goo blog サービス終了のお知らせ 

筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻14-3537  馬(うま)

2024年10月31日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、馬(うま)を詠んだ歌です。

馬を詠んだ歌はかなりあります。万葉歌では、馬、駒(こま)、
赤駒、黒駒、
黒馬、青馬
などと詠まれています。

万葉集/巻14-3537  作者/不明 

(くへ)越しに 麦(むぎ)(は)小馬(こうま)の はつはつに
       相(あい)見し子らし あやに愛(かな)しも


【意味】柵(さく)の外から仔馬が麦を やっとの思いで食うように
    ようやく逢瀬のかなった娘が なんとも言えずいとおしい

 ※「子馬」作者(男)の比喩。
 ※「はつはつに」わずかに。
 ※「相見る」男女が関係を結ぶ。
 ※「児ら」女性を親しんで呼ぶ語。
 ※「あやに」なんとも言いようがなく。驚くほど。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。


※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆季節の山野草/ヤマラッキョウ(山辣韮) 10月

2024年10月29日 | 15.季節の山野草

「こんにちわ」

ブログ読者の皆様は、お元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。

さて、今日は、「山野草」を写真でアップします。
季節の山野草で癒されませんか。元気が出ますよ。

今日も楽しくお過ごし下さい。

ヤマラッキョウ(山辣韮)
ヒガンバナ科 花期/9月~10月


※写真は、「ヤマラッキョウ(山辣韮)」/無料(フリー)写真素材を使用


【一口メモ】
ヤマラッキョウは、本州の福島県以南~沖縄の湿原や草原に広く分布します。ヒガンバナ科ネギ属の多年草の多年草で、晩秋にネギ坊主のような花を咲かせます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先週の運動(フィットネスジム and ウォーキング 等)10/28

2024年10月28日 | 01.自然(草花等)

先週の運動(フィットネスジム and ウォーキング 等)

目標 ❶早歩き、週合計60分以上❷一日の歩数/5,000歩以上

早歩きを含めたウオーキング(散歩)は、健康増進ウォーキング 。
『早足で 歩いて老いを 遠ざける』
頑張っていますよ。


先週、出合った福岡の「季節の花」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●『源氏物語』28帖 野分(のわき) 夕霧、義母・紫の上に心を奪われる

2024年10月27日 | xx源氏物語

『源氏物語』28帖 野分(のわき)
夕霧、義母・紫の上に心を奪われる
光源氏36歳秋 太政大臣時代
夕霧15歳/紫の上28歳/玉鬘22歳

[夕霧、紫の上をかいま見る]
8月、野分(台風)が例年よりも激しく吹いた。


野分」(のわき)は、台風の古い呼び名。

※写真は、「台風での倒木被害」/無料(フリー)写真素材を使用



夕霧は風の見舞いに六条院を訪れます。風によって開け放たれた隙間から紫の上の御姿を垣間見て、樺桜(山桜)が咲き乱れるように華やかで美しい……と心打たれます。

山桜(やまぎくら)~バラ科の落葉高木。
           4月頃に薄いピンクの花を咲かします。
※写真は、「山桜」/福岡で私が写したものです。


夕霧は、光源氏が息子の自分を六条院に住まわせないのは紫の上に近づけないためだろうと感じました。
光源氏夕霧の魂の抜けたような様子から、直感的に紫上の姿を見たのだと見抜く。

[台風の見舞い]
翌朝、夕霧は六条院の花散里秋好中宮とを見舞い、光源氏明石の君玉鬘とを見舞った。
夕霧は御簾の隙間から光源氏玉鬘の親子以上の様子を見てしまう。
夕霧はまたしても玉鬘の美しさに心奪われる。

夕霧が三条宮に帰ると、祖母大宮が雲井雁に会いたいと内大臣に迫っていた。


【源氏物語28帖に出てくる主な登場人物】

光源氏(ひかるげんじ)
第一部、第二部の物語の主人公。亡き母にそっくりと言われている藤壺の中宮恋をしてしまう。
その後も亡き母・桐壺更衣の面影を求め、様々な恋愛遍歴をたどる。
紫の上も、女三の宮藤壺の姪である。光源氏は藤壺中宮の血縁者に強く心を惹かれる人生だった。

紫の上(むらさきのうえ
幼い頃は、「若紫(わかむらさき)」と呼ばれる。
藤壺中宮の姪であり、顔がよく似ている。光源氏が生涯で最も愛した女性。光源氏は、紫の上が幼い頃に自宅にひきとり、育てて結婚した。
正妻ではないが、正妻格として周囲から扱われている。子はできないが、光源氏と明石の君の娘明石の姫君を養育する。

玉鬘(たまかずら)
頭中将と夕霧の娘。光源氏の養女となる。
源氏が放った蛍の光により、蛍兵部卿宮が玉鬘の姿を見るシーンがある。
光源氏も玉鬘を恋慕するが、最終的には強引な形で髭黒大将の妻となる。

夕霧(ゆうぎり)
光源氏と葵の上の息子。
イケメンだが、真面目で恋愛下手である。雲居の雁と妾の藤典侍だけしか
妻がいなかったが、柏木の没後、未亡人の落葉の宮に惹かれ、妻とする。


今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」(2024年)を解りやすく視聴見るために平安時代の勉強を兼ねて『源氏物語』のブログを書いています。『源氏物語』には、物語に欠かせない要素のひとつとして多くの「植物」が登場します。これなどを切り口に『源氏物語の花』『源氏物語の風景』をブログで表現できたらと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧野植物 キンモクセイ 10月 2024年

2024年10月26日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「キンモクセイ(金木犀)

Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino f. aurantiacus (Makino) P. S. Green

キンモクセイ(金木犀)は、中国南部原産で日本には江戸時代に渡来。モクセイの変種。樹高3~6mの常緑小高木樹。
[モクセイ科] 花期10月


※写真は、「キンモクセイ」/無料(フリー)写真素材を使用。 


牧野 富太郎博士は、日本の植物学者。高知県高岡郡佐川町出身。位階は従三位。 「日本の植物学の父」の呼び名で一般に広く知られています。多数の新種を発見し、命名も行った近代植物分類学の権威です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする