考錯誤の結果現在のタイプのものに変え、ようやく使いやすくなりました。 浄水装置もつけ、細い蛇口から飲料水が出てきます。 窓枠を濃い紫のペンキで塗りました。 



ベンチ・トップの向こう側の壁だったところ一面にキャビネットを取り付けました。 収納場所が増えて、キッチンが全般的にすっきりしました。



照明器具をステンレスのものに変えました。 また、数を増やして、洗い場の上・調理カウンターの上・キャビネットの近くと3箇所につけて、どこで作業をしても、手元に影ができないように工夫しました。



キッチン ビフォー

2008年12月04日 | リフォーム
キッチンはリビング・ルームに隣接しています。 オープン・プランに近いフロア・プランで、入り口が大きいです。 リビングからの入り口に長いカウンターがあって、小物を置いたり、食事やパーティーに人を招待したときグラスを置いたりして便利に使っていました。 のれんがかかっている方は浴室の入り口で、そのドアの近くまでカウンターが伸びていました。 



改装前のキッチンの基本色は茶色でした。 床は茶色いタイル。 キャビネットと窓枠は木。 調理カウンターは白でした。



調理台は電気。 白とスカイ・ブルーのタイルが70年代っぽい感じでした。 換気扇は天井に小さいものがついているだけでした。



オーブンは大きいし、置き場所もよく、便利に使っていました。 下にグリルが付いていて、焼くときにふたを開けておくタイプのものでした。 



調理カウンターは広くて本当に便利でした。 実は、この家を買うことに決めた第1の理由がこの大きいベンチ・トップでした。 



ベンチ・トップの向こう側は白い壁でした。 本棚と机が置いてありましたが、ごちゃごちゃとした物置になっていました。



シンクはステンレスの2層式で、蛇口は一本。 その右と左にお湯栓と水栓がありました。



客用洗面所

2008年12月03日 | リフォーム
裏庭に面したベランダにはホット・ウォーター・タンクが置いてあり、その周りは庭で使ういろいろなものがごちゃごちゃと置いてありました。 



このオープン・スペースに客用洗面所を作ることにしました。 便器だけが置いてある小さいトイレではなく、洗面台も取り付け、将来必要になったら小さいシャワー・ユニットも設置できる位の大きさの部屋にすることにしました。 



小さいサッシの窓とドアがある部屋が新しくできた客用お手洗いです。 4平方メートル(2.5畳)の洗面所になりました。 ホット・ウォーター・タンクがガレージの入り口に移動してきました。 



床をコンクリートではなく日本風に木で作り、その上にタイルを敷きました。 でも、床がきしむせいか、時間がたつにつれてタイル目地がはがれてきたので、後でフローリングに変えることにしました。



床がフローリングになったトイレ。



カウンターも鏡もデザインを浴室と揃えました。 ちょっとスペースにゆとりのある洗面所になりました。 お客様にゆったりした気分で使っていただけたら嬉しいです。




浴室 アフター

2008年12月02日 | リフォーム
改装後の浴室です。 床のタイルを張り替え、壁のペンキも塗りなおしてもらいました。 裏庭に面していた窓は塗りつぶして、壁になりました。 また、シャワー室を無くし、浴槽の中でシャワーを浴びるホテル・スタイルになりました。



浴槽をジャグジーに変えました。 以前より広くて深いです。 足裏や背中の水流マッサージに癒されてます。



洗面台を2.6メートルと長くし、大きい鏡もつけました。 鏡の横に化粧用ライトとヘア・ドライヤー用のコンセントもつけ、いろいろ便利になりました。



新しいトイレは改装前と同じ場所にありますが、タンクが見えるスタイルにしました。 実はウォッシュレットを取り付けたくてこのスタイルに変え、近くに電気のコンセントも増設してもらったのですが、実はオーストラリアではウォッシュレットが未だに普及していません。 だから、結局家でも職場でも携帯ウォッシュレットを使っています。 うちにウォッシュレットが付くのはいつになることやら。



ヒート・ラックがトイレの上方に移動してきました。 浴槽から出てすぐ暖かいバスタオルに手が届くので便利です。 そして、その上にある窓がサッシになりました。 



シャワー室があったところから入り口までキャビネットを作ってもらいました。 床から天井までの大きいものです。 洗濯機、タオル棚、洗面・化粧用品棚などが全部隠れて、すっきりしました。




浴室 ビフォー

2008年12月01日 | リフォーム
浴室は6平方メートル(約3.7畳)ほどの小さい部屋です。 




突き当たりに裏庭に面した窓があり、その手前に浴槽がありました。



浴槽のそばにシャワー室があったので、体を洗うときはシャワー室、お風呂に入ってリラックスするのは浴槽でというスタイルでした。



床と壁の下方は茶色いタイルでした。





洗面台は小さく、あまり物を置くスペースがありませんでした。 また、鏡が高い位置にあったので、顔しかうつらず、大きい鏡が欲しいなあと思っていました。



トイレは浴槽とシャワー室の間にあり、タンクが壁に内臓されたタンクレス・スタイルでした。 でも、これではウォッシュレットがつけられない…。



シャワー室の横に洗濯機を置くスペースがありました。 洗濯機の上にヒート・ラックを取り付けていました。



改造の最中。 浴槽、シャワー室、洗面台などを取り去った後の光景です。 トイレがひとつしかないので、便器はぎりぎり最後まで残しておいてもらいました。 改装期間中、お風呂は我慢。 スイミング・プールへ泳ぎにいって、シャワーを浴びていました。







リフォームについての記録を始めます。

2008年11月30日 | リフォーム
私が現在住んでいる家が建てられたのは1850年頃だそうです。 アデレードに教会や大邸宅が建ち始めた19世紀に、開発に従事する労働者用の家として建てられたコテッジの中の一軒です。 その歴史的価値ゆえ、アデレード市の文化財(Heritage)に指定されています。 

私がこの家を購入したのは1990年。 100軒以上のオープン・インスペクションに出かけて、様々な郊外の様々な家を見た後で決めた物件ですが、実は購入当事は建物の内装、外装、表庭、裏庭などほとんど全てにおいて私の理想とはほど遠い状態でした。 販売に当たっていた不動産屋に「アデレードで好きな家がなかなか見つからない」とこぼしたら、「気に入る家はあるよ、2倍3倍のお金が出せるならね」と返されてしまいました。 でも、残念ながら無い袖は振れません。 それで、この家を買おう、そして、少しずつ貯金してリフォームしていこうと決め、以来いろいろと手を加えてきました。

この家屋のリフォーム暦は3期に分けることができます。 第一期は1990年から1998年。 この時期には基本的な住環境を整えました。 冷暖房を完備し、屋根を直し、庭を直し、居間の床をカーペットからフローリングにし、ダイニング・ルームを和風に改装しました。 また、2階に主寝室と子供部屋が2部屋あったのですが、子供部屋を一部屋に変え、大きいワードローブもつけ、こちらを主寝室にして、かつての主寝室は書斎として使うようになりました。 ちょっと住みやすくなりました。 第二期は2001年から2002年。 隣にタウンハウスが建つために駐車場の移動をやむなくされ、裏庭をガレージ兼パティオに改装しました。 セキュリティを考慮してロック・アップ・ガレージにしたので、カウンシルの許可が必要な増築となりました。 自動のロール・シャッターのおかげで出入りが楽になり、車からキッチンまで雨に濡れずに移動できるようになったというメリットは大きいです。 第三期は2005年から現在まで。 4年に渡って、内装のリフォームとパティオ部分に増築を行いました。 この第三期の増改築はデジタルカメラで記録することができました。 それで、この第三期の増改築のビフォー&アフターを「リフォーム」のカテゴリーに記録していきたいと思います。