marshalのつぶやき

marshalの日々の出来事や趣味のマラソン・登山の事など色々つぶやいています。

高妻山の続き

2011年10月12日 06時33分59秒 | Weblog
魚津の先輩が100名山を達成するということで、僕ら仲間内が応援に総勢12名で繰り出した。遅刻者が出る中、大幅に遅れることもなく無事に緻密な予定表どおりにことが進んでいくが・・・・。

キャンプ場があり、美味いそばがあり、この戸隠連峰は別の意味でもまた来てみたい所でもある。カラフルなテントの数々を見ているだけで何だかワクワクしてくる。昔は、会社で毎年キャンプをしていたものだが、いつの間にか消えていった。

一不動を超えて稜線上をひたすら歩く!九州の人で、歌をうたいだす面白く明るいおじ様やおば様たちと出合った。ゆっくりと僕らよりもゆっくりと休みながらの登山である。僕ら北陸の人たちはいい山がたくさんあるので羨ましいといっていた。

この山は本当に人気があり、超ごった返しているのですよ。次から次へと人がたくさん上がり、僕らは50人以上の方々に追い越されていくのでした。いつもなら追い越すほうなのにね!二番目の看板が見えて三番目を通り越して、四番が過ぎて要約五地蔵に到着になります。

お疲れー、やっと休憩に入ります。ちょっと手前に五地蔵の展望台がありますが、そこからの眺望はもう最高でもの凄く綺麗でした。今まで見えなかった溜池も光輝いています。うーむ、こんな下界では見られない景色があるのですよねー。行った人しか分からない。

ここでは、早速軽く食事をする人、果物をみんなに配る人、チョコレートを配る人に色々な食物をたくさん持ってきて、みんなで食べるのが好きな人が実に多いのですよね。それが登山の楽しみの一つでもあるのですがね。

先は長い、まだまだ下りや上りが続き苦しく長い戦いが続くのです。休憩は4分もあっただろうか、あっという間にリーダーが「ザックを担いで」と号令が出た。女性が先頭で、相変わらずゆっくりのマイペースです。と思ったら、今度は今までよりも早く歩き出しました。

そうなんです、高齢の女性が一人リタイアしたのです。足も腰も痛くてもう駄目!と宣言をしたのでした。その方は一不動の避難小屋までゆっくりと休み休みしながら下ってもらい、僕らが下山するまで延々と待ち続けるとのことでした。

まー、大勢いればこんなこともあるでしょう。下ってのぼり、そんな連続で高妻山が見えてきました。一寸感動の一瞬でしょうか?戸隠富士に相応しく、威風堂々として見えました。しかもかなりの急登じゃないですか?これは頂上の手前が大変だー。

そんな訳で、頂上の近くに来ると帰る人たちの集団で一杯でした。狭い登山道は、端っこに寄ってもらい僕らが上がるのを待ちます。でも、こちらの一行は多いので随分待たされてしまいます。一寸かわいそうな雰囲気で、むっとしている人もたまにいます。

ある人は、これだけ多ければ二班に分けて行動すればこんなに待たなくてもいいのに・・・などと愚痴をこぼします。またある人は、ご苦労様頂上まであと一息だから頑張ってね。とねぎらいの言葉をくださる人も多々あります。

登山って人柄が出ますよね。それにしても、最後の急登がキツイ、辛すぎる!試練だ、足が上がらないと思うほどしんどいが、目の前に頂上があるから頑張るしかない。もう少し、あと一寸などと声を掛け合いながら中々着かないのがなお更辛いのでした。

でも、最後の十の看板が見えてきたときには嬉しくて思わず写真を撮りました。頂上は人が一杯いまして昼食をとる人たちで賑わっていました。僕らは、とりあえずみんなが来るまで待ち、そして記念写真を撮りまくったのでした。

横断幕まで用意してあり、ある女性は花束を用意してきてあり、奥様にプレゼントしていました。これが一番嬉しいと女性らしい感謝の言葉も出てきて、もう最高潮に達したのです。

周りのみんなも吃驚して、バンザイ万歳ばんばんざーい!とこだまはしなかったのですが、そんな気がしたのは僕だけではないでしょう。夫婦で100名山を達成!!誠におめでとうございました。

その主役が、全員の分のビールを持参していて、しかも保冷庫に入っていたので、快晴で汗をかいていた僕らの喉に凄く気持ちよく入っていくのでした。僕は思わずまだないのか?と云うと、あるじゃないですか。しかも女性陣が、私もう飲めないから飲んで!と云うので、断る理由もなく缶ビールを3杯も飲んだのでした。

おまけに、リーダーが赤ワインもあるから乾杯しようと、全員に継ぎにまわったのです。これがまた美味く、おかわりをする女性もいました。僕も赤ワインのフルボトルを持参していたのですが、コンビニの安物だからあまりお勧めできませんでした。

とにかく登山に来たのか、宴会に来たのか訳がわからなくなるほど美味いひとときが続くのでした。お陰さまで下山する時間が少なくなり、急いで帰るのでした。頂上まで五時間かかりました。こりゃー日が暮れるのじゃないかと思ったのは僕だけでしょうか。

酔っ払っての登山は足にくるので、倍以上疲れますがそこは我慢で踏ん張ります。いつの間にか一行は二班に分かれてしまいました。急ぐもの、そうでない人、僕は後者でした。まーここまで来れば慌てることもない。

下山も景色を堪能しながらゆっくりと進みます。そして一不動まで来ると避難小屋におば様が待っていました。およそ4.5時間は待ち続けたでしょう。意外と元気良く明るかったので安心しました。

ここからが大変でまた鎖場と、沢下りが続き渋滞になるのでした。下山のほうが難しく怖いのです。だから、みんな女性陣は慎重になり後ろが混雑で大変なのでした。仲間内はいいのですが、次から次へとお客さんが来るので一寸顰蹙でした。

単独の方には、先にどうぞ!と行かせるのですが、どんどん来ますので切りがないから待たせます。リーダーも大変だが、待つ人も大変、でも何とか下山しないと日が暮れる。難所をいくつか切り抜けることが出来ましたが、今度は沢を何回も横断しながら歩を進めますが、月が出てきています。

回りも薄暗くなり、僕ら一行は焦りますが、みんなで下れば怖くない!なんて悠長なことは云ってられません。時間は五時半を過ぎていますのでもうだめです。みんなでライトをつけての歩行になります。

電池が切れていた人もいましたが、僕は剣岳で同じことをしてたのでしっかり新しい電池を買っておいたので、僕のライトが一番明るかったのでした。しかし暗闇を歩くことになるとは思いもしなかったのでした。

まーこれもいい経験だと思いましたが、道が分からなくなりあっちに行き、違っているようで戻ってきて、右往左往しながらの下山になるのでした。先の連中も僕らを待つことさえ出来なかったのでしょう。余裕がないのでしょうね。

すったもんだしながら要約牧場の灯りが見えたのですが、これが中々遠いのですよね。
牛の鳴き声がいきなりしたのでみんな吃驚、暗闇の中に牛が草を食べていました。そんなこんなもみんないい思い出になり、今回の高妻山で教訓をたくさん覚えました。

下山したのが、6時半ごろでしたので往復11時間も歩き続けたのです。うーむ、団体行動はこんなものかなーと反省しながら、今度は一人で単独したいなーと・・・・そんな人もたくさんいたのですよ。

主役が有難うと、僕ら一行に記念バッジを購入してくださいました。そして、さらに戸隠蕎麦を全員に振舞ってくださったのです。しかも、今から蕎麦うちをするので30分待ってくださいと。(^^)

いやー、帰りは疲れてぐっすりでしたが、運転をしていた慎ちゃんには感謝いたします。次回も懲りずに一緒に行きましょうね。まだ35歳なのに子ども三人も育てて苦労しているのか、登山が本当に楽しくてしかたがないとのことでした。

それでは、11月の「100名山達成記念祝賀会」を楽しみにしております。いやー、美味い手打ち蕎麦だった。




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