電車待ちの駅のホーム。
電車に乗り込む寸前に私の前に立つ男性のコートのポケットからマスクが落ちたのです。
そのマスクは昨日着用したものがポケットに残っていたのか、本日用の予備なのか分かりませんが、落としたことに気づかない男性のために拾ってあげようと屈んで手を伸ばしかけたところで、私は固まってしまいました。
それは、昨日着用したものならヤバいかもしれないからです。
ウイルスが付着している可能性は当然あるわけですし、加えて単純に不衛生という理由です。オッさんのマスクですから。
飛沫より飛沫の塊のマスクは世の中で一番危険な兵器かもしれまえん。とはいえ、拾って差し上げるのが人情というものです。
浜辺美波のマスクなら率先して拾ってさしあげるどころか、気付かれずに黙って持ち去ってしまいます。
持ち帰るどころか、ジムに持っていきジョビに売りつけることもできるわけです。
さて、ではオッさんのマスクはどこを摘まめばいいのか、瞬時に色々な場所が頭を巡ります。
そして結局、耳にひっかける紐?(ベルト?)のところを摘まんで男性に渡しました。
乗車して座席を得てから指先を入念に消毒したわけですが、なんだかこのような状況は人を疑心暗鬼に陥れ、しょうがないこととはいえ、そういう心持ちとなった自分もちょっと嫌な奴だなと反省したりしてね。
せめて、自分もマスクを落とさないように、拾ってくれようとする方に嫌な思いをさせないように気をつけよう。
写真は本編と全く関係のない横浜町田線沿道。土曜日に湘南台まで往復ロードワーク。約20キロ。膝痛し!